『Halo』シリーズの開発を手がける343 INDUSTRIESは10月7日、「新たな夜明け(A New Dawn)」と銘打った一連のリリースおよび映像を公開した。スタジオを「Halo Studios」に改称し、開発体制を刷新。現在は複数のシリーズ新作を開発しており、そのゲームエンジンとして新たに「Unreal Engine 5」を用いていることも明かした。
『HALO』シリーズ開発スタジオが改称&体制刷新
2001年の第一作『Halo: Combat Evolved』から、2021年の『Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)』に至るまで、宇宙に進出した人類の物語をゲームとして描き続けてきたHaloシリーズ。2024年10月から「新章」へと突入する。
この発表は、米国ワシントン州シアトルで開催された世界大会「2024 Halo World Championship」の最終日、グランドファイナルの直前に行われた。大会では米国のSpacestation Gamingが、同国のOpTic Gamingを4-3(BO7)で下してチャンピオンに戴冠した。
Unreal Engine 5に移行&体制を刷新
動画ではまずHaloシリーズの現在地を確認。Bungieが携わっていた時期を「第1章」、343 INDUSTRIESの時期を「第2章」と位置づけ、今が「Halo Studios」による開発体制の新章であるとしている。
しかし名称を変えただけでない。ゲーム開発の「レシピ」をも変更した。これまでの自社製Slipspace EngineからUnreal Engine 5に移行した背景については、Xboxブログの中でスタジオCOOのElizabeth van Wyck氏が説明している。
343 INDUSTRIESはHaloという人気シリーズを手がけるうえで、新作のリリースに時間がかかりすぎていることを以前からファンに指摘されていたという。スタジオ側もそれを認識しており、「これまでのHaloのゲームの作り方は、私たちが将来的に望むゲームの作り方には必ずしも適していませんでした」と告白。ゲーム作りをどう進めるかをチーム内で話し合ったという。
Unreal Engine 5で描かれる新しい世界
動画では、Unreal Engine 5で製作されたHalo世界のデモ映像が紹介されている。これは「Project Foundry(プロジェクト・ファウンドリ)」という、新エンジンでHaloを開発するうえでスタッフらが行った研究と考察の成果だ。
主要なロケーションの1つである北米・太平洋岸北西部の美しい山間。フォアランナーのビームエミッターがそびえ立つ「コールドランズ」という雪の高原。フラッドによる寄生にまみれたおぞましいブライトランズ。そして、最新エンジンによって描き出されたマスターチーフの勇姿や、精緻に描画されたM6Dハンドガンがそこに見られる。
複数のHalo新作を制作中
現在は「新章の初期段階にある」としており、複数の開発計画が進行中。新エンジンのおかげで、複数のゲームを複数のチームで同時に開発することさえ可能になった。開発と並行し、新たなスタッフも募集している。
Halo Studiosは新世代のHaloに携わるスタジオとして、「希望とヒロイズムの物語、エイリアンワールドと、そこにある不可思議な事物や謎。そして何より、友人や家族とともに組んだファイアチームでの忘れられない体験」を提供していくとのこと。いずれ見られるであろう、Haloシリーズ最新作の発表に注目しよう。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Halo Official
コメント
コメント一覧 (3件)
InfiniteでHALOデビューしたらガッカリした
無料だったHALOやったけど大して面白くなかったんだよな、Infiniteだっけ?
HALO既プ勢としてはどうなの、HALOってあんなもんなの?
INFINITEの時のゲームエンジンデモもほぼ完全に詐欺だったし、実機のゲーム画面出てくるまでは何も期待しない
というかSlipspace EngineってINFINITEのために開発したんじゃなかった?切り捨てるのはやすぎだろ