PRO X SUPERLIGHT 2 DEX の良い点 9つ
1. 耐久性と応答性に優れた“いいとこ取り”スイッチ
「LIGHTFORCEハイブリットスイッチ」は、機械式スイッチの堅牢性とクリック感の良さ + 光学式スイッチの高速応答性をいいとこ取りしたLogicool G独自の次世代ハイブリッドスイッチだ。
クリック感は適度な硬さがあり、跳ね返りも速く連打しやすい。左右非対称デザインでは「スイッチ押下の力加減」を均等にするのが至難の業だが、DEXでは完全に統一。お見事と言わざるを得ない。
慣れないうちはメインボタンが硬く感じるかもだけど、使い込むほど質の高さを実感できるよ
2. 人類の限界に挑戦する先進センサー
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXの搭載センサー「HERO2」は、超人対応のモンスタースペック。
高いほど遅延が減る「ポーリングレート」は最大8000Hz対応となり、トラッキングスピードは888IPSの超高精度。時速80kmで走る車からマウスを床に滑らせても正確にトラッキング可能だ。
最大加速度は88G。ジェット戦闘機が急旋回する際にパイロットにかかるGは約9Gだというから、そのモンスターっぷりがよく分かる。
ちなみに「PRO X SUPERLIGHT 2」も、最新アップデートで同等のスペックに進化するぞ
3. 人間工学に基づいた本当に疲れない新デザイン
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXは、ロジクールの研究開発チームが人間工学に基づく研究や実証テストを重ねて作り上げた、真の左右非対称「エルゴノミクス」デザイン。
手首から指先までの骨格の流れに沿った滑らかな曲面設計により、右手の自然な握りにフィットして長時間の使用でも人体への負担が少なく、疲れにくい。本当に。
全長125.8mmのサイズは、親指から小指まで各指の接地ポイントを綿密に設計。かぶせ持ちやつかみ持ちなど、多様な持ち方に対応。
「人間工学に基づいて~」はよく見るフレーズだけど、これは正真正銘のちゃんと研究したエルゴノミクスだと感じた!
4. サイドボタンが安定して押しやすい!
筆者が気に入った点は、「サイドボタン」が標準的なマウスよりも大きめで押しやすい点。
マウスに手を添えた際、自然と親指がサイドボタンの中心に来るためアクセスしやすく、押下時の力がマウス操作に影響しにくい設計になっている。
サイドボタンを多用するゲーマーなら、DEXを試せばその使いやすさに感動すること間違いなしだ。
ブレないから、サイドボタンでのグレネードも正確に狙いやすい!
5. がっちりホールドできるグリップ感
表面はPRO X SUPERLIGHT 2と同じサラサラとした手触りながら、手が湿るほど滑りにくく、手とマウスの間に空間がほぼなく密着している。
うれしいことに専用グリップステッカーが付属しているので、これを貼ることで激しい動きでも更にしっかりとホールドできる。
6. 左右対称のマウスソールと互換性アリ!
PRO X DEXは、フラグシップの左右対称マウス「PRO X SUPERLIGHT 2」と同じマウスソール形状を採用。実際に重ねたらピッタリマッチ。
既にさまざまなメーカーから販売されている形状のため、互換性があるのは非常にありがたい。半径6.6mmの丸型ソールであれば、ソールガイド内にきれいに収まることも確認済み!
ガラス製マウスパッドユーザーにとって重要なソールの消耗対策や、ソール素材にこだわるゲーマーも安心だ
7. 8000Hzで無限に遊べるPOWERPLAY対応
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXは、ワイヤレス充電システムの「POWERPLAY」に対応。専用のマウスパッド上にマウスを置いているだけで、自動で充電してくれる便利ガジェットだ。
驚くべきことに、バッテリー消耗が激しい8000Hzの状態でも、充電を気にせずゲームをプレイ可能! 最強設定を無線で維持できるゲーム環境はLogicool Gだけだ。
POWERPLAY側の価値も向上! 発売は2017年なのでそろそろ新型に期待したい
8. 専用アプリ「G HUB」で自身の環境を最適化
専用アプリ「Logicool G HUB」では、センサー設定と割り当て機能を自由に調整できる。
使い方によっては、マウスにキーボード操作を割り当てることも可能で、自身のプレイスタイルを最適化するカスタマイズも可能となっている。
9. 充実のサポート体制と高い入手性
PRO X SUPERLIGHT 2 DEXは購入日から2年間の長期保証が適用。手厚い対応はユーザーにとって安心の要素だ。
「試したい製品が近所にない」とたまに聞くが、Logicool G製品は全国の家電量販店まで広く展開されているため、実機で試すことができるのも大きな利点だ。
PRO X SUPERLIGHT 2 DEX の気になる点 2つ
1. 60gは微妙に重い?
新デバイスメーカーの参戦で市場が激化したことで、60g以下の軽量マウスが増加中。60gでも充分軽いのだが、「軽!」と称賛された時代は過ぎてしまった。
軽量化がもたらす恩恵は明確で、軽いほどプレイヤーの反射とマウスの動きの遅延を抑えることできる。簡単に動きすぎるのも問題だが、慣れさえすれば明確なアドバンテージとなる。
ただし89gで「軽量」をうたっている有名メーカーもあり、決して重いわけでもない。
2. ホイールとメインボタンのスイッチ感の差
これは好みの問題かもしれないが、メインボタンとホイールの押し心地が違う点に違和感を覚える。
LIGHTFORCEスイッチが「パキパキ」としたクリック感に対し、マウスホイールは「コトコト」と非常に静かなスイッチで、必要な力加減もホイールの方が体感で1.5倍ほど硬い。
レビュー中、ホイールを押すと同時に回してしまうミスが何度かあったので、最初は慣れが必要かもしれない。
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