Microsoftが手がけるXboxおよびPCゲームの最新情報が、1月24日の「Developer_Direct」にて公開された。
id Softwareが開発中のシングルプレイヤーFPS『DOOM: The Dark Ages(ドゥーム ザ ダーク エイジ)』でも、スタッフの解説つきで最新の4Kゲームプレイ映像を公開。気になる発売日は、現地時間5月15日であることが発表された。
対応プラットフォームはX box Series X|S、PC、PlayStation 5で、Xbox Game Passでも初日プレイ可能。
『DOOM: The Dark Ages』5月15日リリース
『DOOM: The Dark Ages』は、2016年版『DOOM』と『DOOM Eternal』の前日譚にあたる作品だ。DOOMシリーズの伝統的なシューター体験を受け継ぎつつ、新たな試みにも挑戦する。ストーリー要素もあるが、過去作をプレイしていなくても純粋にゲームとして楽しめるようになっている。
6月にトレーラーが初公開された際も、中世風ファンタジーな世界に、巨大ロボットやドラゴンまで出てくる大胆さでファンを驚愕させていた。
1月24日の「Developer_Direct」では、前回トレーラーで確認できたものを中心に、『DOOM: The Dark Ages』のシステムやギミックについて、開発スタッフがさらに具体的な解説を添えている。
『DOOM: The Dark Ages』新システム紹介
『DOOM: The Dark Ages』では、主人公は「ドゥームスレイヤー」となり、強大な力を振るって悪魔の軍勢と戦いを繰り広げる。これは初代『DOOM』からの伝統だ。今回は中世ファンタジーな雰囲気で描かれる。
開発スタッフは、『DOOM Eternal』のときの跳び回るアクションを「戦闘機」にたとえている。一方で今回の『DOOM: The Dark Ages』の操作感はむしろシリーズ初期作の方に近く、「戦車」のように戦うことになるという。
スレイヤーは主に、大地をしっかりと踏み歩くように移動する。しかしスピード感があり、左右にも滑らかにスライド可能。もちろんジャンプもできる。
シールド ソーと近接武器のコンボ技
注目の1つは「シールド ソー」。これは攻防ともに使える新装備だ。攻撃をブロックしたり、投げつけてダメージを与えたりするだけでなく、敵の強打の「受け流し(パリィ)」や、飛来物の「跳ね返し」ができる。
しかし操作は複雑ではなく、1つのボタンで完結するようになっているという。
さらに近接武器も組み合わせて戦う。映像では、トゲ鉄球を振り回すフレイル、電撃で殴りつけるエレクトリック ガントレット、さらにスパイクメイスという3種の近接武器が紹介された。それぞれにコンボや、アップグレード機能が備わっている。
もちろん『DOOM』といえば、銃器で悪魔を撃ちまくるゲームでもある。『DOOM: The Dark Ages』でもパワフルな銃器が多数登場。ダブルバレルショットガン、エネルギー ガン、マシンガン、スパイクを打ち込む単発銃など、重厚な兵器の数々が紹介されていた。
新たな難易度設定システム
DOOMは敵をなぎ倒して先に進んでいく完全PvEゲームだが、簡単すぎると達成感がなく、難しすぎると爽快感に欠ける。
『DOOM: The Dark Ages』では、プレイヤーの好みに合わせて難易度を細かく調整可能な、新たなシステムが搭載されている。
これまでのシリーズと同様、ゲーム全体の難易度をざっくりと調整できるほか、以下の項目を個別に調整できることが見て取れる。
- プレイヤーへのダメージ倍率
- 敵へのダメージ倍率
- 敵の発射物の速度
- 敵の攻撃性
- 受け流し(パリイ)が有効なタイミングの広さ
- めまいの継続時間
- ゲームのスピード
- リソースの価値
巨大メカ「アトラン」とサイボーグドラゴン
『DOOM: The Dark Ages』では、ビルのような巨大な悪魔も登場。それに対抗するため、スレイヤーは巨大メカ「アトラン」を操縦する。ロボで殴って戦うだけでなく、巨大なガトリングガンを撃つ姿も披露されていた。
さらにサイボーグドラゴンも操縦可能。ドラゴンは火を吐き、ガトリングガンを乱射し、敵と空中戦を繰り広げる。アトランとサイボーグドラゴンにも、それぞれアップグレード機能が搭載されている。
DOOM史上最大のプレイスペースを探索
『DOOM: The Dark Ages』では、暗い森や、ダンジョン、古代の戦場、さらなる果てにある謎の地など、スレイヤーの過去につながるミステリアスな世界を探索できる。これまでの作品よりも探索の自由度が高く、どのエリアを探索するか、プレイヤーが選べるようになっている。
探索を通じてスレイヤーは、新たなアビリティや、神のごとき力をアンロックして自身を強化できる。
新装備の「シールド ソー」は探索でも役に立つ。謎解きギミックを解除したり、高所に跳び上がったり、マップに隠された財宝を見つけ出すのに使える。秘密の洞窟や、ダンジョンのような鉱山を探しあてれば、強力なアイテムを入手できるだろう。そのプレイスペースは、『DOOM』シリーズで最大規模とのこと。
新たなストーリーと新たなキャラクター
詳細はまだ伏せられているが、『DOOM: The Dark Ages』にはメインストーリーもある。物語は、スレイヤーが捕らわれているところから始まる。善と悪のパワーバランスが変わりつつあり、残された時間はあとわずかだ。
これまでの話に忠実でありながらも、完全新規のストーリーであり、新キャラクターや新ヴィランが登場する。もちろん2016年版『DOOM』と『DOOM Eternal』の前日譚であるため、プレイ済みの方なら作品同士のつながりが楽しめる。
『DOOM: The Dark Ages』予約受付中
『DOOM: The Dark Ages』は現地時間5月15日発売予定で、現在予約受付中。
通常版を予約購入すると、ドゥームスレイヤー用スキン「ヴォイド」が手に入る。「プレミアムエディション」ではさらに、2日のアーリーアクセス権と、キャンペーンDLCなどの特典が収録されている(ドゥームスレイヤーのスタチューが入った豪華版「コレクターズバンドル」は欧州のみ販売)。
『DOOM』ファンはもちろん、最新技術が詰め込まれた爽快なシングルプレイヤーFPSを探している方は、『DOOM: The Dark Ages』を予約してみてはいかがだろうか。PCの方はSteamストアページなどで要求スペックのチェックも忘れずに。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: YouTube, Xbox Wire Japan
コメント
コメント一覧 (1件)
おお、思ったより早くでるんだな、ただパリィだけは人選ぶから前回みたいに必須にはしないでほしいなぁ