『Heroes of Valor(ヒーローズオブヴァラー)』は、Fancy Cat Interactiveが開発中の三人称視点シューター。現在PC Steamにてプレイテストを開催中。
本作はDICEが2015年まで開発していた『Battlefield Heroes(バトルフィールドヒーローズ)』のインスパイア作品だ。歩兵、戦車、航空機が入り乱れる大人数での対戦が、カジュアルなシステムとグラフィックで楽しめる。
第二次大戦シューター『Heroes of Valor』プレイテスト開催中
『Heroes of Valor』は、「枢軸国vs連合国」のクラシックな構図を描いた第二次大戦もの。現在はSteamストアページから申請するだけでテストビルドをダウンロードできる。リリースは2025年夏ごろを見込んでいる。

『Heroes of Valor』は、DICEが手がけた2009年の作品『Battlefield Heroes(バトルフィールドヒーローズ)』などからインスパイアされた作品だ。大型のマップを使い、「歩兵+乗り物」の構成で戦闘を繰り広げる。さらに大味なスキル要素も加わっており、リアルミリタリー調の類似作品よりもカジュアルなシューターに感じられる。
要求されるPCスペックが低く、グラフィックも敢えてカートゥーン調にして、軽めである点がポイント。多くの層がプレイしやすいゲームだ。

4つの兵科で役割分担

『Heroes of Valor』では、4つの兵科からプレイスタイルを選択できる(テストプレイではEngineerは未実装)。
- Trooper(トルーパー):多用途に戦える兵科。自分や味方を回復したり、敵をノックバックしたりと、攻防ともに便利なスキルを持つ
- Heavy(ヘビー):LMGで継続戦闘能力を発揮し、バズーカ砲で乗り物にも対抗できる。スキルは味方にシールドを付与したり、武器連射速度を上げたりするものを備えている
- Recon(リーコン):スコープつきライフルなどで遠距離から戦える。敵に毒を付与したり、自分の姿を消したりするスキルを持つ
- Engineer(エンジニア):機械類の達人でターレットの後ろに隠れるのが得意
ロードアウトは、コア、メイン武器、サブ武器、ユーティリティ(爆発物)、スキル1、スキル2で構成。兵科によってアクセスできる武器の種類が異なるが、リスポーン待機画面で兵科やロードアウトを自由に変更できる。
11種のカテゴリーでキャラカスタマイズ可能

キャラクターには、枢軸、連合それぞれの兵士に外見変更システムがある。武器スキンだけでなく、頭から足まで細かく11種類のパーツをカスタマイズ可能だ。
レベルを上げたり、(テスト時点で商品はないが)ショップでの購入を通じて、カスタマイズ用アイテムを集められる。これらのアイテムはあくまで見た目が変わるだけで、武器の性能が変わるPay to Winな要素はない。
ゲームモード2種とマップ4種(テスト時点)

テスト時点では、複数の拠点をめぐって敵チームと押し引きをする「コンクエスト」と、小さめのマップで1つの拠点をめぐって争う「ロケット」というモードがプレイできた。
マップはロケット用が1種。コンクエスト用が3種。コンクエストの方では戦車、飛行機、バイクにも乗れる。
BOT戦も可能

対戦はマッチメイキングではなく、サーバーを立てて人を集める形式だ。プレイテストということもあり、記事執筆時点では有効なサーバーを見つけることができなかった。
しかし『Heroes of Valor』では、自分1人+BOT最大20人でマッチを開始することもできる。試しにプレイしてみたい方は、自分でサーバーを立ててみよう。
BOT戦でも、経験値を稼いでレベルアップできる。ただしテストプレイでの進行状況は終了時にリセットされてしまう点は注意。ベータまたはテストに参加したプレイヤーには、代わりに限定報酬が贈られる。
インスパイアなのかコピーなのか
カジュアルな大規模シューターや、『Battlefield Heroes』のインスパイア作品を探していた方は、この機会に『Heroes of Valor』のテストプレイに参加してみてはいかがだろうか。
とはいえ、HUDパーツやエフェクト、システム、スキル、マップデザインなど、やや『Battlefield Heroes』に似すぎている面もある。EAのフォーラムでは「あからさまなコピーキャット(模造品)」だと通報しているユーザーもいるほどだ。
開発者Q&Aによると、「BOT戦が可能」な点や、「対戦中に兵科とスキルの変更ができる」こと、「異なる武器、乗り物、マップ、ゲームモードが登場する」ことを『Battlefield Heroes』との違いとして挙げている。
現在はあくまで最低限のコンテンツによるテスト段階であるため、類似点の方が目に付くのは仕方が無いのかもしれない。リリースされてコンテンツが充実していくにつれ、完全に別のゲームのように感じられることに期待したい。
Gaming Device Power Tune for FPS

Source: Steam
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