9月19日に、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(SIEJA)は『2017 PlayStation® Press Conference in Japan』を開催しました。「PlayStation VR」のカメラ同梱版の値下げや、多数のソフトの情報公開など、非常に充実した内容の発表会となりました。今回はその中でも、特に気になる7本のタイトルをピックアップしてお届けします。
Bravo Team
『Bravo Team』は「PS VR」専用のミリタリーシューティングで、装備や背景等を見るかぎり、割りと現代に近い時代設定のようです。「PS VR」・「PlayStation VR シューティングコントローラー」・「ボイスチャット」の3つを駆使したプレイングが、果たしてどこまで臨場感を高めてくれるのか。クオリティ次第ではこれからのシューターの未来に一石を投じることになるでしょう。
『Bravo Team』日本版トレーラー
- 発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- ジャンル:シューティング
- 発売日:2017年予定
- 価格:未定
- プレイ人数:1人(オンライン時:1〜2人)
- CERO:審査予定
- 公式サイト:Bravo Team公式サイト
Stifled
『Stifled』は一人称視点で展開されるホラーゲームです。その特徴はなんといっても音により周囲の環境を把握していくシステム。一切光の射さない閉ざされた暗闇の中、プレイヤーはまるで潜水艦やコウモリのように自分が出した音の反響を聞きながら歩みを進めていくことになります。
しかし、音は探索に欠かせないツールである一方で、特定のクリーチャーを引きつける性質も持ち合わせます。音を出さないと見えないけれど、音を出してしまうと敵が寄ってくる。思わず漏れた恐怖の声がさらなる恐怖を呼ぶ。この葛藤がこれまでにない恐怖を生むことでしょう。「PS VR」の特性を活かした新たな表現に期待が高まります。
Stifled - Narrative Trailer
- 開発元:Gattai Games
- ジャンル:ステルススリラー
- 発売日:2017年予定
- 公式サイト:Stifled | They hear your fear.
ACECOMBAT7 Skies Unknown
『ACECOMBAT7 Skies Unknown』はフライトシューティングゲームです。全力で作られたお祭り騒ぎという言葉がぴったりな『ACECOMBAT』は今年で22年目を迎える長寿シリーズ。ナンバリングタイトルは2007年に発売された『ACECOMBAT6 解放への戦火』以来、実に10年ぶりの発売となります。自分の好きな機体に乗り込み、大空を思うままに駆け巡る。そのゲーム性とVR技術の相性の良さは言わずもがな。この作品により、『ACECOMBAT』シリーズは新たなステップに進むことになるでしょう。
「ACE COMBAT(TM) 7: SKIES UNKNOWN」gamescom2017出展用トレーラー
- 開発元:バンダイナムコエンターテインメント
- ジャンル:フライトシューティング
- 発売日:2018年予定
- プレイ人数:未定
- 公式サイト:エースコンバット7 スカイズ・アンノウン|バンダイナムコエンターテインメント
ARK Park
『ARK Park』はサバイバルアクションゲーム『ARK:Survival Evoleved』のスピンオフ作品です。恐竜と触れ合いながら太古の生態系についてVRを通して学べる、非常に牧歌的なゲームとなっています。
…というのは作品の一面に過ぎません。今回PSカンファレンス内で公開された映像でも、確かに前半は子どもたちが恐竜と戯れている非常に心温まる光景が描かれていました。
しかし、後半になると雰囲気は一変。殺気立った肉食獣たちは森を疾走し、バギーに乗った人間が爆走している有様。そしてトドメに固定機関銃らしき銃をぶっぱなす人間が映され、冒頭の穏やかな雰囲気は完全に崩壊します。どうやら『ARK:Survival Evoloved』に負けず劣らずの生存戦争が期待できそうです。
ARK Park – Teaser Trailer | PS4
- 開発元:Snail Games
レッド・デッド・リデンプション2
『レッド・デッド・リデンプション2』はオープンワールドウェスタンシューターです。「Rockstar Games」の看板タイトル『GTA』の時代設定を1900年代初頭にシフトしたようなゲームになっています。
全編通じてところん西部劇の雰囲気に浸ることが出来るのが特徴で、プレイヤーは荒々しくも活力に満ちたウェスタンワールドへ誘われます。賞金首を捕まえ、得た資金を元にギャンブルに興じ、またあてもなく荒野をさまよっていくアウトローライフが広大なスケールで展開されていきます。
煙る荒野、立ち上る硝煙。乾いた大地に馬のひづめの音だけが響くTHE 西部劇の世界。7年ぶりの新作ということで否が応でも期待が高まるタイトルです。「全く新しいオンラインマルチプレイ体験」を謳うオンライン要素にも注目が集まります。
『レッド・デッド・リデンプション2』トレーラー
- 開発元:Rockstar Games
- ジャンル:オープンワールドアクション
- 発売予定:2018年春
- 公式サイト:Rockstar Games - Red Dead Redemption 2
Detroit Become Human
『Detroit Become Human』は完全新規IPです。現実と比べて高度に発達したデトロイトが舞台で、そこではアンドロイドが人間の代わりに様々な仕事をこなしています。アンドロイドはこめかみの青いリングがなければ人間と区別が付かないほど精巧に作られていますが、あくまでただの道具として扱われています。そんな3人(あるいは3体)のアンドロイドを主人公に繰り広げられる物語は、プレイヤーの選択によって変化していくようです。
『Detroit Become Human』 E3 2016 Trailer(コナー篇/ 日本語吹替版)
『Detroit Become Human』 Paris Games Week 2015 Trailer(カーラ篇/ 日本語吹替版)
『Detroit Become Human』 E3 2017 Trailer(マーカス篇/日本語吹替版)
トレイラームービーはどれも短いながらも、それぞれの主人公の生き様と、それを取り巻く社会環境を端的に描写しています。「それは命か、それともモノか」。そう遠くない未来に訪れるかもしれない世界を描く今作は、個人的に最も期待している作品のうちのひとつです。
- 開発元:クアンティック・ドリーム
- ジャンル:未定
- 発売予定:2018年上期
- プレイ人数:1人
- 公式サイト:ゲームソフト | Detroit Become Human | プレイステーション
ちなみに、以下は東京ゲームショウ2017でかなり話題となったプロモーション。人間かロボットか見分けるのにかなり苦労しました...。
もう一回見に来たけど、多分人間...?? もしくはアンドロイド #DETROIT #TGS2017 #TGS pic.twitter.com/GMQAnL8nbs
— EAA!! FPS News (@EAA_tw) 2017年9月21日
ANUBIS ZONE OF THE ENDERS:M∀RS
『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』は2003年に発売されたタイトルで、この作品はそのリマスター版となります。とはいえ、ただのリマスターではなく、「4K解像度」・「VR完全サポート」・「次世代音響システム」に対応しており、まるで新作であるかのような力の入れよう。昔プレイしたというファンも、名前だけは聞いたことがあるというユーザーも、同様に期待していいタイトルになりそうです。
【ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS】デビュートレーラー(ショートver.)
- 開発元:KONAMI
- ジャンル:ハイスピードロボットアクション
- 発売予定:2018年春
- 公式サイト:ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS 公式WEBサイト
ここまで特に気になる7タイトルをピックアップしてきました。紹介したタイトル以外にも非常に充実しており、今後のPS界隈がますます楽しみになるプレスカンファレンスでした。全容が気になる方は、以下の動画リンクでチェックしてみて下さい。
2017 PlayStation® Press Conference in Japan
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Source: PlayStation.Blog
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