ライアットゲームズの超能力×タクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』。リリースから一週間が経ち、既に多くのシューターファンやライアットファンがプレイしたかと思います。今回は「他のタイトルから来たけどこのゲームのコツがつかめない」という方や、「そもそもシューター系は初めて」という方に向けて、今から実践できて、少しでも勝率を上げられるポイントを解説していきます。
冷静に戦おう
まずは精神論、ではなく移動中のポイントについてです。「クリアリング」、「歩くこと」、「音を聞くこと」が重要です。もちろん落ち着いた気分でプレイすることも大事ですが、具体的なテクニックを身につけることでより冷静なプレイができるでしょう。
1. クリアリング
『ヴァロラント』ではどのマップにも、隠れられるオブジェクトや、道の角になっている部分があります。アタッカーとして敵の陣地に向かわなければならない場合は特に、狭い場所に敵が隠れていないかチェックしていく「クリアリング」の習慣を身につけましょう。
2. 「歩き」を活用
敵の設置ポイントや交戦が起こりそうな地域に近づいてきたら、慎重に歩いて行動しましょう。走るよりも時間がかかるので最初は難しいかもしれません。しかし高度な撃ち合いや駆け引きはまだできなくても、焦らずに射線をチェックしようと心がけるだけで簡単に生存率を上げられます。どちらも今すぐ実践できて、かつ強力なテクニックです。
3. 音を聞く
逆に、クリアリングしながら自分の方に向かってくる敵は、じっと耳を澄ますことで察知できるかもしれません。『ヴァロラント』では走っているときの音はよく響くので、自分がディフェンダーのときは特に、近くにいる敵の足音を聞きながら待ち伏せを狙いましょう。
撃ち合いに勝つ方法
敵と遭遇したときの戦い方のコツです。「ヘッドショット」、「ストッピング」、「アビリティ」、「資金管理」。これらのキーワードを覚えておきましょう。
1. ヘッドショットを積極的に狙おう
『ヴァロラント』では多くの場合、ヘッドショットを決めると確定キルがとれます。敵のアーマー値や距離によっては確定キルにならないケースもありますが、積極的にヘッドショットを狙わない手はありません。射撃場などで繰り返しエイムの練習をしてみましょう。
2. 止まって撃つ
『ヴァロラント』における銃撃戦のポイントとして、「ストッピング」が挙げられます。ストッピングとは相手を止めることではなく、自分が止まってから撃つことです。既に何試合かプレイした方ならお気づきのように、移動しながら発砲すると画面中央のレティクルが広がるのは他のシューター系タイトルと同様ですが、『ヴァロラント』(または『CSGO』)では素早く移動しながら発砲すると他のタイトル以上に銃弾の方向が変化し、狙い通りのところに当たりません。
他のタイトルで染みついたクセはいったん忘れて、「止まって撃つ」練習をしましょう。ストッピングをマスターすれば、このゲームでの中距離以上の撃ち合いで優位に立てるでしょう。
3. アビリティを活用
エージェントのアビリティもリソースとしてきっちり管理していくことが重要です。自分は「デュエリスト」なのか「イニシエーター」なのか「コントローラー」なのか、それとも「センチネル」なのか。チームに求められる役割をしっかり認識しながら、アビリティを使う適切な距離感やタイミングを繰り返し練習して覚えましょう。
特に多くのエージェントが持っているオーブ系のアビリティ(球体を特定の位置に発生させるもの)は、プレイヤーの熟練度によって強さが変化します。誰もいないところに発生させても意味がありませんし、進行中の味方の目の前に出しても邪魔になってしまいます。そして敵の視点は見られないので、本当に効果があったのかは自分では分かりづらいでしょう。対戦を繰り返し、各マップの攻防で「このタイミングで使う」といったポイントを少しずつ覚えていきましょう。
一方でソーヴァの「リコンボルト」やサイファーの「トラップワイヤー」など、情報面で優位に立てるアビリティの存在も覚えておきましょう。純粋な撃ち合いに自信がない方でも、極めればサポート職として活躍できるかもしれません。
4. 資金管理
せっかくエイム練習をしてストッピングを鍛えても、資金管理が適当だといざというとき欲しい装備が買えないといったことになるでしょう。
『ヴァロラント』では「お金の使い方」も重要です。現在のラウンドの購入フェーズでは、その次のラウンド、あるいは次の次のラウンドのことも見越して資金管理しましょう。「このラウンドは取る」という場面で一気に装備をそろえたり、「ここは不利かもしれない」という場面では出し惜しみする、といった金策スキルが求められます。
仲間と戦おう
『ヴァロラント』は5人チーム制で戦うので、当然味方との連携も不可欠です。1人で遠くに行ってしまって個別に撃破されると4対5となり、チームにとって大きな損失になってしまいます。慣れないうちは味方と一緒に行動しましょう。「カバーリング」と「情報共有」の意識が大切です。
1. カバーリング
味方と行動する最大の利点が「カバー(カバーリング)」の動きです。ほとんどの場合、銃の火線はくっきり光って見えるため、そこから逆算して敵の位置を割り出すことができます。
味方と適度な距離を保って行動し、もし手前にいる味方が撃たれていたらすぐにカバーに入れるようにしましょう。
撃ち合いが始まっていないときでも、味方がチェックできない方向は代わりに警戒しあげましょう。ラウンド中盤以降になると背後を狙ってくる敵にも警戒する必要があります。全員で同じ方向を見ていると、後ろからまとめて撃たれてしまうかもしれません。
2. 情報共有
5人で戦っていると、2人+3人など2手に別れる形が多いと思います。離れたところにいる味方とは情報共有をしましょう。敵がいない場所をいつまでもクリアリングしている間に他の味方が倒れていってしまうかもしれません。
「購入フェーズ」でも、味方にどんな武器を欲しいか要求するなどの提案ができます。戦闘中はマップを使って、味方がそれぞれ何をやろうとしているのか把握できるようにしましょう。さらにプレイヤーとしてのレベルが上がってきたら、味方の装備なども含めてチーム単位で管理してみましょう。『ヴァロラント』で勝ち続けるには単純な撃ち合いの強さだけでなく、リソースや情報の管理、つまり知的なプレイングも必須です。
まとめ
リリースしてから一週間しか経っていないにも関わらず、数多くのプレイヤーの手で研究が進められている『ヴァロラント』。これからもより勝率を高めるための新しい戦い方、アビリティごとの応用技術などがどんどん考案されていくでしょう。しかしまだ始めたばかりという方は、今回の知識を参考に、まず基礎的な動き方から練習してみましょう。
https://fpsjp.net/archives/361064
https://fpsjp.net/archives/360919
https://fpsjp.net/archives/361176
無料FPS『VALORANT(ヴァロラント)』の発売日は2020年6月2日で、対象機種はPC(Riot Games)。
コメント
コメント一覧 (2件)
1番は野良でプレイするな。なんだよなぁ
このゲームピン差しとラジオチャットがかなり有用だから、それ使って意思疎通するのが重要
ぶっちゃけアビリティより役に立つ