Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では、日本時間11月9日にY5S4「オペレーション・ネオンドーン」の新コンテンツ情報がすべて発表されました。
今回は新オペレーターや新マップとともに発表された、新シーズンでのバランスアップデートについて紹介します。
「20秒メタ」を打ち破れ
Rainbow Six Siege: Neon Dawn Reveal Livestream | Ubisoft [NA]
新シーズンとなるY5S4「オペレーション・ネオンドーン」では、毎シーズン恒例となっている既存オペレーターたちのバランス調整についても発表されました。
映像の中で開発スタッフが口にしていたのが、いわゆる「20秒メタ」に関する諸問題です。
日本の競技シーンでは「ガジェットメタ」とも言われるように、現在のシージでは、防衛側が展開型シールドやJager(イエガー)のADS、Wamai(ワマイ)のMAG-NETなどの設置型ガジェットを大量を用いることで、攻撃側の時間を削りきることが容易な環境となっています。その結果、攻撃側がようやく最初のディフューザー設置を始めた時点で残り時間が20秒ほどしかないケースが多く見られたことから、「20秒メタ」という用語が確立しました。
今回のバランスアップデートは全体的に、防衛側にとって一方的に便利だったものを調整、または弱体化しつつ、攻撃側の選択肢を増やすものとなっています。
JagerのADSが仕様変更
要所守りの重要な防衛オペレーターとして重宝されてきたJagerですが、彼の固有ガジェット・アクティブディフェンスシステム(ADS)の仕様が「ネオンドーン」から変更されました。
これまでは設置すると、効果範囲に入った飛翔体や投擲物を2つまで即座にシャットアウトしていましたが、新しくなったADSは1回起動するごとに10秒間のクールダウンが入るようになりました。クールダウン中は、いくつガジェットを投げ込んでもADSは起動しません。
これにより、起動回数は無限になった一方で、攻撃側はADSを1つ破壊するのにガジェット2つの消費を強要されるこれまでのパターンを打破できるようになりました。もっとも、最初のガジェットを使ってから10秒以内に次のアクションを攻撃側が起こせなければ、ADSはラウンド終了まで再起動し続けてしまうので、より密なチームプレイを意識する必要があるでしょう。
Echoのヨーカイドローンが弱体化
防衛側の最もストレスを感じるオペレーターとして公式からも認められているEcho(エコー)は、固有ガジェットである2つのヨーカイドローンが非常に厄介な存在でした。
攻撃側が限られた時間を最大限に使い切ってどうにかディフューザー設置を試みても、彼のヨーカイドローンが安全な高みから衝撃波を放ち、一方的に設置解除をしてくるためです。
これまでも、「少し見えやすくなる」、「衝撃波で画面が左右に揺れなくなる」など数々の調整を受け続けてきたこのヨーカイドローンですが、「ネオンドーン」からはついに「天井に張り付いているときは透明になる」という仕様が削除されます。
Echoのプレイヤーはこれから、ヨーカイの隠し場所をさらに綿密に考えておく必要があるでしょう。ただし代わりとして、Echoのサブガジェットには再び展開型シールドが与えられたので、仲間に渡すこともできますし、自分で安全地帯からカメラチェックをこなす役割も引き続きこなせるでしょう。
「飛び出し」の弱体化
防衛側が敢えて建物の外に飛び出して攻撃側に奇襲を行うのは、シージならではの意外性のある戦い方とされていました。しかし昨今では防衛側にとってこの「飛び出し」がやや容易なものとなっていたようです。
「飛び出し」をリスクのある行動として定義し直すべく、防衛側が建物の外に出てから攻撃側に発見されるまでの時間がたったの1秒に減少しました。さらに、発見されるまでのバー型タイマーがちょうど画面の中央やや上、ヘッドラインとして意識したい重要な場所に出現するため、防衛側が一方的に撃ちにくいよう調整されています。
HibanaのXカイロスが仕様変更
攻撃側のハードブリーチャーとしてこれまでも活躍してきたHibana(ヒバナ)が、新シーズンではさらに使いやすくなります。
これまで彼女の固有ガジェット・Xカイロスは、6つのペレットを3回撃ち込み、それらの組み合わせの中でしか穴が開けられませんでした。しかし新しくなったXカイロスは、ペレットの合計数は18個のまま、一度に発射する個数を「6つ」、「4つ」、「2つ」の3パターンの中から選択できるようになりました。
これにより、さまざまな状況で、必要最低限の個数のペレットだけを選択できるため、彼女の利便性が一気に向上するでしょう。2つのペレットでのぞき穴だけを開けるという新たな選択肢は特に、新しい作戦づくりにも貢献できそうです。
テストサーバーは現地時間11月9日から
「オペレーション・ネオンドーン」の新コンテンツを試せるテストサーバーが、具体的な時間帯は不明ですが現地時間11月9日からスタートします。
テストサーバーが開かれたら早速参加して変更点をチェックしつつ、新シーズンがリリースされるまでの数週間、開発チームのデータ収集にぜひ協力してみてください。
新シーズンからのオペレーター・バランス調整について、どんな第一印象を抱きましたか?思ったことなどあれば、自由にコメント欄にお寄せください。その他の変更点については、別の記事で引き続きお届けしていきます。
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コメント
コメント一覧 (7件)
別に屋内戦のゲームだし0秒でも良いような気はするけども、まあカメラ投げる余裕くらいはあってもいいのかな
結構大きく出たね新UBI
だけどJager弱体化するなら1.5倍か足3に戻すなりアングル付けるなりの強化は欲しいけど
ちょうど邪魔な位置に表示されるって何それ?そういう見やすさの仕様で強弱を調整するのはどうなの?
TS鯖だとその仕様無くなってるね
展開シールドの窓仕様に変更を加える気はないんだろうか
変える気がないならワマイやスモーク、ヴァルキリィといった必須級オペに持たせるのはやめてほしい
これでワマイや展開シールドの問題はほぼほぼ解決するのにやらない理由はなんなんだろうか
ワマイとヴァルキリーはここに書いてないけどこの仕様になるタイミングで一緒に取り上げられます。
アラームに変わるのか超絶嬉しいTSにだけ試験的に実装とかだったら泣くけど
まとめると
ゼロ:グレネード→ハードブリーチ
アッシュ:フラバン→クレイモア
トゥイッチ:ソフトブリーチ→フラバン
ドケッビ:フラバン→グレネード
ヴァルキリー:展開型シールド→インパクト
エコー:有刺鉄線→展開型シールド
ワマイ:展開型シールド→アラーム
あと補強速度が1.7倍くらい速くなったっぽいですね