Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』ではイヤー6シーズン2「オペレーション・ノーススター」が進行中。国内競技シーンでは「Rainbow Six Japan League 2021(RJL)」第10節の全4試合が行われました。
「RJL 2021」第10節の結果
一週間の休止を挟んで7月3日と4日に行われた、「Rainbow Six Japan League 2021(RJL)」第10節の結果は以下のようになりました。各試合の配信ログはレインボーシックス シージ 日本公式チャンネルでご覧いただけます。
- Sengoku Gaming vs EVA:e(1-2)
- EVA WIN
- 領事館:4-7
- カフェ:8-6
- 海岸線:5-7
- GUTS Gaming vs Crest Gaming Lst (2-0)
- GUTS WIN
- 領事館:8-6
- オレゴン:7-3
- CYCLOPS athlete gaming vs FAV gaming(2-0)
- CAG WIN
- 山荘:7-5
- 領事館:7-1
- REJECT vs NORTHEPTION(2-0)
- RC WIN
- 領事館:7-4
- 海岸線:8-6
- ランキングの見方
- 全体1位のチームは、来年のAPAC Northリーグへの入れ替え戦に出場
- (既にAPAC Northに参加している場合は順次繰り下げ)
- 1位から5位のチームは来季RJLの出場権獲得
- 6位から8位のチームは来季RJLの入れ替え戦に出場
- 全体1位のチームは、来年のAPAC Northリーグへの入れ替え戦に出場
最下位EVA:eが2位Sengokuに大金星
春から始まったRJLもいよいよ第10節。この日の第1試合は2位Sengokuと最下位EVA:eのマッチアップから始まりました。降格圏脱出のためにも勝利が不可欠なEVA:eに対し、Sengokuは新戦力としてSironeko選手が7月2日に加入。YahooN選手の代わりにこの試合に出場しました。
試合は第3マップ「海岸線」までもつれこむ接戦となりました。最下位に沈んでいるEVA:eは、ラウンドや人数で差をつけながらも勝ち切れない流れが今日まで尾を引いていましたが、今回は強豪Sengokuからリードを奪いつつ、最後まで崩れないチーム力の成長ぶりを見せ、マップスコア2-1でRJLにおける悲願の2勝目を達成しました。
続くGUTSとLstの戦いは2-0でGUTSが勝利。オーバーラウンドに突入した第1マップでは、GUTSはどこまでも手堅い立ち回りを見せ、続くオレゴンでは攻防ともに優位性をキープし危なげなくマップを取得していました。
CAGは驚異の無敗10連勝
翌日のDAY2ではCAGとFAVによる上位対決が見られました。CAGはRJL開幕以来無敗のチームであり、世界リーグにあたるAPAC Northでも海外のチームを相手に今ステージ無敗の強さです。一方でFAVも好調な夏期シーズン前半を過ごしており、先週のAPAC Northでは韓国チームCloud9と試合を行い、0-6という絶望的な状況から8ラウンドを連取して、8-6という形でシージ史上稀な大逆転勝利を果たしたことが大きな話題となりました。
「山荘」マップから始まったこの一戦では、序盤こそFAVが練習量を感じさせるきっちりとしたゲーム運びで、CAGに対しても今回こそは優位に立てるかと思われました。しかしCAGのAnitun選手の存在が徐々に、2チームの間に明確な差をもたらします。
ラウンドスコアは4-4、2v5の状況で世界レベルのエイムスキルを発揮し逆転のきっかけを作ったAnitun選手は、その後5-5となったところでも今度は1v3クラッチを決め、ラウンドポイントが取れそうな場面のFAVに対し、決して譲りませんでした。
7-5で「山荘」を制したCAGは、インビテーショナルでも世界を湧かせた「領事館」マップへと移ります。数シーズン前までは防衛側が不利であるとされていたこのマップも、環境の変化とともにさらなる研究が進んだのか、CAGも防衛で5-1と大幅なリードを手にします。FAVもその後防衛に回るも、今回はラウンド差を埋められず、1-7と思いがけず圧倒されてしまいます。
上位対決を制したCAGは、これでRJL第10節の時点で10戦無敗。国内に敵無しという評判の高さを改めて実感させる強さを見せました。
第10節最後の試合はREJECT対NORTHEPTION。REJECTには新たにtadaNiki選手が加入し、Montagne(モンターニュ)を軸にしたプッシュなど、これまでなかった戦法をチームにもたらします。
入れ替え戦の圏内に入っているNORTHEPTIONは、第1マップを落とした後、再起を賭けて第2マップ「海岸線」に望みます。RJLでは無敗記録が継続中の「REJECTの海岸線」において、NORTHEPTIONはFinka(フィンカ)とBlitz(ブリッツ)を同時投入する独自戦法などで対応、オーバータイムまで持ち込むことに成功します。しかし最後はマット1枚の差で勝敗が分かれ、今回もREJECTが「海岸線」の覇者となりました。
第11節マッチアップ
「RJL 2021」第11節は7月17日と18日に行われます。第10節の結果により、下位3チーム(Lst、NORTHEPTION、EVA)がいずれも2勝8敗となっています。その上にいる5位REJECTは5勝しているため、入れ替え戦圏内の顔ぶれが変わるには、下位3チームのいずれかが残りの4試合をすべて制し、かつREJECTが突然不調になってポイント差が消えるなどの、現時点からは想像が難しいパターンしか残されていません。したがって下位3チームは既にほとんど固まったと言えそうですが、あるいはまさかの大逆転劇が起こるのでしょうか。
一方で首位CAGにも、次節の結果次第では優勝確定の可能性があります。その他では、来季APAC Northへの出場資格をめぐって、残り4試合でSengokuは出場資格の地位をキープできるか、REJECTは追い抜けるかが終盤の注目ポイントになりそうです。
- 7月17日
- NORTHEPTION vs GUTS Gaming
- Crest Gaming Lst vs Sengoku Gaming
- 7月18日
- EVA:e vs CYCLOPS athlete gaming
- FAV gaming vs REJECT
RJL 2021の各試合は以下のサイトでご視聴ください。
Source: X-MOMENT
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