本日2021年9月26日、オーバーウォッチリーグ グランドファイナルの配信内にて、予告通り『Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )』で予定されている、ソンブラとバスティオンのリワーク内容が公開されました。
OW2リワーク「ソンブラ」:ハックの仕様超変更
“ハック”のクールタイムを3秒に短縮
現在の“ハック”のクールタイムはハック対象によって異なり4~8秒となっています。今回の紹介では、ヘルスパック、ヒーロー(ラインハルト)共にクールタイムが一律3秒に変更されている事が確認できます。
- 新:クールタイムを3秒に短縮
- 旧:対ヘルスパック時4秒
- 旧:対ヒーロー時8秒
- 旧:被ハック妨害時2秒
“ハック”効果の仕様変更
現在の“ハック”は対象(ヒーロー)に対して5秒間のアビリティ無効化効果を持っていますが、この効果は1秒間に短縮されています。その代わりに“ハック”状態の持続時間自体は延長されています。
- 新:8秒(内アビリティ無効化は1秒)
- 旧:ヒーロー(B.O.Bを含む)対象 5秒
- 旧:ヘルスパック対象 60秒
- 旧:その他タレット等対象 10秒
また、敵をハック状態にする恩恵の種類も2つ追加されています。
1つ目の追加効果は、ハック対象に対するウォールハックでの視認効果。この効果は味方全員が恩恵を受けることができます。現在もソンブラのパッシブアビリティ“オポチュニスト”の効果で、体力が50%以下の敵をソンブラのみ壁越しで視認し、VC等で共有することができますが、即席チームでの使い勝手は大幅に向上したと言えるのではないでしょうか。
2つ目の追加効果は、ハック状態の的に対してにソンブラが与えるダメージが50%上昇する効果。厳密には新規パッシブの効果ですが、紹介内でも“ハック”の紹介と平行されていたためここで取り扱います。
50%上昇というとアナのUlt“ナノ・ブースト”と同じ倍率であり、ソンブラの“マシン・ピストル”は最大単発ダメージが8(ヘッドショット時16)、これが1.5倍され12(24)ダメージに上昇します。20発/秒の高い射撃レートも手伝い、今まで不得手であった火力出しでの活躍に期待できそうです。
以上の仕様変更を踏まえ、他の仕様に手が加えられていない場合は“ハック”後時間経過による効果の変化は以下の様になります。
- 1秒:アビリティ無効化+与ダメージ50%アップ+ウォールハック効果+ヘルスバー+Ultチャージの表示
- 8秒:与ダメージ50%アップ+ウォールハック効果+ヘルスバー+Ultチャージの表示
- 20秒:ヘルスバー+Ultチャージの表示
“ステルス”中の“ハック”が可能に
現在、発動中は移動以外の戦闘アクションを行う事ができない“ステルス”ですが、OW2では“ハック”の使用が可能になります。“ステルス”発動中に“ハック”を行う場合、現在の“ステルス”中に敵と接触した際と同程度の半透明で出現します。
完全な透明状態ではないため、与ダメージ等で妨害される可能性はありますが、少なくとも今以上に使い勝手が悪くなるということはなく、なによりソンブラというヒーローコンセプトにピッタリな仕様変更と言えます。
“EMP”の仕様変更
今回の紹介では“EMP”の効果がハック付与+シールド破壊から、ハック付与+与ダメージ効果(最大で現在ライフの40%)に変更されるとのこと。一方で、紹介動画内では“バリア・プロジェクター”を破壊するような描写と、わざわざ“バリア・プロジェクター”内に入っていく描写の両方があり、バリアに向き合って発動した場合の挙動が気になる所です。
また、紹介内では“EMP”の発動直後に既に数十%のUltチャージを獲得(おそらく“EMP”効果での与ダメージ分)しており、“ハック”対象への与ダメージ50%UPのパッシブも相まって、効果付与対象の数次第ではかなり回転率の良いUltとなりそうです。
OW2リワーク「バスティオン」:新ULT&攻撃特化
“自己修復”を削除し、新規射撃を追加
現在、バスティオンのサブ射撃にはアビリティ“自己修復”が割り当てられていますが、このアビリティが削除されます。代わりにサブ射撃キーには、新たな射撃手段が追加。
この射撃によって撃ち出される弾は「壁にぶつかると跳ね返る」「敵ヒーローに付着する」「爆発し広範囲にダメージを与える」という3つの特徴を持っています。使用感のイメージとしてはシグマの“ハイパースフィア”とトレーサーの“パルス・ボム”を合わせたような感じでしょうか。
“偵察モード”時の射撃に仕様変更
“偵察モード”の射撃は現在の8発/秒から射撃レートを大きく落とし、代わりに連射時の拡散が削除されます。スナイパー的な長距離での運用が可能ということで“偵察モード”の名にふさわしい仕様となりそうです。
“セントリー・モード”での移動が可能に
非常に高いダメージレートを持ちながら、動けないという致命的な欠点も併せ持っていた“セントリー・モード”がついに移動可能に。その代わりに“セントリー・モード”への変形にクールタイムが発生するようになります。
また、紹介はされていませんでしたが画面中央左に現在の“タンク・モード”のようなタイマーが表示されており、時間制限のあるアビリティへと変更しているようです。加えて、発動中のマガジン表記が∞となっており、時間内はリロードを気にせず高い射撃レートを発揮できるようになりそうです。
Ultを“タンク・モード”から大砲モードに変更
新規Ultでは発動後、ドゥームフィストのUlt“メテオ・ストライク”のような見下ろし視点となり、最大3箇所を選択し砲撃を落とします。そのダメージ量等について言及はされていませでしたが、射撃後相手側の回避猶予もありそうなので、それなりに期待できそうです。
選択時間は8秒と長めですが、“メテオ・ストライク”と異なり、自身は地上にいるままなのでゆっくりしているとシャットダウンのリスクが高まります。
オーバーウォッチ2に向けた今回の調整
今回公開されたソンブラとバスティオンの調整はいずれも、1タンク化やクラウドコントロール系アビリティの減少を見越した印象を受ける内容となっています。
ソンブラは“ハック”や“オポチュニスト”など強力なアビリティを所持していますが、連携前提の部分が大きく、リーグなどの競技シーンとライバル・プレイやクイック・プレイなど環境によってピック率が大きく変わるヒーローの一人でした。今回のリワークによって野良でのプレイ時やVCを利用しない場合でも最低限のサポートが可能になり、“ハック”状態を絡めた火力出しでの貢献も可能になったことで、比較的扱いやすいヒーローになった印象。
逆にバスティオンは選出時点である程度の連携が確約されるものの、タンクやサポートによる援護ありきの性能(特に“セントリー・モード”中)でしたが、単騎での活躍も見込める性能となりました。精密射撃と跳弾を取り扱う“偵察モード”、驚異的なDPSを発揮する“セントリー・モード”、単発高火力の大砲モードの3種をいかに扱うかといった状況判断が求められるテクニカルなヒーローとなりそうです。
これらは、あくまで現『オーバーウォッチ』に当てはめた開発段階での評価であるため、ロールパッシブの追加や1タンク化など、現在の『オーバーウォッチ』と異る仕様になることが発表されている『オーバーウォッチ2』では役割や評価が大きく異るものになる可能性、リリース時には一部性能が変更になる可能性があります。
今回公開された2ヒーロー以外にも、既に発表済みのラインハルトの調整同様、他のヒーローにも様々な変更が加えられると考えられますので、それぞれがどのような変更、役割となるのか楽しみですね。
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- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
コメント
コメント一覧 (6件)
へー固定砲台から移動砲台になんのね…
あれってかどのFPSゲームでもさ固定砲台って動けるようになるよね
(apexのシーラとかTF、COD etc)
ソロ火力はう〇ちだけど、全盛期の不和オーブよりも高い与ダメージ増幅は結構プレッシャーになるね
オリーサやシグマがリワーク予定なのか EMPに重力吊りが足されてるのはちょっとやりすぎな気がするけど
バスティオンは拡散削除されたけど、タクティカルライフルか?ってくらい変わったな
20発、発射レート減。時間制限付きのアビリティ。
結構、器用貧乏なヒーローになりそう。
ただH200A100のタフなヒーローだし、リペアが削除されたとはいえ、手数も攻撃性能も上がったから
リスクを負いつつサポのアシスト重視のサブタンク的な面も見せれるなら
全然、環境には入りそうだと思う
2030年頃
動画見てるだけじゃわからなかったけど
変形は時間制限があるんだな
トールビョーンの自己バフに近いイメージか
バスティオンがシーラと化した
で?いつ発売すんの?