Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』国内eスポーツ競技シーンでは、3月26日に今年のリーグ戦にあたる「RJL 2022」が開幕しました。この記事ではそのうちDAY1とDAY2の結果をお届けします。
RJL 2022が開幕
『レインボーシックス シージ』eスポーツ競技シーンにおける日本国内プロリーグRJL(Rainbow Six Japan League)では、3月26日に「シーズン2022」が開幕し、同日にDAY1の5試合が、翌27日にはDAY2の5試合が行われました。
配信ログはX-MOMENTのYouTubeチャンネルより視聴可能。
- DAY1結果
- IGZIST vs Crest Gaming Lst:1-7
- PSG Esports vs FNATIC:3-7
- DONUTS USG vs FAV gaming:7-2
- CYCLOPS athlete gaming vs SCARZ:5-7
- REJECT vs Sengoku Gaming:8-6
- DAY2結果
- Crest Gaming Lst vs FNATIC:4-7
- IGZIST vs DONUTS USG:4-7
- CYCLOPS athlete gaming vs REJECT:7-2
- FAV gaming vs Sengoku Gaming:7-5
- PSG Esports vs SCARZ:4-7
DAY1から波乱続出
「RJL 2022」の記念すべき開幕戦は、EVA:eのロースターが移籍して誕生した新造チームIGZISTと、昨年の入れ替え戦を勝ち抜けてRJL2年目を迎えたLstの戦いとなりました。Lstは今年から加入したArcully選手が初戦で早速活躍し、プロレベルに通用することを自ら証明します。Lstは最初のラウンドを落とした後は、チーム全体が積極的な攻防を見せて怒濤の7ラウンド連取を果たし、7-1のスコアで華々しく初戦勝利を飾りました。
Yoshimoto Lamyのメンバーとともに今年からRJLに参入するPSG Esportsは、同じくオーストラリアチームから日本チームへと変貌を遂げたFNATIC(元GUTS Gamingロースター)との初戦に臨みます。「銀行」を舞台にした海外大型チームの初顔合わせでしたが、ここはAPAC Northでも活躍しているFNATICが作戦展開の手早さでリードを作り、7-3でしっかりと白星を獲得しました。
昨年秋の全国大会RJCで優勝した若手チームDONUTS USGは、国内の名門チームであるFAVと対戦しました。アジアレベルのFAVにどこまで通用するか、USGに注目が集まりましたが、相手の虚を突くUSG選手たちの個々の動きが機能してFAVをうまく翻弄することに成功し、試合は意外にも一方的な展開に。結局7-2と大差をつけ、USGはRJLデビュー戦を勝利でしめくくりました。
昨年は無敗優勝でRJLを制圧したCAGは、元Zeptoのロースターとともにシージ部門を復活させたSCARZと、「山荘」で開幕初戦を迎えました。CAGはインビテーショナルから持ち帰った経験を見せつけたい一方で、SCARZの方もプロリーグ初出場の気合いを見せつけるべく正面から激突する好勝負となります。
混戦模様になった試合は最終的にSCARZが粘り勝ちし、昨年王者を7-5で倒すという波乱を起こすことに成功しました。
DAY1最後の試合はREJECT vs Sengoku Gaming。REJECTはAPAC Northでまだ白星がない状態で、片やSengokuはAPAC North入れ替え戦での敗退を経てチームの再出発を果たしたいところ。互いに国内リーグでの足場を再確認するような一戦が期待されました。白熱した試合は6-6とオーバータイムに突入しますが、この日はREJECTのTake選手が21キルの活躍をして主役となり、熱戦はREJECTが8-7で制しました。
USGが暫定首位に
RJL 2022では各試合がBO1になったこともあり、土曜日のDAY1に引き続き、日曜日には早速DAY2が開催されました。
FNATIC、CAG、REJECT、FAVの4チームは、前の水曜日と金曜日にもAPAC Northの試合をこなしたため、1週間で公式戦4試合という過密な日程になっていました。しかしそんな中でも1勝しているFNATICは、同じく開幕戦を制して勢いに乗っているLstと対戦し、Yura選手の今年初エースを挟んで7-4と2連勝を果たしました。
CAGも、DAY1での敗北を早急に埋め合わせるべくREJECTと「高層ビル」で対戦。世界基準でも対処困難とされるAnitun選手のMontagne(モンターニュ)を軸にした組み立てで7-2と圧倒し、まずは今季1勝目を確保します。FAVはSengokuと対戦。1敗中のチーム同士の対戦は緊張が走る展開が続きましたが、最終的にFAVが際どい場面で優位に立ち、7-5でどうにか勝利を収めます。
DAY1でFAVを倒したUSGと、CAGを倒したSCARZは、1敗中のIGZISTとPSGを相手にそれぞれ落ち着いた戦いぶりを見せ、開幕2連勝を達成しています。
次回は4月2日~3日
DAY2終了時点で、今季から参戦したばかりのUSGが暫定首位を確保する快挙を成し遂げました(※ポイント同数の場合は獲得ラウンド差によるタイブレーク適応)。2位にはFNATIC、3位には、こちらも初参戦チームであるSCARZが続いています。
今年からRJLにやってきたチームが新たな風を巻き起こすことに期待が高まりますが、一方で昨年からのベテラン勢は、ここから適切に修正してみせる経験値や、チーム全体の総合力の高さを披露するチャンスでもあります。この形から始まり、果たして最終日終了後にはどのような順位表になっているのでしょうか。
「RJL 2022」DAY3は4月2日開催。続いて3日にはDAY4が開催されます。大注目の一戦は、連勝中の2チームであるFNATIC vs USG。他の試合に目を向けると、まずはリーグ1勝目が欲しいPSGがここでCAGと顔合わせ。同じく2敗中のIGZISTがSengokuに挑戦します。DAY3以降も引き続き、RJL 2022に注目していきましょう。
Source: X-MOMENT
コメント
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サイクロプスを倒したのかと思っちゃった。