Hi-Rez Studiosが手がける基本プレイ無料のチーム制TPS『Rogue Company(ローグカンパニー)』。2020年にリリースされ、TPSの期待作とされていたが、2024年現在は大型アップデートも止まって人口減が続いている。
そんな『Rogue Company』だが、思わぬ形で再び注目されている。公式Xアカウントは2024年7月8日、このゲームと過去にコラボしたストリーマーDr Disrespectのスキンおよび関連コンテンツを削除すると発表。プレイヤーには返金対応を行うという。
期待作だったTPS『Rogue Company』の現状
『Rogue Company(ローグカンパニー)』を覚えているだろうか(Steamストアページ)。2020年9月30日にリリースされた基本プレイ無料のチーム制TPSで、First Watch Gamesが開発し、現在もHi-Rez Studiosが配信中だ。
プレイヤーが個性豊かな「ローグ」となって戦う新作PvPとして当初は期待されたが、その後のプレイヤー数は伸び悩んだ。もしまだプレイし続けている方がいたら残念な話だが、Steam Chartsの記録によると、記事執筆時点で平均プレイヤー数は400人程度。2023年11月に「冬季闘争アップデート」を実施したのを最後に、現在に至るまで大型アップデートは行われていない。
モバイル版『Rogue Company: Elite』も発表されテストが続いている本作だが、正式リリースの日程は不明。一方でHi-Rez Studiosは、First Watch Gamesを含む傘下スタジオの再編と統合を発表。人員削減により、『Rogue Company』の先行きは不透明と言えるのが現状だ。
活動停止のDr Disrespectスキンが削除
そんな『Rogue Company』だが、思わぬことから再び注目を集めている。ゲーム内で2020年にリリースされた「Dr Disrespect」のスキンを含め、関連コンテンツを削除すると2024年7月8日に発表したためだ。
「Rogue Companyのプレイヤーの皆様へ。ゲーム内でこれまでアクセスできたDr Disrespectのコンテンツを無効化しました。影響を受けたアカウントには、今週中にRogue Bucksで全額返金を行います」
Dr Disrespectは海外ゲーミングコミュニティを代表するストリーマーの1人だったが、スキャンダルが取り沙汰されて以降活動を停止している。
Dr Disrespectの闇
彼は2017年に、未成年者に対し、相手が未成年と知りながら性的なメッセージを送ったことが暴露された。この件は2020年に同氏がTwitchからBANされた事件とつながっている。当時は原因不明とされたが、2024年6月になってその顛末が表沙汰になった形だ。
このスキャンダルによりDr Disrespectは、Turtle Beachや2Kなどのパートナー企業、さらに同氏が設立に携わったスタジオMidnight Societyからも関係を切られた。YouTubeチャンネルでの収益化も停止されている。『Rogue Company』の運営も、こうした流れに続いたことになる。
ゲーム内通貨で返金、マップ削除は惜しまれる
ちなみにプレイヤーへの返金は、ゲーム内通貨の「Rogue Buck」で行われる。売価と同じであればスキンとバンドルはともに返金額2,000 Rogue Buckで、20ドル相当(約3,200円)。
ただでさえ人口の減っているタイトルなので、ゲーム内通貨で返されてもプレイヤーたちはあまり嬉しくないようだ。Redditのサブレでも、「現金で返さないのは"ディスリスペクト"すぎないか?」とうまいことを言いながら不満を述べる。一方で「(Dr Disrespectをモチーフにした)マップは良かったのにな」と惜しむ声も。
過去の多くの「期待作」がそうであったように、日本でもすっかり話題を聞かなくなった『Rogue Company』。今回の出来事をきっかけに大復活を遂げるのは難しそうだが、興味のある方はSteamなどで現状をチェックし「良かったところ」「いまいちだったところ」を分析してみてはいかがだろうか。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: X, Steam
コメント
コメント一覧 (1件)
まぁ世界中どこの国も普通は未成年に対する性的搾取や性的虐待は有無を言わさずスポンサーが手を引いて企業からは解任されるんよこんなん常識やねん。
如何に日本のジャニーズとメディアがやばいかよーわかるわな。