『Beautiful Light(ビューティフルライト)』は、ジュネーブのゲームスタジオDeep Worldsが開発中の新作シューター。サブジャンルは脱出ホラーシューターだ。
1つのセッションに24人が参加し、プレイヤー18人と、「変異体」というモンスター6人に分かれる。そこにNPCモンスターも加わって行われる「PvPvPvE」レイド体験が大きな特徴だ。
8月2日にはYouTubeで新たな動画を公開。最初のレイド用マップである「グラウンド・ゼロ」を探索しつつ、ゲーム全体の雰囲気が感じ取れる内容となっている。
PvPvPvE脱出ホラーシューター『Beautiful Light』
Steamストアページによると、「『Beautiful Light』は3人のオペレーターからなる6部隊が敵地に侵入し、過酷な環境下でアーティファクトを確保、脱出する任務を展開するPvPvPvE戦略一人称脱出シューター」。
この「PvPvPvE」は誤字ではない。プレイヤーは人間の「オペレーター」または「変異体」というモンスターとしてセッションに参加する。
6つのオペレーターチームはそれぞれ「PvP」関係にあり、一方ではオペレーターチームと変異体による別の「PvP」関係がある。さらにNPC変異体との「PvE」も加わることで、「PvPvPvE」という奇妙ながらも興味深い状況になっている。
人間プレイヤーたちの目的は、「介入エリア」という場所に展開し、ライバルチームを出し抜いて「アーティファクト」を回収。そして無事に脱出すること。失敗すれば荷物をロストするという脱出シューターのエッセンスを踏襲している。
加えて、アーティファクトの奪い合いを繰り広げるプレイヤーたちを、変異体プレイヤーたちが妨害してくる。脱出系でありながらホラーシューターのような体験にもなるのが『Beautiful Light』の特徴だ。
ゲームの流れとしては、「商人」たちからクエストを受注し、達成報酬を獲得。スキルツリーのようなプレイヤー進行システムがあり、報酬を使ってキャラクターのレベルアップやスキルの向上ができる。さらに武器や貴重な装備を購入して、次のレイドに備えていく。
アーリーアクセスの特徴
- メインとなる非対称型ゲームモード「レイド」:
- 参加人数は24人。プレイヤー18人(3人6チーム)と6体の変異体チームに分かれて対戦。オペレーターはアーティファクトを手に入れて脱出すれば勝利。変異体はすべての人間を倒せば勝利
- 深く、戦術的なハードコアFPSメカニクス
- 呼吸、リアルな足音、心臓の鼓動、リアルなガスマスクなど、重苦しい空気が流れる没入感を重視
- 軍用インターフェースデザイン(前腕PDA)にインスパイアされたダイエジェティックHUD
- コミュニティによってホストされ、カスタマイズされたセルフホスティングまたは専用サーバー
- 先進的なインベントリシステム
- レーザー、タクティカルライト、暗視装置など、戦術的かつクールなアイテム
- 詳細なマップ
完全版の特徴
- 公開またはクリア可能なミッションが多数登場する、傭兵&コントラクターシステム
- スタッツ、リーダーボード、ランク、役割、管理、ボーナスジェネレータを備えた、本格チームシステム
- 銃、ガジェット、コスメティクス、変異体など、さらなるコンテンツの充実
- さらなるマップ。『Beautiful Light』のポストアポカリプス戦域が拡大
- シークレット探索モード
初期マップ「グラウンド・ゼロ」紹介動画
新たに公開された動画は「Ground Zero(グラウンド・ゼロ)」という最初のマップを探索する内容。
このマップ自体も未完成だが、『Beautiful Light』の世界やサウンド、ライティングに触れるのに最適な動画だ。2分ほどの映像には、森林、廃屋、雨の村落と操車場、さらに謎の施設を散策する様子がおさめられている。
全体的なゲーム内容にはまだまだ不明点が多い。しかし『Escape from Tarkov(エスケープ フロム タルコフ)』のような脱出シューターや、『GTFO』のようなホラーシューターが好きなプレイヤーにはうってつけの新作となるだろう。人間でのプレイは緊張感がありそうだが、人間でいることに疲れたらモンスターになって妨害できる点が面白そうだ。
『Beautiful Light』は現在Steamストアページでウィッシュリスト登録受付中。脱出ホラーシューターとは思えない、意欲的なタイトルが印象に残る。登録して、リリースに向けた続報をチェックしておこう。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Steam, YouTube
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