ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation 5(PS5)の全世界累計販売台数が8,000万台を突破したことを発表した。これは2020年11月の発売から約5年での達成となり、ゲーム機市場におけるPS5の好調なパフォーマンスを改めて証明するものだ。
このマイルストーン達成は、SIEが発表した2025年度第1四半期の決算報告にて明らかになった。前年同期を上回る販売実績を記録しており、発売から時間が経過してもなお、コンソールの需要が衰えていないことを示している。
PS5の販売実績詳細
今回の決算報告で明らかになったPS5の販売実績は以下の通り。
- 全世界累計販売台数: 8,030万台(2025年6月30日時点)
- 2025年度第1四半期(4月〜6月)の販売台数: 250万台
この第1四半期の販売台数は、前年同期の240万台を10万台上回っており、PS5が市場で高い人気を維持・加速していることがわかる。発売から5年目を迎えてもなお、生産体制が安定し、世界中のゲーマーに届けられていることがこの数字から見て取れる。
過去のPSシリーズとXboxシリーズとの比較
PS5の8,000万台突破という数字は、過去のPlayStationシリーズと比較しても非常に順調なペース。以下で各機種の累計販売数を見てみよう。
- 初代PlayStation: 約1億200万台
- PlayStation 2:約1億6000万台
- PlayStation 3: 約8,700万台
- PlayStation 4:約1億1700万台
- PlayStation 5: 約8,280万台
- Xbox 360: 約8,400万台
- Xbox Series X + Xbox Series S:約3,000万台以下(最近の噂)
- Nintendo Switch:約1億5300万台
PS5はすでにPlayStation 3やXbox 360の販売台数に迫っており、最終的には初代PlayStationの記録も視野に入れている可能性がありそうだ。発売初期の品薄状態を乗り越え、安定した供給が続くことで、今後さらなる販売台数の増加が期待される。
なおPlayStation Network(PSN)のアクティブユーザー数は現在1億2300万人で、前年同期比700万人増。PS4とPS5のゲームは4月から6月の第1四半期に6,590万本販売され、2024年比1,200万本増となった。そのうちファーストパーティタイトルは少し寂しい690万本だったが、PSNなどの収益で充分カバーできていそうだ。
まとめ
PS5が発売から約5年で全世界累計販売台数8,000万台を突破したことは、家庭用ゲーム機市場におけるソニーの強さを改めて示すものだ。新型コロナウイルスの影響によるサプライチェーンの問題や、半導体不足といった困難な状況を乗り越え、着実に販売台数を伸ばしてきた。
今後、さらなる大台である1億台突破を目指し、どのような展開を見せるのか注目される。さらなる小型化やデザイン改善、ホワイト以外のカラー展開、そしてファーストパーティタイトルなど、まだまだ武器は残されている。
Gaming Device Power Tune for FPS

Source: SONY
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コメント
コメント一覧 (1件)
日本じゃ完全に空気だけど世界では売れてんだな