LAMZUが、フラッグシップの左右非対称ワイヤレスマウス「Thorn V2」を発表した。グローバルでの発売は2026年6月16日。White、Purple、Orange、Blackの4色で展開する。
初代「Thorn」の正統進化版で、形状を一から見直したうえで、センサー・MCU・ポーリングレートを最新世代へ引き上げた。LAMZUは30か月かけて細部を詰めたとしており、自社で最も誇れる1台だとアピールしている。
- 3行まとめ
- LAMZUがフラッグシップの左右非対称マウス「Thorn V2」を発表、グローバルでは2026年6月16日発売
- センサーはPAW NEXT I(最大50,000 DPI)、MCUのNordic nRF54H20を本体とレシーバーに搭載し、有線・無線ともに8000Hz対応
- 初代Thornから全長を5mm伸ばすなど形状を刷新、光学スイッチと光学式ホイールエンコーダを採用
LAMZUとは。ブレイクスルー賞を受けた急成長ブランド

LAMZUは、軽量なエルゴノミクス・左右対称マウスで支持を広げる中国のメーカーだ。「Atlantis」「Maya」シリーズなどで知られ、ここ数年で一気に存在感を高めている。
国内での評価も高い。EAA!!が実施した「ゲーマー国勢調査2025-2026」のゲーミングマウス部門では、ブランドシェア5位(前年から3つ上昇)、満足度3位、推奨度2位につけた。満足度4.56・推奨度4.41を両立し、勢力図を動かしたブランドに贈る「ブレイクスルー賞」も受賞している。
「LAMZU Thorn V2」の概要

「Thorn V2」は、初代「Thorn」の流れをくむフラッグシップモデルだ。形状の見直しと中身の刷新を同時に進め、競技志向のユーザーに向けて仕上げている。
- 発売日:2026年6月16日(グローバル)
- カラー:White / Purple / Orange / Black の4色
- サイズ・重量:124×66×42mm / 55g
- 価格:未発表
グローバル発売は現地時間6月16日午後2時(米東部時間)からで、日本時間では6月17日の早朝にあたる。
価格は2026年6月10日執筆時点では公表されていない。発売に合わせた続報を待ちたい。製品概要は以下の通り。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | LAMZU Thorn V2 |
| 接続方式 | 有線 / 2.4GHzワイヤレス |
| サイズ | 124×66×42mm |
| 重量 | 55g |
| センサー | PixArt PAW NEXT I |
| 最大DPI | 50,000 DPI(1 DPI刻み、誤差1%未満) |
| 最大トラッキング速度 | 880 IPS |
| 最大加速度 | 80G(EloShapes) |
| リフトオフディスタンス | 5段階調整 |
| MCU | Nordic nRF54H20(本体・レシーバー双方) |
| ポーリングレート | 最大8000Hz(有線・2.4GHz無線) |
| メインスイッチ | Kailh Optical V2(光学スイッチ、約1.5億回耐久、EloShapes) |
| エンコーダ | Raesha Optical(光学式ホイールエンコーダ、EloShapes) |
| 構造 | T.A.S内骨格 |
| 表面処理 | ナノ親肌コーティング |
| カラー | White / Purple / Orange / Black |
Thorn V2の注目ポイント1:初代Thornから一新した非対称エルゴ形状

最大の見どころは、初代Thornから一新したエルゴ形状だ。全体を5mm長くし、前カバーの曲線も微調整した。手を預けたときの収まりを広げる狙いがある。
背面の右後ろは高さを前方へ移したうえで0.25mm下げ、手のひらとのフィットを高めた。横握りのポイントは初代から2mm狭くし、側面の曲線も作り直している。
かぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちのいずれにも対応するとしており、ホイールも初代より太くなった。
Thorn V2の注目ポイント2:PAW NEXT I+Nordic nRF54H20で8000Hz対応


センサーはPixArtの最新世代「PAW NEXT I」。最大50,000 DPIに対応し、1 DPI刻みで微調整でき、誤差は1%未満だという。最大880 IPS、リフトオフディスタンスは5段階で設定できる。
MCU(制御チップ)には、本体と2.4GHzレシーバーの双方にNordic「nRF54H20」を採用した。旧世代のnRF52840から処理性能を大きく引き上げた上位チップだ。
同世代でも、省電力寄りのnRF54L15に対しnRF54H20は性能を優先する位置づけで、演算の余裕が大きい。8000Hzのような高負荷のポーリングも安定して処理しやすく、高ポーリング志向のユーザーに向く。

発売を前に、マウスの形状比較で知られるEloShapesが「Thorn V2」を比較対象に追加した。有識者の計測やスペックをまとめるサイトだ。
EloShapesによると、最大加速度は80G、メインスイッチは耐久約1.5億回のKailh Optical V2(光学スイッチ)、ホイールはRaesha製の光学式エンコーダとされる。
クリックの遅延は0.176msとうたい、ホイールの誤回転も抑えられる。内部にはT.A.S内骨格と呼ぶ支持構造を備え、表面にはナノ親肌コーティングを施した。
センサーの読み取り頻度を引き上げる「20K FPSスキャンレート」も備える。ポーリングレートほど体感差は大きくないが、性能を底上げする要素だ。
【比較】初代Thornと「Thorn V2」
初代「Thorn」と「Thorn V2」は、形状の系譜こそ受け継ぐが、中身は世代をまたいで刷新されている。主な違いを表にまとめた。
| 項目 | 前作(Thorn) | 新型(Thorn V2) |
|---|---|---|
| サイズ | 119×65×42mm | 124×66×42mm |
| 重量 | 約52g | 55g |
| センサー | PixArt PAW3395 | PixArt PAW NEXT I |
| 最大DPI | 26,000 DPI | 50,000 DPI |
| ポーリングレート | 最大4000Hz(別売ドングル) | 最大8000Hz(有線・無線) |
| MCU | Nordic(前世代) | Nordic nRF54H20(本体・レシーバー双方) |
| メインスイッチ | Raesha Optical(光学) | Kailh Optical V2(光学) |
大きく変わったのはセンサー、MCU、ポーリングレートだ。最大DPIは倍近くに上がり、ポーリングは別売ドングルなしで8000Hzに届く。
重量は52gから55gへ増えたが、全長を5mm伸ばすなど形状そのものが別物になっている。手に合うかどうかは、初代とは切り離して見たほうがよさそうだ。
「LAMZU Thorn V2」国内展開に期待

「Thorn V2」は、ブレイクスルー賞を受けたLAMZUの新たな看板モデルになりそうだ。
国内に向けた反応も出ている。LAMZUの日本公式アカウントと、HID-Labsの公式Xが、いずれも「Thorn V2」に言及した。
初代Thornは国内でHID-Labs OnlineShop(17,380円・税込)やAmazonで販売されている。「Thorn V2」の国内価格や取り扱いは未定だが、国内での展開に期待したいところだ。
形状を一新し、中身も最新世代へ引き上げた「Thorn V2」。あなたなら、4色のうちどれを選ぶだろうか。国内での発売情報など、今後の展開が気になるところだ。
FPS POWER TUNE
GoogleニュースでEAAをフォロー



コメント