中国のゲーミングデバイスメーカーWLMOUSEが、新型ワイヤレスゲーミングマウス「Beast G」を発表した。発売は2026年6月8日、日本時間で同日21時を予定しており、6月2日執筆時点では公式サイトで予約受付とカウントダウンが進む。
注目は価格だ。マグネシウム合金モデル「Beast X」シリーズとほぼ同じ3サイズ展開・同形状をとりながら、穴を無くしたソリッドシェルと新素材の採用で、通常版89ドル(約14,200円)からという手頃さを実現している。性能の中核は据え置いたまま、価格はBeast Xの約6割ほどに抑えた構成といえる。
- 3行まとめ
- WLMOUSEが新型ワイヤレスマウス「Beast G」を発表、2026年6月8日発売(日本時間21時)、通常版89ドルから
- 「Beast X」シリーズと同形状の3サイズ展開ながら、穴なしソリッドシェルと新素材で低価格化
- センサーはPAW3950HS、MCUは新世代Nordic 54L15、最大8000Hzポーリングに対応
WLMOUSEとは。満足度・推奨度ともに国内1位の新興ブランド

WLMOUSEは、軽量かつ高剛性なゲーミングマウスで存在感を高めている中国のメーカーだ。マグネシウム合金を使った「Beast X」シリーズを中心に、製品ラインを広げている。
強みは性能だけではない。万人受けするカラー展開や、猫をモチーフにしたドングルなど、遊び心のあるデザインも個性だ。スペック一辺倒になりがちなジャンルの中で、見た目の良さから女性を含む幅広い層に支持されている。
国内での評価も高い。EAA!!が実施した「ゲーマー国勢調査2025-2026」のゲーミングマウス部門では、WLMOUSEが満足度と推奨度の両方で1位を獲得した。満足度スコア4.77は全デバイス部門を通じても最高水準で、ネクストブレイク賞も受賞している。
「WLMOUSE Beast G」の概要
「Beast G」は、WLMOUSEの「Beast」シリーズに新たに加わる、手頃な価格帯のモデルだ。Mini、Medium、Maxの3サイズで展開し、すべてのサイズで同じ性能プラットフォームを共有する。
- 価格:通常版 89ドル(約14,200円)、セール時 79ドル(約12,600円)
- 発売日:2026年6月8日(日本時間21時)
- サイズ:Mini / Medium / Max の3種類
- カラー:Black / Silver / White の3色
- 販売:WLMOUSE公式サイト、国内はKIBUでの展開が見込まれる
円換算は6月2日執筆時点、約159円/ドルで計算した。製品概要は以下の通り。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | WLMOUSE Beast G |
| 接続方式 | 有線 / ワイヤレス |
| シェル素材 | Microcrystalline Composite(ソリッドシェル) |
| センサー | PixArt PAW3950HS |
| 最大DPI | 30,000DPI |
| 最大トラッキング速度 | 750IPS |
| MCU | Nordic 54L15 |
| ポーリングレート | 最大8000Hz(有線・無線、125〜8000Hz) |
| リフトオフディスタンス | 0.7 / 1.0 / 2.0mm |
| メインスイッチ | Kailh光学スイッチ |
| エンコーダ | TTC Silverエンコーダ |
| ボタン数 | 4+スクロールホイール |
| バッテリー | 300mAh |
| サイズ・重量 | Mini 116×58×35mm / 35±2g、Medium 122×62×37mm / 38±2g、Max 126×65×39mm / 41±2g |
| 付属品 | USB-Cケーブル、8Kドングル、PTFEソール、グリップテープ×2、ドット型ソール×20 |

Beast Gの注目ポイント1:穴を無くしたソリッドシェルと新素材

最大の特徴は、シェルに穴を一切設けないソリッド構造を採用した点だ。マグネシウム合金の「Beast X」シリーズには肉抜きやサイドのスリット(細い溝)を備えるモデルもあるが、「Beast G」はサイドも手のひらが当たる面も穴のない、表面が連続したソリッドシェルでまとめている。
素材には、WLMOUSEが「Microcrystalline Composite(微結晶コンポジット)」と呼ぶ独自素材を使う。公式はマグネシウム合金でもカーボンファイバーでもない新しい素材プラットフォームと説明しており、軽さと安定した握り心地、滑らかな表面仕上げの両立を狙ったものだとしている。
底面はフラットなボトムカバーとし、安定した滑りと構造強度、マウスパッドとの相性を高めているという。重量はMiniが35±2g、Mediumが38±2g、Maxが41±2gと、ソリッド構造ながら軽量域に収まっている。
Beast Gの注目ポイント2:全サイズ共通性能と新世代MCU「Nordic 54L15」



「Beast G」は、どのサイズでも同じ性能プラットフォームを搭載する。サイズによる性能差が出ない構成で、手の大きさやグリップに合わせてサイズだけを選べる。
センサーはフラッグシップ級のPixArt PAW3950HS(最大30,000DPI、最大トラッキング速度750IPS)。メインスイッチには、応答が速くチャタリング(連打誤作動)が起きにくいKailh光学スイッチを採用した。
MCU(制御チップ)には、省電力な新世代のNordic 54L15を搭載している。ポーリングレートは有線・無線ともに最大8000Hzに対応し、125Hzから8000Hzまで段階的に設定できる。
付属するレシーバーは、WLMOUSEらしい猫型デザインの8K対応ドングルだ。猫の目にあたる部分にRGBが組み込まれ、バッテリー残量や接続モードを表示する。

Beast G × FEIRENZAI(非人哉)コラボ、全7色の限定版
「Beast G」には、中国の人気漫画・アニメ「非人哉(FEIRENZAI、フェ~レンザイ)」とのコラボ限定版も用意される。「非人哉」は、山海経や西遊記などの神仙・妖怪が現代社会で暮らす日常を描いたコメディ作品で、日本語吹替版も配信されている。

コラボ版はキャラクターをモチーフにした全7色展開で、性能プラットフォームは通常版と共通だ。通常版の付属品に加えてキャリーケースが同梱され、価格は通常99ドル(約15,800円、セール時89ドル)となる。

非人哉のキャラクターを知らなくても、デザイン性に惹かれたなら選択肢に入れたい1台だ。性能は変わらないので、好みの色や見た目だけで選んでも損はない。
【比較】Beast GとBeast X Proの価格と構造

「Beast G」とマグネシウム合金モデル「Beast X Pro」は形状こそ近いが、素材や価格は大きく異なる。ここでは同じMediumサイズ(122×62×37mm)どうしで、主な違いを表にまとめた。
| 項目 | Beast G(Medium) | Beast X Pro |
|---|---|---|
| 価格(通常) | 89ドル(約14,200円) | 149ドル(約23,700円) |
| 寸法 | 122×62×37mm | 122×62×37mm |
| 重量 | 38±2g | 39±2g(穴あり)/ 41±2g(穴なし) |
| シェル素材 | Microcrystalline Composite | マグネシウム合金 |
| シェル構造 | ソリッド(穴なし) | サイドスリット(穴なし版も選択可) |
| MCU | Nordic 54L15(新世代) | Nordic 52840(旧世代) |
| センサー | PixArt PAW3950HS | PixArt PAW3950HS |
| メインスイッチ | Kailh光学 | Omron光学 / TTC Nihil |
| ポーリングレート | 最大8000Hz | 最大8000Hz |
Mediumどうしの重量は38±2g対39±2gとほぼ互角で、穴のないソリッド構造ながら軽さを保っている。センサーとポーリングレートの上限も共通だ。
MCUは「Beast G」のほうが新しい世代にあたる。省電力性で有利と見られるが、両モデルとも公称バッテリー容量は300mAhで、公式の駆動時間は公開されていない。
国内価格の目安としては、KIBUが「Beast X Pro(3950モデル)」を25,500円で扱っている。「Beast G」は公式価格でその約6割にとどまるため、国内でもかなり手頃な価格が期待できる。
WLMOUSE、中国初のオフライン店舗もオープン、国内展開にも期待

WLMOUSEは製品展開と並行して、リアル店舗にも進出している。中国・武漢の光谷(オプティクスバレー)に、同社初のオフラインストアをオープンした。
国内ではWLMOUSE製品を幅広く扱うKIBUがあり、6月2日執筆時点で「Beast G」の掲載はないものの、「Beast X」シリーズを継続的に取り扱ってきた実績から、同ルートでの展開が見込まれる。
「Beast X」シリーズと同等の性能を備えながら価格を大きく抑えた「Beast G」は、満足度・推奨度1位ブランドの入り口として注目を集めそうだ。あなたなら、Mini、Medium、Maxのどのサイズを選ぶだろうか。今後の国内展開が気になるところだ。
FPS POWER TUNE
GoogleニュースでEAAをフォロー
Source: WLMOUSE



コメント