Ninjutsoは現地時間2026年6月11日、ワイヤレスゲーミングマウス「Sora V3」のグローバル販売を開始した。価格は119.99ドルで、日本国内では一足早く6月上旬から税込17,980円で販売されている。
Sora V3はヒット作Sora V2と同じ形状を保ちつつ、センサーからスイッチ、内部構造までを全面刷新したモデルとなる。当初の予定から約4か月の延期を経てようやく登場した経緯に加え、6月14日までの公式サイト限定セールが日本のユーザーにとって本当にお得なのかも検証した。
- 3行まとめ
- Sora V2と同形状のまま中身を全面刷新した40gの「Sora V3」がグローバル発売
- 新センサー搭載でバッテリー駆動は従来比最大3倍、8000Hzでも約1週間持続
- 公式サイト限定の20ドルオフセールは6月14日まで、ただし日本からは送料に注意
Ninjutsoとは

Ninjutsoは超軽量ワイヤレスマウスを中心に展開する海外ブランド。代表作のSoraシリーズはつかみ持ち・つまみ持ちユーザーから高い支持を集めており、VAXEEとのコラボモデル「VAXEE x NINJUTSO Sora」も展開されている。現行ラインナップにはSora V2のほか「Ten」が並び、日本ではふもっふのおみせなどが正規取り扱いを行う。
Ninjutso「Sora V3」がグローバル発売

Sora V3は重量40g±2gの超軽量ワイヤレスゲーミングマウスで、カラーはBlackとWhiteの2色展開。つかみ持ち・つまみ持ちに適した形状はSora V2からそのまま受け継いでいる。
- 価格:税込17,980円(海外公式ストアは119.99ドル)
- 発売日:グローバルは現地時間2026年6月11日、日本国内は6月上旬から先行販売中
- 国内販売先:ふもっふのおみせ / パソコンSHOPアーク / PCワンズ(Amazonでの取り扱いはなし、6月12日執筆時点)
- カラー:Black / White
一方で外観以外はほぼ別物に進化した。シェルに穴を開けない構造のためホコリが内部に入りにくく、メンテナンス性にも配慮されている。主なスペックは以下のとおり。
| 高さ | 37.3mm |
| グリップ幅 | 59mm |
| 長さ | 119.2mm |
| 重量 | 40g±2g |
| スイッチ | HyperSwitch |
| センサー | AIMNINJA 2 PRO 45K |
| DPI | 最大45,000 |
| LOD | 0.7〜2.0mm |
| 最大ポーリングレート | 8000Hz |
| バッテリー駆動時間 | 8000Hz:約1週間/4000Hz:約1.5週間/2000Hz:約2週間/1000Hz:約3.5週間 |
| 対応OS | Windows 7以降 |
| パッケージ内容 | マウス本体、SnappyFire × Pixart 8Kレシーバー、USB-Cケーブル、交換用ソール、インフォメーションガイド |
Sora V3の注目ポイント1:新センサー「AIMNINJA 2 PRO 45K」を搭載

Sora V3最大の目玉が、新開発センサー「AIMNINJA 2 PRO 45K」だ。世界初のデュアル光学エンジンアルゴリズムを採用したと謳われ、最大45,000DPI、0.1DPI刻みの調整に対応し、ガラスのような特殊な表面でも高いトラッキング性能を発揮するという。

第2世代MotionSyncにあたる「RawMotion」も搭載した。MotionSync(センサーの読み取りとPCへの送信タイミングを同期させる機能)は従来1フレーム分の遅延が生じていたが、RawMotionは同期機能をセンサーチップ自体に内蔵しており、ソフトウェア処理を挟まない分、遅延と消費電力の両方を抑えられる。
Sora V3の注目ポイント2:バッテリー駆動時間が従来比最大3倍

省電力性能も大きく強化された。マウスを持ち上げた状態を自動検知する「SymVision」により、リフト時の消費電力をPAW3950比で最大55%削減(国内代理店の商品ページでは最大90%と表記)。高ポーリングレート動作時の消費電力も同センサー比で最大52%削減されている。

その結果、バッテリー駆動時間は従来比最大3倍に到達した。ポーリングレート(マウスがPCへ入力情報を送る頻度)別の駆動時間は以下のとおり。いずれもNINJUTSOラボが1日5〜6時間のプレイを想定して測定した数値で、実際の持続時間は設定によって変動する。
| ポーリングレート | 駆動時間 |
|---|---|
| 1000Hz | 約3.5週間 |
| 2000Hz | 約2週間 |
| 4000Hz | 約1.5週間 |
| 8000Hz | 約1週間 |
付属の「SnappyFire × Pixart 8K」レシーバーは最大8000Hzに対応し、従来比で消費電力15%減、耐干渉性能は50%向上している。8000Hzで常用しても約1週間持つ計算で、高ポーリングレート運用の弱点だった充電頻度を大きく改善した形だ。

Sora V3の注目ポイント3:クリックと内部構造を改良

メインスイッチには独自開発の「SPDT HyperSwitch」を採用。0.57Nの軽い押下圧と歯切れの良いクリック感が特徴で、チャタリング(意図しないダブルクリック)が発生しない設計を謳う。

特許取得済みの「BTS(Button Tension System)」も組み合わされた。銅製スプリングでボタンプレートに常にテンションをかけ、スイッチとの接触を最適化することで、クリック前の無駄な遊びやクリック感のバラつきを抑えている。

内部には新開発の「ESSインナースケルトンサポートシステム」を採用し、40gの軽さを維持したまま構造強度をSora V2比で2倍に高めた。表面の「HyperFinish」コーティングはグリップ力が従来比30%向上し、汗をかいた手でも滑りにくいとされる。

設定ソフトウェア「NinjaForce」はブラウザから使えるWeb版に加え、PC版の配布も始まった。DPIやポーリングレート、LOD(マウスを持ち上げた際にセンサーが反応しなくなる高さ)の変更がダウンロード不要で行える。
Sora V3は約4か月の発売延期、その理由は
Sora V3は2026年1月末の告知時点で「2月上旬発売予定」とされていたが、実際のグローバル発売は6月11日となった。Ninjutsoは3月19日に延期を正式発表し、理由として2点を挙げている。
1つ目は旧正月(CNY)休暇中に工場の稼働人員が想定を大幅に下回り、発売に必要な供給量を確保できなかったこと。2つ目は初期ユーザーから「マウスを持ち上げてパッドに戻した際にポインターが意図せず上下に動く」「ウルトラモードで遅延を感じる」というセンサー関連の報告があったことだ。
NinjutsoはPixartのセンサーチームと共同で検証を進め、4月22日には「センサー関連問題はすべて解決し、性能の最適化も完了した」と報告した。公式FAQによると、初期に出荷されたサンプルも最新ソフトウェア経由のファームウェア更新で同様に解決できるという。
Sora V3の20ドルオフセール、公式サイト限定で6月14日まで
発売延期のお詫びを込めた「感謝セール」として、現地時間6月11日から14日まで公式サイト限定で20ドルオフが実施されている。通常119.99ドルのところ期間中は99.99ドルとなり、6月12日執筆時点ではBlack・Whiteともに注文可能だ。

ただし、日本からの購入は送料に注意したい。編集部で確認したところ東京への送料は12.99ドルで、合計は約113ドル。6月12日時点のレートでは約1万8,000円となり、国内価格の税込17,980円とほとんど変わらなくなってしまう。
到着までの日数や初期不良時のやり取りまで考えると、日本のユーザーは国内代理店から購入するのが無難だろう。セールはあくまで、延期を待ち続けた海外ファン向けの施策と見るのが良さそうだ。
Sora V2の形状をそのまま、センサー・スイッチ・構造・バッテリーを総取り替えしたSora V3。延期の原因だったセンサー問題も解決済みと公式が明言しており、心配せず手を出せる状態になった。とにかくバッテリー持ちを重視するゲーマーや、歴代Soraユーザーには有力な選択肢になりそうだ。8000Hzで1週間という駆動時間、あなたの環境なら充電は月に何回で済むだろうか。
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Source: Ninjutso



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