『Warzone』『CoD:BO7』でチート29.3万アカウントBAN。RICOCHETが明かす"高ランク帯に紛れるチーター"の実態

Activisionが、CoDシリーズのアンチチート「RICOCHET Anti-Cheat」に関するSeason 05のQ&Aを公開した。『コール オブ デューティ ブラックオプス7(Call of Duty: Black Ops 7)』と『Call of Duty: Warzone(コール オブ デューティ ウォーゾーン)』では2026年に入ってから29万3000を超えるアカウントをBANしており、BAN原因の94.6%がシステムによるBANだという内訳データも明らかになっている。Season 05では、ハードウェアBANの能力をさらに拡張し、トップ250のプレイヤー監視を強化する。
- 3行まとめ
- 『CoD:BO7』&『Warzone』で2026年これまでに29万3000アカウント超をBAN。BAN原因の94.6%はシステムによるBANで、クリップやSNS由来の通報はわずか0.11%
- 高ランク帯では、チートを要所だけ発動して熟練プレイヤーに紛れる手口が横行。RICOCHETはトップ250の監視を強化し、複数のシグナルを組み合わせて調査する
- 検出したチーターを試合から排除するまで平均約6分。Season 05ではハードウェアBANの能力を拡張し、再登録のハードルも段階的に引き上げる
『CoD:BO7』&『Warzone』2026年のBAN数、29.3万アカウント超に到達

今回のQ&Aで最初に目を引くのが、シンプルな実績の数字だ。Team RICOCHETは6月までの時点で、『CoD:BO7』と『Warzone』において2026年これまでに29万3000を超えるアカウントをBANしたと報告している。
この数字は年間累計ではなく、あくまで2026年に入ってからの半年分だ。RICOCHETは2025年末の振り返りでも、『CoD:BO6』を含む直近1年間で80万超のアカウントをBANしたと報告しており、スコープは異なるものの、依然としてハイペースでチーターを刈り続けているのが分かる。
RICOCHETのBAN内訳データ:94.6%はシステムBAN、通報由来はわずか0.11%
今回あわせて公開されたのが、BANが「何をきっかけに」実行されたのかを示す内訳データだ。ここがランク勢にとって一番刺さる部分だと思う。

- システム由来のBAN:全体の94.6%
- Core Systems(コアシステム=中核の自動検出):43.8%
- Hardware(ハードウェア検出):31.8%
- Escalated Review(エスカレーション審査):19.0%
- ブースティング・チーミング(Teaming)関連:5.2%
- ソーシャル報告(クリップ・SNS投稿):0.11%
「通報しても意味なくない?」という体感を持つ人は多いはずだが、この0.11%という数字はそれを裏付けているように見えて、実は逆だ。RICOCHET側の説明によれば、公開クリップやSNS投稿はあくまで「調査のきっかけ」として全体の0.11%を占めるに過ぎず、残る99.89%は検出データ・内部調査・ゲーム内通報・内部監視によって動いているという。
つまりゲーム内通報は99.89%の側に含まれており、無駄になっているわけではない。SNSにクリップを上げて晒す前に、検出や内部調査といった経路が大半を担っているという構図だ。実際、SNSでタグ付けされたクリップの中には、すでにBAN済みのアカウントが写っているケースもあるとしている。
高ランクに紛れるチーター、トップ250ランクプレイの監視を強化
RICOCHETが今もっとも手を焼いていると認めているのが、ランクプレイの最上位帯だ。競技的な見返りが最も大きい層で、少数の不正でも体験に与える影響が大きいという。
この帯のチーターは、露骨なレイジハックとは真逆の動きをする。捨てアカウントではなく育てた本アカウントを使い、デス数も被ダメージも熟練プレイヤーと同程度に抑えたうえで、勝負どころだけチートを選択的に発動させる。RICOCHETはこの手口をfeathering(フェザリング)と呼んでいる。
だからこそ、最上位帯の調査は単一の検出シグナルだけでは判断しない。技術的検出・プレイ分析・テレメトリ・通報・手動調査などを組み合わせ、全体像を描いてからBANに踏み切るとしている。そのうえでトップ250の監視を積極的に増やし、より速いエンフォースと、そもそも不正者が最上位に到達しにくい環境づくりを狙う。
ランクプレイの公平性を担保するという方向性は、Cronus ZenやXIMといったコンバーター排除に本腰を入れたシーズン02から一貫している。今回はその照準が「デバイス」から「最上位に紛れる本アカウントのチーター」へと移った形だ。
チーター排除まで平均6分。RICOCHETがあえて"即BANしない"理由
スピード面での数字も出ている。検出したチーターを試合から追い出すまでの平均対応時間は、現時点で約6分。一般的な1試合よりも短い時間で処理できているという。
一方でRICOCHETは、必ずしも即BANが最善ではないとも明言している。あまりに速く動くと「何が検出されたのか」がチート開発者に伝わり、対応を早められてしまうからだ。検出によっては、BAN前に追加の検証や調査を要するものもある。
BAN自体も重要だが、常習チーターを二度と戻さないことも同じくらい重要だ、というのがRICOCHETの立場だ。だからエンフォースのタイミングを戦術的にコントロールし、排除と再発防止の両立を狙う。手元のツールで影響を抑えつつ、その裏で挙動を分析し続けるという運用になっている。
Season 05はハードウェアBANを拡張。再登録のハードルも段階的に上昇
Season 05の目玉は、ハードウェアBANの能力をさらに拡張することだ。アカウントを消しても、同じ物理環境からの再参入をより難しくする方向で強化される。
アカウント作成のハードル引き上げも継続中だ。Season 03では新規の基本プレイ無料PCアカウントにSMS二段階認証(SMS 2FA)を必須化しており、BANされたチーターが新アカウントを量産しづらい土壌を作ってきた。コンソール勢向けの追加保護も展開中だという。

そもそもRICOCHETのカーネルドライバとは
PC上のほとんどのプログラムは、システムへのアクセスが制限された状態で動く。これに対しRICOCHETのカーネルレベルドライバは、より深い階層で動作し、ゲームに干渉しようとする本来あり得ない挙動のソフトウェアを検出する。近年のチートは従来型のセキュリティを回避するよう作り込まれているため、この一段深い層での監視が効いてくる。
ドライバが動くのは保護対象のCoDタイトルをプレイしている間だけで、ゲームを閉じれば停止する。カーネルドライバはあくまでRICOCHET全体の一部であり、サーバーサイド分析やプレイ調査、継続的なアップデートと組み合わさって初めて機能する仕組みだ。
チーターに会う機会は1度でも減らしたいが、いたちごっこに終わりはないことは長年続くチート対策の歴史が証明してしまっている。多要素認証のような抜本的な対策が進むことを祈ろう。
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Source: Call of Duty Official(@CODUpdates)
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コメント
コメント一覧 (7件)
むしろチートと上級者でやらせて判断して貰う(上級者に)がマシだと思うけどな
上級者だってランク外で雑魚狩りして気持ちよくなってんだからそれぐらいは担え。
PC勢の変な日本語名や広東語ネームに出会ったらチーターと思え
夏のバン祭りわろた
仕事してないとも言わないしゲームの規模的にもRICOCHETに文句は無いんだけど
ちょっと怖いなと思うのがリング0の権限をRICOCHETに与えてる事でRICOCHET自体をハックされた場合やばくね?って言うのがあるんよね とくにリング0はAIが開花する前の発想だからハックの処理技術が爆発的に上がったAIのハックにRICOCHET(というかゲーム企業)は果たして耐えられるのだろうかって言う怖さがあるんよね・・・・妄想乙であってほしいんだけど
ウォールハック全然検出できてないだろ、あからさまなのでもずっといるわ。
アピールしたいならゲーム中のログにアカウント名とBANした宣言表示したらええねん。
こうしてみるとチート対策ってのはむずかしいね
ちゃんとできてたとしても普通の利用者には伝わらないから広報する必要がある
そうでなくとも人は99回の普通の試合より1回のチーターに嫌な思いさせられた方が強く印象に残る
しかも相手は違法上等なのに開発側は徹底して遵法せなあかん
だからまあここに関しちゃActivisionはよくやってる方だとはおもうね
チート使うカスは〇んでくれて良い、どんな理由があろうと〇でくれて良い