ベータ時点からチーター被害が問題視されている『Call of Duty: Black Ops 6(コールオブデューティ: ブラックオプス6)』。アンチチート担当チームの努力にもかかわらず、残念ながらシーズン02でも引き続き不正行為が目撃されている。
今回注目されているチーターは、「ロビーのプレイヤー指定して、強制的に試合から追い出す」というもの。本物であればセキュリティ面で大きな問題になる。
『CoD:BO6』プレイヤーを強制キックする新チート?
ItsHapaが紹介しているのは、『BO6』のチートツールの1つ。他のチートと同じく画面上にツールボックスが表示されていたり、敵のシルエットが最初から見えていたりするものだ。
しかしこのツールには、「プレイヤーをロビーから切断する」という衝撃的な機能もついているという。
映像ではツール上で対象のプレイヤーを選択し「ロビーからキック」をクリックするだけで、キルログに次々と「切断」が報告されている。実際、左上のミニマップや銃声などが少しずつ静かになっているような...?
切断されたプレイヤーたちは全員同じ名前で表示されているが、どうやらゲーム内に表示されるアカウント名をリネームするチートと組み合わせているようだ。映像内での意図は不明だが、このようなリネームチートは、アカウント名を手がかりに通報されるのを防ぐのに使われているという。
昔からあるといえばある
チーターがサーバーを操作しているのも同然なので、事実だとしたら信じがたい光景だ。
リプ欄や引用では、「絶対にフェイクだ」と断言する声もある。一方で「RICOCHET(CoDのアンチチート)のコードは何年も前に流出している」という話や、「Activision社内にモグラ(裏切り者)がいて、チート業者にバックドアを売っているに違いない」といった陰謀論まで飛び出し、コミュニティをざわつかせている。
「チーターはなんでこのゲームをプレイしてるんだ?」というもっともな指摘も。
一方では、「今さら驚くことじゃない」となだめる向きもある。『BO3』などの旧作でも同じようなことができただろうと、実際にクリップを提供している。
とはいえ、この時代は状況が異なる。過去の『コール オブ デューティ』作品は、ゲームサーバーとP2P(ピア・トゥ・ピア)を組み合わせて情報を同期させる方式を採っていた(専用サーバーもあった)。プレイヤーキックなどの不正ツールがまかり通っていたのもそのため。現在は専用サーバーのみになり、ホストのプレイヤーがいなくなってゲームが落ちるといったことも起きない(懐かしい)。
『CoD:BO6』は2024年にリリースされたばかりのゲームだ。通信技術と同時に、ネットワークセキュリティも『BO3』から大きく進化したはず。しかしその点を踏まえると、今回の映像はますます不可解に思える。つい先日も、ゾンビモードのワンダーウェポンをウォーゾーンに持ち込むチーターが目撃されたばかりだ。
いずれにせよ、セキュリティを強化するためにプレイヤー側からできることは非常に少ない。怪しいプレイヤーはすぐに通報する習慣をつけるくらいだ。
いずれにせよ、RICOCHETを担当するアンチチートチームのコメントや対策に期待したい。
- タイトル:Call of Duty: Black Ops 6(コール オブ デューティ ブラックオプス 6)
- 発売日:2024年10月25日
- 対象機種:Xbox Battle Pass, PC Game Pass, PC(Microsoft Store, Battle.Net, Steam)PS5,PS4 / XboX X|S, One
Source: X
コメント
コメント一覧 (2件)
P2P時代はCSにもラグスイッチとかあったなぁ
と言うかちっょと疑問なんだけど
昔と違ってゲーム側に与えるPC内の権限がどんどん強くなるからこれってイコールで突破された時にチーター側が潜れるPCの領域が比べ物にならん程危険って事になるんかな
VALORANTの最初は中国企業にそこまでの権限を与えるのはどうよって理由でちょっと騒がれてたけど
現状の問題としてやばいのって1つのアプリケーションにチート対策と言う名目で必要以上の権限を与えてて突破された時にはその権限の範囲内で好きにされる脅威がむしろ上がるって事になってるんじゃ・・
ゲームやってるだけでDDoS攻撃の踏み台として付与されるみたいな事になるんじゃと思うんだけど
できればワイの妄想が激しいだけで終わって欲しい
PS5でプレイしてるけどPCとはマッチしないように設定しよ