Ubisoftは『Rainbow Six Siege X(レインボーシックス シージ エックス)』のアップデートを発表した。Y10S3.2にあたるこの小規模なパッチにはバランス調整も含まれており、Y10S3の新オペレーターとして9月2日に登場したばかりのDenari(デナリ)が再度弱体化される。
『シージエックス』次回アップデートでDenariまた弱体化
「Denariは明日(日本時間9月30日深夜)のY10S3.2パッチでバランスアップデートを受けます。現在は、T.R.I.P.コネクター同士をつないでいる射線が塞がれた場合、その射線が解放されると即座にコネクターが再起動します。
Y10S3.2より、T.R.I.P.コネクターの再起動には1秒かかるようになり、このガジェットの初回起動時間と同じになります。つまり、オペレーターやガジェット、またはオブジェクト類がT.R.I.P.コネクターの射線を塞いだ場合、コネクターを再接続するのに1秒かかるようになります」
Denariについては9月初頭、実装1日にして弱体化されている。要は一ヶ月の間に2度の弱体化を受けたことになる。

「何が問題だったんだ?」コミュニティ疑問視
再起動に1秒かかるとどうなるのだろうか。その影響は、コンテンツクリエーターのMacie Jayが自ら紹介しているDenariのテクニックを見ると分かりやすい。
Denariのコネクターは、挙動が似ているAruni(アルニ)のスーリヤゲートのように、自分の体でレーザーを消す使い方ができる。しかし設置場所が遠目にも分かりやすいスーリヤとは異なり、攻撃側はそこにコネクターが隠されていることが、事前にドローンを回していない限り気づけない。
動画で実演されている通り、何も知らずに向かってきた盾オペレーターに対し、タイミングよくレーザーを再起動するのが効果的だ。レーザーを踏んだ盾オペレーターは電撃効果でガードブレイクされるので、Denariはこれを簡単に排除できる。次回のアップデートでは、このような立ち回りがやや難しくなる。
とはいえ、Macieのクリップは話題になったものの、こうしたプレイが弱体化の理由かどうかは不明だ。競技シーンでも、Denariは毎ラウンド出てくるようなオペレーターとはほど遠い。Liquipediaでプロ公式戦のBAN率を参照しても、アジア地域で2回BANされている程度で、今のところメタに大きな影響を与えていないことが察せられる。
コミュニティでも同様の評価なのか、今回の変更には「何が問題だったんだ?」、「何の意味があるんだ?」と疑問視する声も。攻撃側の盾オペレーターの有用性を維持するため、という憶測も見られるが、いずれにせよ背景にある事情は定かではない。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
FPS POWER TUNE


Source: X
コメント
コメント一覧 (1件)
エアジャブとかレイザーシェルは接地面が破壊されて落下しても即起動しないからそれに合わせただけかも?
現時点でこの仕様が明確な問題を引き起こしていたというよりも、面倒ごとを遠ざけるための予防的修正な気がする
あまりにもトリッキーな使い方ができると、それ対策の調整とかが必要になって一般的な使い方まで制約を受けちゃったりするからあらかじめ塞いでおいたりとか
個人的にはこういうガジェットが1フレームで発動するのは珍しいから違和感あったしBBがブリーチした瞬間溶けてるの見てかわいそうだった