Logicool G(ロジクールG)は2026年1月27日、都内にて新製品発表会を開催し、最新のワイヤレスゲーミングマウス『PRO X2 SUPERSTRIKE(プロ エックス ツー スーパーストライク)』を正式に発表した。日本国内での発売日は2026年2月19日(木)。ロジクールオンラインストア価格は29,150円(税込)で、Amazonでは5%OFFクーポンが付いている(執筆時)。
『PRO X2 SUPERSTRIKE』は以前開催されたイベント「Logicool G PLAY 2025 in Tokyo(記事)」にて開発が示唆されていたモデルで、今回ついにその全貌が明らかとなった。
『PRO X2 SUPERSTRIKE』の最大の特徴は、独自の「HITS(ハプティック誘導トリガーシステム)」の採用により、クリックの反応速度と感触をソフトウェア上で自在にカスタマイズできる点にある。本稿では、発表会で語られた『PRO X2 SUPERSTRIKE』の技術仕様、プロゲーマーやデバイスレビュアーによるインプレッション、および質疑応答の内容をレポートする。
世界初のHITS技術搭載『PRO X2 SUPERSTRIKE』

『PRO X2 SUPERSTRIKE』は、Logicool Gのフラグシップモデル「PRO X」シリーズの最新作だ。形状は多くのゲーマーに支持される『PRO X SUPERLIGHT』を踏襲しつつ、内部構造に革新的な変更が加えられている。その核心となるのが、世界初となる「ハプティック誘導トリガーシステム(HITS)」だ。
製品名:PRO X2 SUPERSTRIKE
発売日:2026年2月19日
ロジクールオンラインストア価格:29,150円(税込)
重量:61g
特徴:ハプティック誘導トリガー(HITS) / HERO 2センサー / 8000Hzポーリングレート / ラピッドトリガー対応
販売ページ:Amazon / 楽天 / Yahoo!ショッピング / 公式サイト
| 製品名 (日本語) | ロジクール PRO X2 SUPERSTRIKE LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミング マウス |
| 製品名 (英語) | Logicool® PRO X2 SUPERSTRIKE LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouse |
| 品番 | 910-007781 / 910-007782 |
| 型番 | G-PPD-004WL-STRK / G-PPD-004WL-STRKd |
| 本体カラー | ホワイト |
| 発売予定日 | 2026年2月19日(木) |
| 価格 | オープン価格 |
| ロジクールオンラインストア価格 | 29,150円(税込) |
| 保証期間 | 2年間(G-PPD-004WL-STRKdのみ1年間) |
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 63.5mm x 40.0mm x 125.0mm |
| 重量 | 61g |
| センサー方式 | オプティカル (HERO2) |
| 解像度 dpi | 100-44,000 |
| 最大加速* | 88G |
| 最大スピード* | 888 インチ/秒 |
| USB レポートレート | 1,000 Hz - 8,000 Hz |
| 総ボタン数 (チルト機能含む) | 5 |
| スクロールホイール | 有 |
| チルト機能 | 無 |
| 電源 | 内蔵充電式リチウムイオン電池 |
| 電池寿命 | 約90時間 |
| 必要システム | Logicool G HUB ソフトウェア (ロジクールの Web サイトからダウンロードが必要です) |
| 対応OS | USB 2.0 (または以降) ポートが使用可能な Windows または macOS (オプション) インターネット接続環境 (ロジクールG HUB ソフトウェアのダウンロード時に必要) |
| 接続形式 | LIGHTSPEED |
| 接続I/F | USB |
| パッケージ内容 | 製品本体、LIGHTSPEED ワイヤレスレシーバー、USB A-C充電/データケーブル、レシーバー延長アダプター、POWERPLAY アパーチャドア (フィート付き)、グリップテープ (オプション)、クリーニングクロス、取扱説明書、保証規定 |





最大30ミリ秒高速化!HITSによるクリック遅延の削減とラピッドトリガー

HITSは、磁気誘導とハプティック(触覚)フィードバックを組み合わせたシステムで、物理的な接点を持つ従来のスイッチとは一線を画す。この機構により、クリック入力の検知速度が従来比で最大30ミリ秒高速化された。さらに、キーボードでトレンドとなっている「ラピッドトリガー」機能をマウスの左右クリックに実装している。
ユーザーは専用ソフトウェア「Logicool G HUB」を通じ、以下の項目を詳細に設定できる。
- アクチュエーションポイント(10段階):クリックが反応する深さを調整。
- ラピッドトリガー(5段階):クリック後のリセットポイントを調整し、連打速度を向上。
- ハプティックフィードバック(6段階):クリック時の振動強度をオフから5まで調整。
特筆すべきは、物理的なクリック感を疑似的に生成するハプティックフィードバックの強弱を変更できる点だ。FPSでは誤爆を防ぐために固く設定したり、MOBAでは連打速度を優先して振動を極限まで弱めたりと、タイトルやプレイスタイルに合わせた最適化が可能となる。
61gへの軽量化とHERO 2センサー

前回のティザー段階では重量65gとされていたが、プロ選手のフィードバックを受け、最終的な製品版では61gまでの軽量化に成功した。センサーには最大ポーリングレート8,000Hzに対応する「HERO 2センサー」を搭載。バッテリー持続時間は約90時間で、ワイヤレス充電システム「POWERPLAY 2」にも対応する。
国内シェア3冠の実績と、日本のプロ選手と共に歩んだ開発

発表会の冒頭には、株式会社ロジクール執行役員マーケティング本部の室井崇裕氏が登壇。Logicool Gは2025年の国内ゲーミングデバイス市場における実績を報告した。全国の主要家電量販店やECサイトの実売データを集計する「BCNランキング」に基づき、2026年1月に発表された「BCN AWARD 2026」において、今年新設された「ゲーミングマウス」「ゲーミングキーボード」「ゲーミングヘッドセット」の主要3部門全てで、販売台数ベースのシェアNo.1(3冠)を獲得している。
この「3冠」を支える要因として「製品力」「拡散力」、そして日本上陸から13年にわたり積み上げてきた「信頼」を挙げた。特に国内に根付いたサポート体制が、「ロジクールGを買っておけば間違いない」というブランドへの安心感に繋がっていると分析する。

また、今回の『PRO X2 SUPERSTRIKE』開発においては、日本のトッププロゲーマーも深く関与していることが明かされた。昨年の夏、Logitech G PROシリーズ プリンシパルプロダクトマネージャーのクリス・ペイト氏が来日し、DetonatioN FocusMe(DFM)のMeiy選手や、今回のゲストでもあるぶゅりる選手と直接対話を実施。彼らからの「正直なフィードバック」が、製品仕様に大きく反映されているという。

2016年の初代『G PRO』マウス、2018年の『LIGHTSPEED』技術、2020年の『PRO X SUPERLIGHT』と、常に業界の常識を覆してきたPROシリーズ。日本の最前線で戦う選手たちのDNAも組み込まれた本作は、ゲーミングマウスの歴史における新たな革新のページとなるだろう。
開発者への質疑応答と技術詳細

イベント後半では、スイス本社からクリス・ペイト氏もオンラインで参加し、ビデオ通話形式での質疑応答が行われた。主な内容は以下の通りだ。
Q:HITSの振動は、ゲーム内の演出(没入感)にも使用されるのか?
A:いいえ。今回の振動機能はあくまでクリック感の強弱を変えるためのものであり、ゲーム内の状況に応じた振動(例:被弾時の振動など)は発生しない。
Q:設定プロファイルはゲームごとに切り替え可能か?
A:可能。G HUBにはプレイ中のゲームを自動認識する機能があり、自動でプリセットを適用できる。また、1つのゲームに対して複数のプロファイルを作成し、手動で切り替えることも可能となっている。
Q:30ミリ秒の遅延削減とは具体的にどの部分を指すのか?
A:クリックの連打速度を計測した際の結果。初期設定と、最適化した設定(アクチュエーションポイント等)でそれぞれ連打を行い、その速度差が最大30ミリ秒の削減となる。通常のマウススイッチは約0.4mm押し込むと反応するが、HITSの設定「5」がこれに近い感覚となる。
Q:プロ選手の共有コードは配布されるのか?
A:現時点では具体的な配布予定は決まっていない。しかし、将来的にはプロ選手のセッティングを公開するようなマーケティング活動を、日本だけでなくグローバルで展開していく構想はある。



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