数多くのイースターエッグが随所に隠され、歴史上の史実と多くの共通点を持つ『Call of Duty: Black Ops 3(コール オブ デューティ ブラックオプス 3)』のゾンビモード。このたび新たなイースターエッグの考察が、海外ユーザーにより公開されました。
シーズンパス購入者向けに配信されるボーナスゾンビマップ“The Giant”は、過去作『CoD:WaW』の“Der riese”のリメイクマップで、ゾンビモードストーリーの主軸となる935部隊の研究施設が舞台となっています。
この“Der riese”のモチーフになっているのが、実際にナチス・ドイツが連合軍の空襲から逃れるために、オウル山脈のシレジア南部に地下施設を築いたProject Riese(プロジェクト・リーズ)だと考えられます。
ナチスの黄金列車
“The Giant”のマップ内、Z-C転送装置脇の通路にゾンビスポーンポイントがあり、そこから列車のようなものが確認でき、列車の前には金塊も確認できます。
これは地元ポーランドで囁かれる都市伝説「ナチスの黄金列車(Wikipedia)」から着想を得たと推測できます。
地元の言い伝えでは、当時ソ連軍が侵攻してきため、ナチスドイツは武装列車に300トンの財宝や武器を乗せて、ヴロツワフ近郊からリーゼ計画で掘られた地下施設を通りヴァウブジフ近郊に移動した、と伝えられているそうです。
2015年9月には、実際にこの「黄金列車」がポーランドで発見されたとの報道もあります。
ナチス・ドイツによって強奪された財宝を積んだまま、第二次世界大戦でのドイツ降伏直前に姿を消したとされる「黄金列車」がポーランド南西部の地中で見つかったと報道され、現地では蜂の巣をつついたような大騒ぎになっている。地中探知レーダーで画像を確認したというポーランドのピヨトル・ジュコフスキ文化副大臣(51)は28日、急遽(きゅうきょ)ワルシャワで会見し、「列車が地中に眠っていることは99%間違いない」と明言。積載物は確認できていないが、伝説では300トンもの財宝が積まれていたとされており、地元紙は「タイタニック級の世界的に重要な発見」とコメントしている。
ハンガリーの黄金列車
しかしこの黄金列車イースターエッグはこれだけで終わりません。この黄金列車にまつわる事実がもう一つ存在します。それは「ハンガリーの黄金列車(Wikipedia)」です。
ナチス・ドイツが、ホロコーストでユダヤ人から奪った財産を乗せた「ハンガリーの黄金列車」が、ハンガリーのブタペストから発車しました。この黄金列車は最終的にオーストリアのホーエンで連合国軍の兵士に押収されました。
ホーエンとはDLC第一弾で追加されるゾンビコンテンツ「Der Eisendrache」のマップのモチーフとなるホーエンヴェルフェン城が存在するオーストリアの地名。実際のハンガリーの黄金列車と“The Giant”にある列車の外観が似ているようにも見える、ともされています。
歴史に詳しい人であれば「Der Eisendrache」の発表前にホーエンが舞台になることが予測できいたかもしれませんね。
2月2日に配信予定の第1弾DLC”Awakening”に含まれる「Der Eisendrache」でも、同様の次回マップのヒントにつながるようなイースターエッグが存在する可能性も充分にあります。みなさんもゾンビマップで謎解きをしてみては?
[amazonjs asin="4812208432" locale="JP" title="ホロコーストと国家の略奪―ブダペスト発「黄金列車」のゆくえ"]
Source: Der Riese Gold Train
コメント
コメント一覧 (4件)
もうアドベンチャーゲームでも作れよ
そっちのがファン喜ぶだろ
ワンダーウェポンの強化はまだか
DG2か笑
確かに今作のDG2弱いよね