ブリザード・エンターテイメントは、PC/PS4/Xbox One版『Overwatch(オーバーウォッチ)』へ最新パッチを配信。先日PTR(パブリックコメント環境)に適用されたアップデートが元にはなってはいますが、製品版ではいくつかの変更も加えられています。
パッチハイライト
新ヒーロー: ソンブラ(オフェンス)
世界で最も悪名高いハッカーの1人が闇から表世界へ。「ソンブラ」は情報を使用して力あるものを操るミステリアスな潜入者である。敵をハッキングし一時的にアビリティを使用不能にするなど、敵を巧みに操る達人。さらに、ヘルスパックやトールビョーンのタレットをハックすることで、敵が使用できないようにすることも可能。
全自動マシンピストルを武器に、透明になり移動速度がアップする「Thermooptic Camo(サーモオプティック・カモ)」で接近することで、敵の防衛ラインを気づかれずに攻撃が可能。ただし、ダメージを受けると姿が現れてしまうので注意が必要。
その他にも、グレネードのように投げることが出来る「Translocator(トランスロケーター)」を使用することで、その場所(空中でも可)にテレポートすることができる。
ソンブラのアルティメットは「EMP」で、電磁エネルギーを広範囲に放出することで、範囲内の敵をハッキングするのに加え、敵のバリアやシールドを破壊することができる。
ソンブラの詳細はこちら
新ゲームモード「アーケード」
『オーバーウォッチ』の新しいプレイの形を「アーケード」で見つけよう。クイックプレイやライバル・プレイには収まらない、定期的にローテーションするバラエティー豊富なゲームモード、マップ、ルールを選択。1対1のデュエルや3対3のスカーミッシュや豊富な種類のバトルに加え、”ヒーロー切り替えなし”などの特別なルールも登場。気分に合ったゲームが見つかるはず。
経験値も他のモードと同様に稼げるのはもちろん、トレジャーボックスなどのアーケード固有の報酬も登場!
新アリーナマップ「Ecopoint: Antarctica」
「Ecopoint: Antarctica」の旅に向けて厚着をしよう。以前はメイ=リン・チョウが配置されていた『オーバーウォッチ』の施設だった場所が舞台。地域の深刻な異常気象を研究するための施設だったが、猛烈な嵐に襲われ物資も尽き、窮地に追い込まれたチームは、嵐が過ぎ去るまで自らを超低温で凍らせる決断をした。数ヶ月の間だけと信じていたチームだが、メイが目覚めたのは10年の月日が経とうとしている時だった。
「Ecopoint: Antarctica」はコンパクトなアリーナ―マップとなっており、1対1のデュエルや3対3のバトルを含む、複数の新しいゲームモードをフィーチャーしている。「アーケード」でぜひ試してみよう。
ライバル・プレイ シーズン3
ライバル・プレイのシーズン2は日本時間の11月24日(木) 午前8時に終了し、新たなシーズン3が12月01日(木)午前8時に開始される。1週間に渡るオフシーズン期間でもライバル・プレイを通して同じルールのマッチへのキューを入れることが可能だが、マッチを行ってもスキルレートへの影響やライバル・ダストの入手はできなくなっている。
また、シーズン3ではスキルレートシステムに多少の変更を加えている。プレイヤーは幅広いスキルティアに分配されるようになる。これは殆どの場合、シーズン開始時のスキルレートが前シーズンより低くなっていることを意味する。
開発者コメント:シーズン2の開始時に、我々が想定していたよりも多くのプレイヤーがゴールドとプラチナのスキルティアに存在していた。これは、そのティアにおいてプレイヤーのスキルレベルが大幅に異なっていたことを意味し、一部のプレイヤーがプレースメントマッチにおいて不適切に高いランクに到達していた。このプレイヤー達は殆どの場合、シーズン始めの数試合で負けることでスキルレートが下がる形で調整されてしまっていた
シーズン3では、プレースメントマッチ後にスキルレートが若干低い状態で始まることで、スキルレートを上げていくことが可能となっている。十分なマッチをこなすことで、スキルレートの変化は通常の状態に戻っていく。
全般的なアップデート
全般
- レベルアップに必要な経験値に様々な調整を加えた
- レベル2からレベル13までにおけるレベルアップに必要な経験値は変更なし
- レベル14からレベル100までにおけるレベルアップに必要な経験値をわずかに減少
- レベル100以降におけるレベルアップに必要な経験値は一定(20,000 XP)となり、昇進後もリセットされないように
開発者コメント: 現在のプレイヤーの経験曲線は、最初のレベル23(1-23、101 - 123、201-223レベルなど)までは比較的速く到達するようになっている。これは100レベルに到達した時点で必要な経験値がリセットされるため。リセット自体は効果的に働いているが、同時に次のシーズンイベントを待つためにリセットされた時点でプレイするのを辞めるきっかけになっている。この問題に対処するため、レベル100以降のレベルアップに必要な経験値を20,000に固定した。100レベルを上げるために必要な合計の経験値はほぼ変わっていないが、最初の100レベルに必要な経験値は若干削減されている。
- クイック・プレイに同一ヒーローの制限を適用
開発者コメント: ライバル・プレイへの同一ヒーローの制限においてユーザーのフィードバックをモニタリングした。全体的に、バランスと安定性において同一ヒーローの制限があったほうが、ゲームが良い状態であると信じ、今回のシーズンからクイックプレイにも同一ヒーローの制限を加えた。同一ヒーローを選択することを楽しむ多くのプレイヤーがいることは理解しており、アーケードモードに新たに「ノーリミット」を登場させた。このモードではオリジナルのクイックプレイのルールが適用されており、同一ヒーローの選択が可能になっている。
観戦
- カスタムゲームの観戦スロットを6から12に増加
ヒーローバランス
全般
- プレイヤーではないターゲット(トールビョーンのタレット、シンメトラのテレポーターなど)にダメージを与えた際に、アルティメットアビリティーがチャージされないように変更
- 全てのヒーローのアルティメットのコストを25%増加
開発者コメント : ゲームを変えてしまうようなアルティメットアビリティーが頻繁に使えすぎていた。今回の変更により、威力は保ちながらも抑制を行った。
アナ
- ナノ・ブースト
- 移動速度の増加を削除
開発者コメント : ナノ・ブーストに移動速度の増加があることにより、アビリティー自体が手のつけられないものだと感じられ、アナプレイヤーも移動速度の増加によるアドバンテージが高いヒーローを対象にすることを強いられていた。移動速度の増加を削除することにより、敵も対処が容易になり、より幅広いヒーローが対象となるように変更した。
D. Va
- メック召喚
- アルティメットのコストを20%減少
- メックのヘルスを100から200に増加。アーマーは400のまま(HP、アーマー、シールドの違い)
- 射撃中の移動速度が25%増加
開発者コメント : 全ヒーローのアルティメットコストの増加(前述)に対する埋め合わせとして、メック召喚のコストを低下させた。プレイヤーは変更前との大きな違いは感じられないはずだ。その他の変更はD.Vaが攻撃に耐えながら、より敵にプレッシャーを与え続ける助けになる。
ルシオ
- アンプ・イット・アップ
- 1秒あたりの回復量を10%削減
開発者コメント : ルシオの回復量は他ヒーローに比べて同じか、むしろ高い場合もあった。それに他の利点も加わることでほぼマストピックな存在となってしまっていた。
メイ
- ブリザード
- コストを15%増加
開発者コメント : ブリザードは最近の変更で範囲の増加が行われた。その変更によるインパクトを考慮すると、使用可能な頻度が高すぎた。
マーシー
- マーシーが1秒間ダメージを受けていない状態が続くと自然回復が始まるように変更(以前は3秒)
開発者コメント : この変更によりマーシーが敵の攻撃をかわしながら生き残りやすくなった。
ファラ
- ロケット・ランチャー
- 最小爆発ダメージが13%増加
- 最小爆発ノックバックを全体の0%に減少(以前は75%)
- ホバージェット
- 上昇度が35%上昇
開発者コメント : これらの変更によりファラのロケット・ランチャーの爆発がより効果的なものになり、複数の敵に対して効果を発揮するようになった。ホーバージェットもホバリング中の移動が行いやすくなっている。
ソルジャー 76
- ヘビー・パルス・ライフル
- 弾丸ダメージを17から20に増加
- 最大の弾丸拡散を2.2から2.4に増加
開発者コメント : 類似したヒーローに比べてソルジャー 76の攻撃力は少し低いと感じられた。今回の変更は通常攻撃とアルティメットに影響する。
トールビョーン
- スクラップが自動的に時間と共に生成されるように変更
- 倒れた敵から回収できるスクラップ量が40%減少
- フォージ・ハンマー
- 振り速度を25増加
- ダメージを27%減少
開発者コメント : トールビョーンのアーマーパックは常に強力なツールではあったものの、チームがブーストが必要な時に使用するために、必要なスクラップを集めるのは難しかった。一方で、チームが十分に持ちこたえることができれば、敵から集められるスクラップにより、たくさんのアーマーパックを生成でき、敵チームの逆転が難しくなっていた。スクラップの生成を自動発生にすることにより、この2つのギャップを埋め、トールビョーンがより活躍できるように変更した。また、レベル2のタレットをより早く作れるように彼のハンマーの振り速度も増加させた。
ウィドウメイカー
- ヴェノム・マイン
- 設置したプレイヤーに爆発ダメージを与えないように変更
- ウィドウズ・キス
- チャージ速度を20%増加
開発者コメント : これらの変更により、ウィドウメイカーはより柔軟に状況の変化に対応できるようになった。
ザリア
- パーティクル・バリア
- バリアから得られるパワーアップを20%削減
- バリア・ショット
- バリアから得られるパワーアップを20%削減
開発者コメント : ダメージのポテンシャルを考慮すると、彼女はほぼ全てのシチュエーションでマストピックとなっていた。彼女のダメージを下げるのではなく、今回の変更で最大ダメージを出す難易度を少しだけ上昇させた。
UIのアップデート
- 「アーケード」モードをプレイする際のロード画面に選択したゲームモードを表示
バグ修正
全般
- ときおりPCクライアントが正常に終了するのを阻害し、Battle.netのアプリがゲームがまだ起動していると勘違いする原因になっていた問題を修正
- プレイヤーが「Most Healing Done」を授与されるのを阻害していたバグを修正
- 「Recent Players」の列がお互いに少しだけ重なってしまうバグを修正 - フレンドリストの4番目の列が正常に表示されるのを阻害していたバグを修正
- コントローラーを使用してビデオオプションを調整しようとすると発生するナビゲーションのエラーを修正
AI
- マクリーのbotがコンバットロールでIliosの井戸に落ちるバグを修正
- Temple of AnubisのB地点近くでbotが壁にスタックすることがあるバグを修正
- Volskaya Industriesでbotが特定の地点を通れなかったバグを修正
ライバル・プレイ
- アサルトマップでオーバータイムが無限に続くことがあったバグを修正
- 11人しか接続していないのにマッチが始まることがあったバグを修正
ヒーロー
- アナの回復統計がキャリアプロフィールページに表示されなかったバグを修正
- アナのクロスヘアをカスタムしたのにもかかわらずズーム時にそれが適用されないバグを修正
- 特定のスキンでゲンジのハイライト・イントロ「南瓜斬り」のカボチャの位置がおかしかったバグを修正
- コバルトスキン適用時にマーシーのハイライト・イントロ「ガーディアン・エンジェル」で杖が表示されないバグを修正
- ゲームクライアントの焦点が合っていないときにリーパーのビクトリーポーズ「R.I.P.」が正しくアニメーションしないバグを修正
- トレーサーがリコール発動中にブリンクできたバグを修正
- パンクスキン適用時にトレーサーのいくつかのボイスラインが再生できなかったバグを修正
- ザリアがハイライト・イントロ「デッドリフト」で銃のハンドルを持てなかったバグを修正
- ザリアのグラビトンサージがラインハルトを高速で排出していたバグを修正
マップ
- Eichenwaldeのパン屋にある黒板の誤字を修正
- Iliosにて特定のヒーローが意図しない柱に立つことができたバグを修正
- Lijiang Towerにてヒーローが意図しない場所へ到達できたバグを修正
- Nepalにてリーパーのシャドウ・ステップで本来行けない場所へ移動できるバグを修正
- Route 66にてガソリンスタンド上の安全エリアからペイロードを運搬・防衛できたバグを修正
- Volskaya Industriesにてファラが意図しない場所へ移動できるバグを修正
- Watchpoint: Gibraltarの最終地点付近で意図しない場所へ到達できたバグを修正
観戦
- カスタム・ゲームの鑑賞時に間違った色のライフ・バーが表示されることがあったバグを修正
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Source: Overwatch
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コメント
コメント一覧 (4件)
開発者のコメント通り、ルシオのマストピックがこれで外れるなんてあるのかな。
ウルト貯まらなすぎて反撃しきれん
ソンブラすっごい強い。早くも修正されそう(笑)
しばらく戦術がメチャクチャになりそう