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アクティビジョンCEO「CoD:IWは余分だったかもしれない」、原点回帰の『CoD:WWII』が生まれた理由

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先行ベータ第2週の開催が9月2日午前2時に迫り、ますます盛り上がりを見せる『Call of Duty: WWII(コール オブ デューティ ワールドウォー 2)』ですが、配給元であるアクティビジョンのCEO、エリック・ハーシュバーグ氏が海外メディアのインタビューに登場。前作の『CoD:IW』が選択ミスだとするような発言や、本作で第二次世界大戦の設定を選択することになった興味深いエピソードなどを披露しました。

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CoD:AW2からCoD:WWIIへ

- なぜ第二次世界大戦の設定に戻ったのか?アイデアはどれくらい前から会社の中にあったのか?どうやって今回の「逆行」を担当するスタジオを決定したのか?

素晴らしい質問だね。より科学的根拠のある回答があると良いのだけど、本能的なところが少しと、あとは多くの会話によって決められたことだった。様々な要因が組み合わさって結論に至ったが、キッカケとなったのは少し前に『CoD』コミュニティーは近代の設定に飽きてきており、誰もがイノベーションと新しい体験を求めていた時期があったことに始まる。

そこからフランチャイズを未来の設定にする実験が始まったんだ。後になってからだからこそ言えることだけど、皆も同意すると思う。未来設定でのタイトルが1つ余分だったかもしれないと(笑)。昨年のタイトル(CoD:IW)の品質を言うわけではないが、多くのイノベーションや楽しめる新要素などが増えてはいたものの、1つ多すぎた未来設定の作品であったと私は考えている。

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その2年半前に、我々はプレイヤーの気持ちになって考えはじめ、そしてルーツに戻りたいという願望に耳を傾け始めたのかもしれない。開発に3年を要するゲームを作る際に、意見が変わる波に完璧に合わせようとするのは少し無駄だと言える。もちろんそれだけではなく、チームの情熱にも耳を傾けた。私は「素晴らしいゲームはその開発に情熱をもったチームでなければできない」と強く信じている。

つまり私がどれだけ正しいタイミングだと思い、意見やディスカッションで明確な立場を貫いたとしても、情熱と素晴らしいアイデアを持ったチームやそれを実現する環境がなければ、本来であれば避けなければならない「失敗への道」を進んでいくことになってしまう。今回はその立役者がたまたま揃ったと言える。

当初、Sledgehammer Games(SHG)が望んでいたのは『CoD:AW2』だった。その理由はまったく当然のことで、長年続く固有のフランチャイズとしての続編を望まない開発者はいないからだ。しかし、「君たちは第二次世界大戦はどう思う?みんなの中で、原点に回帰するには良いタイミングだと考えている人たちがが数人いるんだ」と会話の口火を切り、なぜこのチームでという質問をし始めると、我々全員がSHGが作った第二次大戦をプレイしたかったことが分かったんだ。

『Call of Duty: Advanced Warfare(コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア)』

それぞれのリードスタジオ(SHG、Infinity Ward、Treyarch)は様々な面で互換性があるといえるけど、それぞれ固有の持ち味をフランチャイズで活かしている。その持ち味から産まれる違いこそが、フランチャイズが成功している理由の1つだ。そして、「スレッジハンマー(大型ハンマー)」の名が表すように、彼らがもたらすインパクトと映画のようなスケール、『CoD』にとってビッグな瞬間は、他のスタジオと同様かそれ以上にSHGが得意としていると考えている。

それが、「実際にあった最大規模の戦争」の、大きく壮大なスケールとマッチするのはとても自然だと感じたんだ。そこからSHGとそのチームが大きな好奇心を覚えるまでには時間はかからなかったし、すぐに走り始めたんだ。この開発最初期の会話が第二次大戦という舞台を選んだきっかけとなり、そこからうまく事が運んで今の我々がある。

CoD:AWの復活は?

- 世間の"波"がもう一周して『CoD:AW』に戻るようなことはあるか?

オーゴッド!(笑)。えーっと、もしかしたら・・・やっぱわからないね(笑)。明確な意見は言いたくない。電車に乗っていると常に風景が変わるような、そんな感じのものなんだ。

CoDの今後は?

- 『CoD:WWII』は古くからのファンを満足させるだけの1回限りのものとなるのか、それとも今後の『CoD』作品を決定づける未来の指針となるのか?

そうだね、今から数年に渡る計画をここで見せるわけには行かないのは知っていると思うけど、一回限りである必要は無いと見ている。第二次世界大戦の設定は幅広く、とてもリッチな領域だ。今回一度限りだけではなく、より深掘りしていく領域となる可能性は大いにあると思う。

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以上です。『CoD:IW』は決して駄作ではなかったものの、ユーザーたちは未来設定に食傷気味だったのは周知の事実。また、世界最大規模のゲームフランチャイズと言える『CoD』の舞台設定という重要な決断において、戦略的というよりは開発スタジオとの会話のなかでよりクリエイティブに意見を交わし、情熱を大事にして開発を進めていくというスタイルには驚きとともに共感を覚えます。

新作の『CoD:WWII』先行ベータ2週目が9月2日午前2時に迫っていますが、早くも来年の『CoD』作品の舞台設定が気になるインタビューとなりました。

『CoD:WWII』の発売日は2017年11月3日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。

Source: GameInformer


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コメント

コメント一覧 (138件)

  • 「私が正しいと思った道もチームと環境が無ければ失敗の道に進む」
    この文面だけだとまるで自分は正しい選択したけどチームと環境のせいで失敗したと言ってるように感じるんだが。
    開発チームが望んていたAWもなんか黒歴史扱いされてるようだし
    ここ最近のCODは過去のノウハウを全く生かそうとしないように感じる
    ゴースト、AW、IWも悪いところばかり目立ったけど良い所も沢山あるんだがそういうのは忘れられていくんだろうな。IWの失敗が未来戦だと思っているならこの3作品の続編は無いだろうしCODというブランド自体も衰退していきそう。

  • 「私が正しいと思った道もチームと環境が無ければ失敗の道に進む」
    この文面だけだとまるで自分は正しい選択したけどチームと環境のせいで失敗したと言ってるように感じるんだが。
    開発チームが望んていたAWもなんか黒歴史扱いされてるようだし
    ここ最近のCODは過去のノウハウを全く生かそうとしないように感じる
    ゴースト、AW、IWも悪いところばかり目立ったけど良い所も沢山あるんだがそういうのは忘れられていくんだろうな。IWの失敗が未来戦だと思っているならこの3作品の続編は無いだろうしCODというブランド自体も衰退していきそう。

  • iwにもawにも言えることだが売れてないんだよなぁ
    iwとawを上げるような米が多いけど売れてないってことは世論がPVやβを通して面白くないって感じだってことよ
    それにiwなんて発売当時はTwitterでも2chでもあれだけ批判コメしかなかったのに今更上げコメしたところで信憑性に欠けるわ

  • iwにもawにも言えることだが売れてないんだよなぁ
    iwとawを上げるような米が多いけど売れてないってことは世論がPVやβを通して面白くないって感じだってことよ
    それにiwなんて発売当時はTwitterでも2chでもあれだけ批判コメしかなかったのに今更上げコメしたところで信憑性に欠けるわ

  • 作った作品実にBF1に近いものを感じるし第二次世界対戦サプレッサーはないとおもうのですが

  • 何が酷いってこれ「1つ余分だったかもしれない」だよ あんまりすぎて言葉でないわ Infinity Wardが可愛そうだろ 三つ駒使うんならちゃんと考えて使わないアクティビジョンが悪い、他にも問題点はいろいろあるだろCoD4のガチャ課金武器とかさ 責任転嫁にしか見えないんだけど

    • 采配ミスを自責してるのであって駒を責めてるわけじゃないんだけど

  • 作った作品実にBF1に近いものを感じるし第二次世界対戦サプレッサーはないとおもうのですが

  • 何が酷いってこれ「1つ余分だったかもしれない」だよ あんまりすぎて言葉でないわ Infinity Wardが可愛そうだろ 三つ駒使うんならちゃんと考えて使わないアクティビジョンが悪い、他にも問題点はいろいろあるだろCoD4のガチャ課金武器とかさ 責任転嫁にしか見えないんだけど

    • 采配ミスを自責してるのであって駒を責めてるわけじゃないんだけど

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