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Respawn Entertainment:新スタジオで『エーペックス』10年計画/スタッフの健康が第一/数字は重要ではない

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創立10周年を迎え記念映像が公開された、『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』の大ヒットでも知られるRespawn Entertainment。

そんなRespawn Entertainmentはバンクーバーに新スタジオを設立し、今後10年は『エーペックスレジェンズ』の開発に専念するとしており、そのためのベストチームを作り上げるのが現在の目標のようです。

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Respawn Entertainment 10周年インタビュー

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Respawn EntertainmentのCOO、Dusty Welch氏はGamesIndustry.bizとのインタビユーの中で、『エーペックスレジェンズ』が予想以上の人気を博したことに驚いていたようです。

最初の8時間でプレイヤーが100万人になり、3日で1,000万人。一週間で2,500万人、一ヵ月で5,000万人にもなったこの基本無料チーム制バトロワは、同社の10年間の仕事ぶりを称えるのにふさわしい記念碑的作品となりました。

『エーペックスレジェンズ』はバンクーバーに設立される新スタジオに人員を移して開発が続けられます。これまでのカリフォルニア・スタジオとも協力し、運営部長Henry Lee氏やチームディレクターSteven Ferreira。さらにエーペックスのチームディレクターChad Grenierらが共有してきたRespawn Entertainmentの哲学を受け継ぐ開発環境が作られる見通しです。

Welch氏は今後の数ヵ月から数年にかけて、プレイヤーの皆さんに期待して欲しいことについて語っています。

Respawn Entertainment:新スタジオで『エーペックス』10年計画/スタッフの健康が第一/数字は重要ではない dustywelch

RespawnのCOO、Dusty Welch氏

「バンクーバーはRespawnの第2のホームとするには理想的な場所です。既に一緒に仕事をしているEAのバンクーバーキャンパスがありますから。(中略)できれば80人ほどの規模のスタジオにしたいと思っています。」

「これまでとは違ったタイプの人たちを雇用しました。単にリストに載っている仕事だけをやってくれる人材というよりは、必要な役目を果たしてくれる人材です。つまり今はエーペックスの開発がしたいので(中略)、エーペックスの開発に情熱を持ってくれる人を雇い、これまでのようにプロジェクトに合わせて人材をそろえるのではなく、強い個性をそろえたチームを作り上げました」

『エーペックス』は今後10年は続ける

Apex Legends(エーペックスレジェンズ)key

一方で『エーペックスレジェンズ』には同じバトロワジャンルにライバルが多数存在するため、どのように差異化を図って生き残るかが重要になります。EAのCFOであるBlake Jorgensen氏はかつて「エーペックスは今後10年は続ける」とインタビューの中で発言しており、2021年度以降も同社の主力タイトルとして開発が続くことがうかがえます。コンテンツの開発とメンテナンスに関してRespawnには多大なプレッシャーがかかるものと思われますが、これについてWelch氏はこう述べています。

「私はこれまで携わってきたタイトルのうち、フランチャイズとして非常に小さかったり、パブリッシャーやパートナー企業から収益やマネタイズの面でプレッシャーがかからないものはありませんでした。ただRespawnはそういう点に縛られて開発をしてきたわけではありませんし、EAも同じだと思います。」

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「恐らくRespawnは、マネタイズと、良い仕事をしようという意気込み、そしてチーム全体のヘルスバランスがとれているんだと思います。EAの経営陣も、Respawnにとってそのバランスが重要であることを理解してくれているのはありがたとことです。EAはこちらに決定権をくれていますし、企業やチームがベストを出せるよう采配してくれて、IPやプレイヤーベースのことも考えてくれます」

「(中略)今日の『FIFA』も、一夜にしてビッグタイトルにまで成長したタイトルではありませんし、『コール オブ デューティ』も同じです。それだけのものになるには時間がかかる。なので私たちも現実的に、長期的な視点で(エーペックスの開発を)続けていこうと考えています」

スタッフの健康が第一

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短期間で同社にとって特別なタイトルとなった『エーペックスレジェンズ』は、Respawn Entertainment社内に変革を求める形となりました。スタッフが1つのタイトルに専念することが増え、これまでの社内の慣習とは噛み合わなくなったことで、新スタジオの設立が求められました。その一方でHenry Lee氏は、エーペックスが競合他社のタイトルと比べてアップデートがそれほど頻繁ではないのは、スタッフの健康を考慮しているからだと述べています。

Respawn Entertainment:新スタジオで『エーペックス』10年計画/スタッフの健康が第一/数字は重要ではない HenlyLee

Respawn運営部長Henry Lee氏

「かつて経験したことのないような時を経て、どうやってペースダウンするか、どうやってスタッフの健康を考慮するかが話し合われてきました。これが(エーペックスの開発において)最も重要でした。(中略)どうすればリリース日や特定の作業を変えずに済むか、というのは二の次です。話し合ってきたのは、どうやってスタッフを守り、彼らの健康を保つかという点でした」

10年後もRespawnで働きたい

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スタジオを増やし、スタッフの健康にも配慮したうえで、今後のRespawn Entertainmentはどんな風に開発を行っていくのでしょうか。Welch氏の発言の中にヒントがありそうです。

「新スタジオのスタートとしては通常とは異なるものになっています(中略)。新型コロナウイルス感染症の影響により全員がリモートワークをしていますが、同時にさらなる人員を雇うべく門戸を開いています」

しかしスタッフ全員を建物の中に集める必要のないリモートワークは、Respawn Entertainment社が長らく話し合ってきたゲームクリエイションの形でもあるとしています。

「(スタッフがリモートワークになったことで)世界中から才能ある人々をより多く雇えるようになりました。これは四方を壁に囲まれたスタジオ環境では、必ずしも認められてこなかったものです」

数字を出すことは目標ではない

また、チームディレクターのFerreira氏は「数字を出すことは目標ではない」と語っています。

「私たちは数字のために仕事をしているわけではありません。数字は上下に動くものですし、仕事をしているうちに変わっていくものです。私たちの目標は、エーペックスの開発に情熱を注いでくれる人々を探すことなんです(中略)。やるべきは、自分たちが開発しているこのゲームを心から愛してくれるチームを作り上げること。同様にコミュニティのことも考えて開発していくことです(中略)。Respawnは先週で10周年を迎えました。そして今日まで成し遂げてきたことを思うと、10年後もここで働いていたいと思っています。このビジョンを共有してくれる人、実践してくれる人を必要としています」

これまで数多くのビッグタイトルに携わりながらも、スタッフの健康を第一に事業を拡大してきたRespawn Entertainment。

新スタジオを設立し、今後10年はエーペックスの開発を続けていくと明言した同社ですが、10年後のこのゲーム、ひいてはバトロワジャンルそのものは果たしてどのようになっているのでしょうか。今後Respawn Entertainmentに期待することや予想することなど、ぜひコメント欄にお寄せください。

https://fpsjp.net/archives/357612
https://fpsjp.net/archives/359020

基本プレイ無料FPS『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』の配信日は2019年2月5日で、対象機種はPlayStation 4 / PC(Origin) / Xbox One

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Source: gameindustry.biz

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コメント

コメント一覧 (22件)

  • 遊ばせてもらってんのに頑張れとか応援みたいなもんはないんかな

    • もう期待しない方がいいんじゃねこの体たらくだと
      こっちもタイタン3出してほしかったけど
      なんかブランド汚しそうな予感がする。

  • バトロワブームが過ぎてこれからジャンルごと衰退するか根強くタイトルが残るかはまだ予想できないね
    新スタジオがApex専門になってアプデの頻度、アプデ毎のボリュームがどれくらいになるかにもかかってる気がする

  • 10年後までにバトロワゲーが陳腐化してないと良いね

  • はぁご立派なことで
    んで何時になったら弾抜け治るの?

    • 無料でやらさせてもらってる分際でよく言うわ

    • 無料だから口出すなってか?
      それこそよく言うわ

    • ほうら、暴 言をすぐに吐くような奴はろくな意見も送ってないのさ。

    • どうせ意見送ったところで
      封殺されるのがオチだろうよ。
      だから暴 言に走るのさ

    • マウント取りたい年ごろなんですか?
      それとも脳みそ置いてきたおっさん?

    • さすが、散々マウント取りまくった奴が言う事が違うわ
      足元にも及ばねぇ

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