APEXのマッチが改善

コロナがもらたしたゲームストリーミングへの世界や日本での影響

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新型コロナウイルスへの対応として、世界的に外出を自粛する動きが見られた3~5月。外出を控えてゲームをプレイしたり、配信を視聴するなどして過ごした方も多いのではないでしょうか。

そういったゲーマーコミュニティの動きを、グローバルeスポーツ配信データ分析サイト「ESPORTS CHARTS」が調査し、コロナウイルスがストリーミングに及ぼした影響としてレポートを公開しました。

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世界のストリーミングへの影響

日本を含め多くの国が本格的に外出規制に動き始めた4月は、3月に比べてストリーミング全体が盛り上がる結果となっています。

3月、4月に行われた世界中のTwitch配信の様子を「視聴時間」「配信時間」「ストリーマー数」別で比較したグラフ。

4月の第2週は新作ゲーム『Valorant(ヴァロラント)』のクローズドベータテストの開始と、それに伴うプロチーム等による多くのイベントが開催された事により、4月の第1週と比較して総視聴時間数が30%増加。4月末にあたる第4週は、多くの国が外出規制を緩和し始めた影響で第1週との比較で17.9%の増加に留まっています。

一方で配信時間は、視聴時間程の伸びを見せず第2週、第3週とそれぞれ初週比6.3%、2.5%の増加となっています。しかし『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ(CS:GO)』の「ESL One Rio 2020 」、『Dota 2』の「Beyond The Summit Pro Series」など多くの重要な大会が実施された第4週は放送時間は14.6%と大きく増加し、同時にストリーマー数も14.4%と増加のピークに達しています。

日本国内のストリーミングへの影響

欧州のような強制的な発令ではないものの、緊急事態宣言による外出の自粛が行われた日本国内の場合は以下のような結果に。

同じ様に3月、4月に行われた日本国内のTwitch配信の様子を「視聴時間」「配信時間」「ストリーマー数」別で比較したグラフ。

4月の第2週の視聴時間は第1週に比べ- 3.2%となっていますが、配信時間と配信者数は約11%の増加。月単位での最終的な伸び率もプラスとなっており、4月の視聴時間は月初比で18.9%、配信時間と配信者数もそれぞれ26.6%と23.1%の増加となりました。

注目を集めた配信としては『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』の大会「Apex Legends Global Series 」や『League of Legends』の大会「LCK Spring 2020」が目立ちましたが、世界のゲーマーコミュニティと同じく『ヴァロラント』への関心も大きかったようです。

こちらは5月1日~24日の期間、Twitchで人気のあった日本国内の配信者TOP10。

5月の集計期間中最も人気のあったストリーマーはDeToNator所属のストリーマーSHAKAで、5月末時点の視聴時間は180万時間、16,000人を越える最高同時視聴者数を記録、主な配信タイトルは『Apex Legends』。

続く第2位は同じくDeToNator所属のストリーマーStylishNoob。視聴時間は140万時間ですが、最高同時視聴者数ではトップの18,556人を記録しており、主に『Valorant』と『Apex Legends』を配信。

第3位もDeToNator所属のストリーマーSPYGEAということで上位3位をDeToNator所属ストリーマーが独占する結果に。SPYGEAの視聴時間は84万7000時間、最高同時視聴者数は17,000人となっています。

レポートの内容を受けて

このように世界的にも、国内のみでもコロナウイルスはストリーミングの活性化に繋がっているような結果を示すレポート内容となっています。

日本国内では緊急事態宣言が解除され、普段通りの生活が戻りつつありますが、第2波の発生を防ぐために衛生面での警戒はもちろん、もうしばらくの間は不要不急の外出は控え、ゲームや配信を視聴して過ごしてみてはいかがでしょうか。

他の国の詳細なレポート内容が気になる方は、「ESPORTS CHARTS」をご覧ください。

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Source: ESPORTS CHARTS

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