Respawn Entertainmentの『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』ではいよいよ現地時間5月4日より新シーズン「英雄の軌跡」がスタートします。それに先がけて、4月30日にはパッチノートがリリースされました。この記事ではそのうち、既存の武器へのバランス調整に関する部分を翻訳してお届けします。
武器へのアップデート
現地時間5月4日にリリースされる新シーズン「英雄の軌跡」に先がけて、エーペックス北米公式サイトではパッチノートがリリースされ、既存の武器調整についてもその正式な内容が判明しました。
この記事では、新シーズン実装と同時に実施される既存の武器12種とアークスターへの調整を、その意図に関する開発者のコメントも含めて全文翻訳でお届けします。
マークスマン武器カテゴリー
G7スカウトと30-30は現在、アサルトライフルの武器カテゴリーに入っています。しかしその射撃方式や、部分的な操作性の面からすると、そのカテゴリーではやや違和感がありました。同様に、トリプルテイクがスナイパーライフルのカテゴリーであることにも少し違和感がありました。
ボセックボウの導入は、G7、30-30、トリプルテイク、ボセックボウを、新しいカテゴリー「マークスマン武器」として編入するのに良いタイミングだと感じました。このカテゴリーでは、中近距離で最も効果を発揮する精密射撃用の武器をまとめており、アサルトライフルとスナイパーライフルの中間のような立ち位置です。これにより、これらの武器の設定をより一貫性のあるものに変更し、アサルトライフルとスナイパーライフルの設定もより一貫性が保たれて、的外れなものを少なくできます。
まずはマークスマン武器のADS時の移動速度を増加させてスナイパーライフルに近いものにし、アサルトライフルとスナイパーライフルの中間くらいにしました。さらに、腰撃ち時の弾の拡散度を標準的なものにしました。
アサルトライフル
- 全アサルトライフルのヘッドショット時のダメージ倍率を2.0倍から1.75倍に減少
開発者メモ:ヘムロックには既に適応されている設定ですが、これをR301、フラットライン、ハボックでも同様とします。
ピースキーパー
- デフォルトでプレシジョンチョークを付与。これは外すこともできる
- ペレットダメージを10から9に減少
- チャンバーの開閉速度を0.9秒から1.1秒に増加
- リロード時間を増加(通常は2.45秒から2.5秒に。弾切れ時は3.35秒から3.5秒になる)
- ペレットの拡散度全般が増加し、チャージ時も全レベルで拡散度が増加(それぞれ0.65、0.45、0.2だったものを、0.85、0.65、0.35へ)
- ADSを解除するとチャージが速やかに失われる
開発者メモ:ピースキーパーがクレート武器になったので、多くのステータスを以前の数値に戻しています。また常にプレシジョンチョークがつくようになったので、与え得るダメージ量が下がり、有効射程距離も少し短くなります。
トリプルテイク
- クレート武器としては、装弾9発かつ予備弾薬63発で出現する
- 発射速度を1.2から1.3に増加
- フルチャージまでの時間を1.1秒から1秒に減少
- ADSを解除しても短時間はチャージが残る
- ADS時の移動速度は、他のマークスマン武器に合わせて少し増加。スナイパー系より早く、アサルトライフル系よりは遅くなった
- 降下中とADS時の弾拡散度を増加
ハボック
- リコイルパターン初期における制御がしやすくなる
開発者メモ:この変更によってヘッドショット倍率が下がった点が補われ、中距離での戦闘でより有用になるでしょう
スピットファイア
- リコイルパターン初期における制御がしにくくなる
開発者メモ:現在のスピットファイアはあまりにも強く、軽めのリコイルで高いダメージを叩き出しています。リコイルパターン初期における制御を少し難しくすることで、対戦相手はより対抗しやすくなるでしょう。これでもまだ強すぎる場合は、スピットファイアに対してさらなる変更を用意します。
30-30リピーター
- 足へのダメージ倍率を0.75から0.85に増加
- ADS時の移動速度は、他のマークスマン武器に合わせて少し増加。スナイパー系より早く、アサルトライフル系よりは遅くなった
開発者メモ:30-30を使うのには愛が求められるので、足へのダメージ量を増加させています。これによって「最高のケース」で与え得るダメージ量を上げることなく、より安定させられるようになるでしょう。
G7スカウト
- ADS時の移動速度は、他のマークスマン武器に合わせて少し増加。スナイパー系より早く、アサルトライフル系よりは遅くなった
- 腰撃ち時の弾拡散度を増加(命中率が減少)させ、他のマークスマン武器と揃うようにした
開発者メモ:30-30リピーターとボセック・コンパウンドボウは、腰撃ち時の命中率がマークスマン武器種の基準値よりも高いので、G7スカウトはこれら他の武器よりも腰撃ち時の命中率を下げることになりました。
ロングボウ
- ヘッドショット時のダメージ倍率を2.0から2.15に増加
ウィングマン
- ヘッドショット時のダメージ倍率を2.0から2.15に増加
開発者メモ:以前スカルピアサーがアイテムプールから外れたときのように、ロングボウとウィングマンにはその補償として強化を施しました
モザンビーク
- マガジン装弾数を4発から6発に増加
- 拡散パターンにおける下段のペレット2つを内側に寄せた
開発者メモ:今回の変更でパワーレベルの基準値が上がり、対戦の序盤でモザンビークを見つける「だけ」で戦えるチャンスが増え、さらにハンマーポイントが削除された分を補うことができます。
P2020
- 銃弾のダメージを15から18に増加
- 発射速度を8.5から6.25に低下
開発者メモ:モザンビークと同じように、P2020のパワーレベルの基準値を少し上げたいと思います。ほとんどのプレイヤーは発射速度の高さから利点を得られていませんでした。そこで発射速度は下げてダメージを上げることによって、マッチ序盤ではP2020により助けられることになるでしょう。
アークスター
- 一度刺さったときの、ADSと移動が遅くなる効果を削除
開発者メモ:誰かに刺さるのは滅多にないことで、成功の難しさを考えればやり甲斐があります。刺されば相手への死刑宣告になるのだという議論もありそうですが、最低限場所を変えたり、その後の爆発からチームメイトを救ったりすることもできないのでは、連携の取れたチームに対抗するのは困難です。今回の変更により、うまく刺さったときの満足感を奪うことなく、この問題を緩和できるでしょう。
- タイトル:Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
- 配信日:2019年2月5日
- 対象機種:PS4, PS5 / PC (Origin, Steam) / X1, Xbox X | S / Switch
Source: Apex Legends Official
コメント
コメント一覧 (2件)
リピーターはアンビルフララでいいやになりそう
アークスターの刺さった時のデバフ削除とかヒューズナーフやん
補償としてナックルクラスターにその効果つけろ