『BF6(仮)』や『BFモバイル』についての近況が公開されたばかりの『Battlefield(バトルフィールド)』シリーズですが、今回はもう一歩踏み込んだ情報が明らかになりました。
『バトルフィールド』の開発戦略
Electronic ArtsのCSOであるLaura Miele氏が、4月29日に行われたGamesBeatサミットにて『バトルフィールド』シリーズの開発も絡む、EAの未来にむける展望や経営戦略を語りました。以下抜粋。
- 『バトルフィールド』の魅力はサンドボックスにある。武器、ビークル、破壊表現に自由度の高いマップがあって、それらを使ってクレイジーなプレイを生み出すプレイヤーが"バトルフィールド"だと思っている
- 今後の『バトルフィールド』をめぐる開発戦略もその考えを基盤としている。新規のゲームモードも計画しているが、みな「いかにプレイヤーのBF体験を強化するか」を重視して設計している
- 大作ゲームシリーズは、複数の"入り口"を作って、新規プレイヤー参入の敷居を低くするべき
- その成功例が『FIFA』。無料プレイ/モバイル/フルプライスゲーム/ライブアップデートなど、新規プレイヤーのための入り口を複数設定している
- 今後EAの大作ゲームはすべてこのような複合的な形で作っていく
- 『BFモバイル』は夏の終わりごろにソフトローンチする予定
- Industrial Toysスタジオがすでに数年間開発しており、より多くの層に『バトルフィールド』を届けられるのが楽しみ
Laura Miele氏はWestwood StudiosからEA本社に入り、十数年近くものキャリアを積んできた叩き上げのゲーム業界人です。数ヶ月前にCriterionスタジオの『Need for Speed』開発を一時差し止めて、浮いた分のスタッフを『バトルフィールド』開発に回した人物だと言えば、印象に残っている方も居るのではないのでしょうか。
今回Laura氏が発言を行ったGamesBeatサミットは、さまざまなゲーム企業の偉い人が集まってゲーム業界の未来や開発のノウハウについて語り合う場です。内容も必然的にEAという大企業の未来を左右しうるものに限られますが、そのような重要な場で『バトルフィールド』の話題が挙がったのは、シリーズファンにとっても嬉しいことだと言えるでしょう。
無料プレイとフルプライスの両立
今回は、今後の『バトルフィールド』シリーズは“無料プレイ”や“モバイル版”、“ライブアップデート”などがキーワードになることが語られました。FPSの無料プレイとフルプライスパッケージの両立と言われたら、『CoD:MW』や『CoD:BOCW』の「Warzone」を思いつく方も居るでしょう。ほぼスタンドアロンのバトルロワイヤルモードだけを無料プレイで公開した同作は、業界的にも大きな成功を収めています。
彼女の言葉から想像してみましょう。もし『BF6(仮)』本編が無料配信されてそれで収益化できるのなら革新的ですが、さすがに少し考えにくいので『BF6(仮)』本編は有料と仮定します。そうなると『BFモバイル』無料配信が現実的な線ではないでしょうか。
『BFバトロワ(仮)』が無料の可能性もゼロではないですが、DICEがバトロワをやりたがっているようにはあまり見えず、コアコミュニティからもそこまで求められてはいないように感じます。なんにせよ今春公開予定の続報が待ち遠しいところです。
『BFモバイル』は「夏の終わりに」
次に『BFモバイル』。「ソフトローンチ」とは限定アルファ/ベータテストプレイなどのことです。今回Laura氏は年数を名言しませんでしたが、2022年に本リリース予定という話はあったので、夏の終わりのソフトローンチは2021年晩夏か初秋のことを指していると見ていいでしょう。社内限定のテストもソフトローンチと呼ぶことがあるのですが、一般枠にも開放されることを願いたいところですね。
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Source: GamesBeat
コメント
コメント一覧 (36件)
BF4キャンペーン
俺たちの戦いはこれからだ!!!!!!
プレイありがとうございました、マルチに続きます。