エーペックスレジェンズ：通報システム強化、「サブ垢での初心者狩り」など新オプション大量追加

Respawn Entertainmentの『Apex Legends（エーペックスレジェンズ）』では日本時間5月5日、待望のシーズン9「英雄の軌跡」がスタートしました。このアップデートでは新コンテンツ以外にもゲーム全般にさまざまな改善が行われており、正行為を働いたプレイヤーへの通報機能が大幅に拡張。新たに「スマーフィング（初心者狩り）」の報告などの具体的なオプションが追加されています。

不正行為の通報オプションが拡充

5月5日にシーズン9「英雄の軌跡」がスタートし、エーペックスは今後もさらにプレイヤー人口の増加が見込まれています。一方で、人口が増えればマナーの悪いプレイヤーも増加することが予測されており、コミュニティでも毎日のように華やかなクリップが盛り上がる傍らで、迷惑行為の被害を訴える痛ましいツイートも見られています。

「スマーフィング」または「スマーフ」とは、サブアカウントを作成していわゆる「初心者狩り」をすることを指す用語です。オンライン対戦形式のゲームにおいて、一定以上のスキルのあるプレイヤーが、自分よりもスキルの低いプレイヤーたちを相手に有利に対戦できるよう仕組むこのような行為は、パブリッシャーであるEAのポリシーでも、意図されたゲーム性を侵害するスタッツバッティング、つまりアカウントの停止にもつながる不正行為としています。

「英雄の軌跡」シーズンアップデートでは、新コンテンツが大量に追加された一方で、こうした不正行為に対するプレイヤー通報機能も大きく拡張されました。

初心者狩りは「チート行為」に該当

シーズン9「英雄の軌跡」では、以下のように詳細な通報オプションが追加されています。

• チート行為
  • エイムボット / オートエイム
  • 不具合の悪用
    • 開発スタッフの意図していない、いわゆるバグ技を故意に使うこと
  • 射撃/反動の挙動が不自然
    • マクロなどを使って使いづらい武器のリコイルを消している可能性がある
  • 不自然な動き
    • 故意にサーバーに負荷をかける深刻なバグを発生させようとしている可能性がある
  • サブアカウントによる不正プレイ（スマーフィング）
    • いわゆる「初心者狩り」のこと
• ゲームプレイの妨害
  • マッチを早々に破棄した
  • 敵との共謀
  • ゲームを放置している
  • 破壊行為
• ハラスメント・脅迫
  • ヘイトスピーチまたは攻撃的な言動
  • ストーカー行為（ゴースティング）
    • 配信などを通じて、わざと配信者と同じロビーに入って対戦を妨害する行為
  • 自傷行為の脅迫
• 不適切なコンテンツ
  • 薬物 / 火器に関する言及
  • 不適切な名前
  • 卑猥なコンテンツ
  • スパム

これらには外部ツールを導入しやすいPC版に特有の問題も含まれていますが、PS版やSwitch版のプレイヤーにも「スマーフィング」や、野良による「途中抜け」、「放置」、「攻撃的な言動」などの被害が多いと思われます。

友達や知人のプレイングにそのような不正の疑いがあるという方もいるでしょう。しかしそれが不正か否かを当事者間だけで決めてしまうのではなく、たとえ本人に悪意がなかったとしても、判断するのはあくまで通報を受けたEA側である点を留意してください。エーペックスは今後もさらに盛り上がっていくことが予想されています。マナーを守り、健全な対戦環境の形成にご協力ください。

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Via: DEXERTO