Respawn Entertainmentの『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』ではシーズン9「英雄の軌跡」が進行中。この新シーズンで登場した新レジェンド・ヴァルキリーには、特殊な方法で通常よりも長距離・長時間飛行ができる小技がありましたが、開発側はこれをNGとし、現地時間5月27日のアップデートで彼女に弱体化を行うようです。
ヴァルキリーの小技「戦術ホバリング」
シーズン9「英雄の軌跡」で登場した新レジェンド・ヴァルキリーは、パッシブアビリティの「VTOLジェット」を使って空を飛び、立体的な立ち回りができることが大きな特徴です。
このVTOLジェットは燃料が設定されており、通常であれば飛行できる距離と時間には限りがあります。しかし彼女の戦術アビリティ「ミサイルスワーム」をアクティブ状態にし、敢えてミサイルを発射しないまま飛行を続けることで、普通に飛行するよりも倍以上の距離と滞空時間を得ることができるという、「戦術ホバリング(Tac Hover)」の小技が知られていました。
原理としては、ミサイルスワームがアクティブなときは燃料消費量が減るという仕様を活かしたものです。最後は近接攻撃でミサイルスワームを解除することでスムーズに着地し、次の行動にも簡単に移れるということで、行動範囲が限定されたマッチ終盤戦では特に便利とされていました。
開発側は「NG」、修正へ
この「戦術ホバリング」はアビリティの仕様を組み合わせただけでグリッチではなく、また空に浮いている間は銃撃もできないため、コミュニティでは「それほど厄介なものではない」という擁護も見られました。しかしエーペックスの開発側からはやはりバランスを崩す要因と見なされたのか、5月26日にNG判定が下されました。
共同ライブバランスデザイナーのJohn Larson氏によると、6月にはエーペックスのeスポーツ競技シーン「ALGS」が控えているため、今のうちにヴァルキリーを修正しておきたい意図があるようです。
Larson氏:ヴァルキリーの「戦術ホバリング」は、燃料消費が10%になるようにデザインされていました。ALGSが盛り上がってきたので、この例外は削除すべきだと考えました(ヴァルキリーはスクリムの終盤戦で、よく上の方でコーヒーブレイクを取っていたんです)。この変更は木曜日にリリースします。
修正パッチのリリースは現地時間の5月27日です。日本時間では5月27日の深夜から28日の未明になると思われます。ヴァルキリーのリリース以来ずっと戦術ホバリングを活用していた方には残念なお知らせですが、やはり時間稼ぎをするよりも、ガンファイトでチャンピオンを決めた方が良いでしょう。
- タイトル:Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
- 配信日:2019年2月5日
- 対象機種:PS4, PS5 / PC (Origin, Steam) / X1, Xbox X | S / Switch
Source: DEXERTO
コメント
コメント一覧 (4件)
そういう小技がNGどうこうの前に糞チーター共どうにかしろや
開発が思っていた以上に悪用されたんだろうね
アシストゲームで競技シーンとか笑う
開発も意見を二転三転させて大変だな