Respawn Entertainmentの『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』では9月20日より「ビースト・オブ・プレイ」コレクションイベントが開催。一方でゲーム内の調整として、フラットラインの人気スキン「ヒートシンク」などの修正を発表しました。
フラットラインの「ヒートシンク」スキンが修正へ
『エーペックスレジェンズ』は基本プレイ無料のゲームです。登場するアイテムは課金・無課金を問わず、すべて純粋なカスタマイズ要素として作られており、レジェンドの性能には影響を与えません。
しかし現実には、意図せず「非常に見えづらい」キャラクタースキンや、逆に「非常に見やすい」武器サイトなどが生まれてしまうことが他タイトルでもよく起こり、もしそれが有料スキンであった場合は、プレイヤーから「Pay to Win(課金して勝つ)」アイテムであると非難が寄せられます。
ヒートシンクの変更理由
エーペックスプレイヤーの間では、バトルパスアイテムとして過去に収録されていたフラットラインの「ヒートシンク」スキンが、アイアンサイトの使いやすさで広く知られていました。しかし9月16日にこれが修正対象となることが発表されました。その要点は以下の通りです。
- エーペックスでは競技における誠実性(※)が重要
- デフォルトのアイアンサイトは、より良いスコープを探すように作られている
- ヒートシンクについては、エイム機能が他のスキンよりも優れているという意見を受け取っていた
- 同様の理由から、他のスキンもアップデート予定
このほか、比較的新しいフラットラインのスキン「リベレーション」についてもアップデートが発表されました。
スタッフによる詳細な解説
今回のアップデートではコミュニティから大きな反応が寄せられることを事前に予測してか、Redditのエーペックスサブレには、変更の背景にある議論についてRespawnのシニアコミュニティマネージャーであるKaren氏から詳細な解説が寄せられました。
要約
- アイテム探しはエーペックスの重要なゲーム要素の1つである
- アイアンサイトが強いと、スコープを探す必要が無くなってしまう
- 「ヒートシンク」は他のフラットライン用スキンを上回っており、他のスキンを食っていた
- プレイヤーとゲームにとって「欲しいもの」と「必要なもの」を分けて考えたうえで決断した
我々はフラットラインの「ヒートシンク」リアクティブスキンを調整するという選択について分析し、最終的な決断を下しましたが、この変更が物議を醸すことは理解しています。今回の思考プロセスについて考察したことを、もう少し提供していきたいと思います。今回の決断は、「すべてを良くする」という当たり前のことと比較して、実際にはもっと難しいものでした。
まだお読みでない方は、まずこの開発ブログをお読みください。ここで強調したいのは次の一文です。「デフォルトのアイアンサイトは、プレイヤーがより良いスコープを得るためにアイテムを探すように作られています。また、スキンがサイトの機能に大きな影響を持つべきではないと考えています」。ここで2つの点に触れています。「1. アイテム探しゲーム」と「2. 機能性」です。
1. 最初からアイアンサイトの方が好まれる場合、アイテム探しゲームの重要な要素をショートカットしています。しかし、もしエーペックスに競技としての完全性を持たせたいなら、アイテム探しの運ゲー要素(RNG)は削除するべきですよね? いや、そこはあまり関係ないことですね。エーペックスはバトロワであり、運ゲー要素は秘伝のソースの不可欠な部分です。何年もかけて、この運ゲー要素を軽減するための変更を加えてきましたが、各要素の背後には膨大な議論があります。今回のフラットラインの例でも明らかなように、一度でも運ゲー要素を緩和しようとしてそれを削除してしまうと、元に戻すのは非常に難しくなります。運ゲー要素の変更がエーペックスのフィーリングに連鎖的に与える影響については、さらに多くの検討事項や問題点がありますが、今回は触れないことにします。
2. アイアンサイトは、使うことすらストレスになりすぎるほど邪魔になるべきではありません。現時点での他のすべてのアイアンサイトを分析評価すると、今のところ通常のフラットラインのスキンはそうしたカテゴリーには入りません。しかし長い間、ヒートシンクは通常スキンを上回っていました。使いやすさの面ではほとんどの人が好むようなものではないかもしれませんが、それでもなお「使えない 」ものとは程遠いのです。また、ヒートシンクスキンは、見た目が素場らしい他のフラットラインのスキンを機能面で食っており、本質ではないものの、これも残念なことです。
そこで、「デフォルトのフラットラインをより良くするか、ヒートシンクを悪くするか」という点に直面したとき、上記の理由から、最終的に後者を選びました。プレイヤーには調整期間が必要で、専らヒートシンクを使っている人には最悪の話であることは理解しています。しかし、デザイナーの仕事の典型例として、プレイヤーとゲームには何が必要かという点と、何が望まれているかという点を診断し、分離させるという決断が必要だったのです。
チームは常に学習し、ゲーム体験の向上に努めていますが、それは時として、我々とコミュニティの両方が慣れ親しんできたものを変えることを意味します。我々とともにこの旅路に時間を費やしてくれることに感謝するとともに、エーペックスを前進させ続けるために行った難しい決断の背景について、これからもコミュニティに共有し続ける機会を見つけられることを願っています。
長らくその使いやすさで評価の高かった「ヒートシンク」ですが、上述の背景によって今回修正されることとなりました。
愛用しているプレイヤーには残念なお知らせで、他のスキンも今後修正される可能性があります。一方で、見づらいスキンが良い方向に修正される可能性もあります。いずれにせよ今後のアップデート情報に注目しましょう。
Source: Apex Legends Official, Reddit
コメント
コメント一覧 (13件)
正直、スキンの本来の目的は見た目だけを変えることであって武器そのものを変えるものでは無いからね。それが理解出来ない人は課金すべきでは無い。
正直、スキンの本来の目的は見た目だけを変えることであって武器そのものを変えるものでは無いからね。それが理解出来ない人は課金すべきでは無い。
それと同じFPSゲームのcodモバイルがサイトが基本特殊なサイトのレジェ迷彩やミシック迷彩があるけどそのレジェ迷彩に1.5万かかって、ミシック迷彩なら2万+ミシック迷彩を完全進化させる為に必要なミシックカードに3万の計5万かかるのにその直後に武器本体を弱体化を当たり前のようにやってるからそれに比べたらだいぶマシだと思う。
数万かかってるなら詐欺とか返金しろは分かるけどバトルパスの1000円ちょいごときで金返せ、詐欺言うのはちょっと浅はかに考えて課金しすぎなんじゃないかなって思う。