RØDE(正式名称 RØDE Microphones)は、映像制作者やYouTuberといった様々なクリエイターたちが、マイクを探すときに必ずと言っていいほど候補に挙げられる名門ブランドです。
そんなRØDEが、ゲームやストリーミングに特化した部門RØDE Xを設立し、ゲーマーやストリーマー向けに2つのマイクと、仮想ミキサーのソフトウェアを発表しました。
3年かけて準備したRØDE X
RØDEがゲーマーやストリーマー向けに発表した初の製品がXDM-100とXCM-50、そしてUNIFYです。
XDM-100 & XCM-50 + UNIFY
ダイナミックマイクXDM-100
XDM-100はプロフェッショナル向けのダイナミックマイクで、自分の口元の音以外の音を遮断するゲーミング/ストリーミング向けのマイク。強力なノイズキャンセリングも搭載しており、マイクの近くのキーボードやマウスのクリック音すら消して、ユーザーの声だけを鮮明に拾えるとのこと。
さらに、XDM-100は音を分析して出力する「デジタルサウンドプロセッサー」を内蔵しており、声をより明晰に出力できます。 そのほかにも「ポップフィルター」や「遅延なしのヘッドホン出力」も内蔵しており、非常に高い性能を有しているそうです。
コンデンサーマイクXDM-50
XDM-50はプロフェッショナル向けのコンデンサーマイク。 ダイナミックマイクより周囲の音を拾いやすいコンデンサーマイクですが、XDM-50は音を拾う範囲を狭く調整したことでユーザーの声を集中して拾うようです。
マイク本体に付属しているスタンドでどの角度から音を拾うかを決められ、内部にはポップシールドやショックマウントが搭載されノイズや振動音を軽減するように設計されています。 XDM-100と同様にデジタルサウンドプロセッサーを内蔵しています。
どちらのマイクもUSB-Cに対応しているので、オーディオ・インターフェースは不要。PCだけでなくコンソール機でも手軽に使用できます。開発者いわく「非常に高性能なデジタルサウンドプロセッサーを積んでいるので、オーディオ・インターフェースが内蔵されているようなもの」と自信を見せつけています。
アメリカでの販売価格はXDM-100は$249、XDM-50は$149となっています。 日本では正規代理店の銀一から販売予定が告知されていますが価格は発表されていません。
強力な仮想オーディオミキサーアプリ UNIFY
単体でも魅力的なXDM-100とXDM-50ですが、2つのマイクをより際立たせるのが新しい仮想オーディオミキサーのUNIFY。
このアプリケーションはオーディオの出力と入力をUNIFYにまとめることで、最大4台のマイクからの入力と、最大6台のオーディオデバイスに音を出力できるようになります。 UNIFYではどの音をどのデバイスに届けるかを簡単に調整できるため、様々な音を管理するストリーマー向けのソフトウェアとなっています。 UNIFYは音の収録や音のカスタマイズも可能となっているほか、XDM-100かXDM-50を使用していると、UNIFYの処理をマイク側で行うためにPC側のCPUの負担が減るのは、ゲームや配信のパフォーマンスを少しでも上げたいゲーマー/ストリーマーにとって嬉しいポイント。
UNIFYはWindows 10かそれ以降のPCに対応。 RØDE X所有者は無料で使用できますが、RØDEや他社製マイクユーザーでもサブスクで使用できます。UNIFYは公式サイトからダウンロードできます。
2023年も新製品続々
RØDEのCEOが「刺激的な新しい時代」になると宣言して、3年かけて立ち上げたRØDE X。上記の製品のほか、2023年にも続々と新製品を発表すると予告しています。
すでに多数のメーカーから数多くの製品がでているゲーマー/ストリーマー向けのマイク分野ですが、メディアクリエイターたちから信頼が寄せられるRØDEが生み出した新製品だけに、その出来栄えには期待せざるをえません。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: RØDE X
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