『コール オブ デューティ』シリーズを手がけるActivision(アクティビジョン)は、ここのところ自社の知的財産侵害に対する厳しい動きを見せていることで注目を集めています。
先日は、有志グループが製作したMODや、有志のサーバーを停止させたことでコミュニティからその姿勢を疑問視されていたのですが、今回は名の知られた2つのチートツール業者に対し、そのサービスを終了させたという朗報が。この成果に健全なCoDプレイヤーたちは快哉を叫んでいます。
昨今のActivisionの動きにCoD民の注目が集まる
先日、Activisionは有志グループが提供していた旧作MODなどに対して知的財産侵害の申告を行い、これらを停止させました。そもそも有志がこうした独自のサーバーを提供していた背景には、アップデートサポートが終了した旧作の「セキュリティの脆弱性を補いたい」という事情も含まれていました。
この停止措置は、比較的安全な環境で旧作を楽しんでいたコミュニティの人々からは、「Activisionはチーターを放置しておいて、有志の避難所は潰すのか」怒りを招くこととなりました。
著名チート業者のシャットダウンに成功
しかし、Activisionはやはりチーターに対しても同時に動いてくれていたようです。
RedditのCoDコミュニティで報告されたところによると、『ウォーゾーン2.0』などで猛威を振るっていた、自称「検出されないチートツール・ナンバー1」のMobius Cheatsが、Activisionからの警告を受けてサービスを停止。現在、公式サイトにはアクセスできなくなっています。
もう一種もチーターに感謝しながら消滅
また、同じく名の知られたチートツールGhostAimも、同様の理由でサービスを停止したことを発表しており、こちらは公式サイトに綺麗事を交えた遺書を掲載しています。
「親愛なるGhostAimの皆様へ
この度は、重大な変更をお知らせすることになり、大変心苦しく思っております。
昨今の出来事を踏まえ、私たちはGhostAimを閉鎖するという難しい決断を下しました。この決断は、Activision Blizzard, Inc.から排除措置命令を受けたことで生じた困難、そして私たち自身が熟考した末に下したものです。
コミュニティメンバーの皆様に深く感謝いたします。皆様のゲームに対する情熱と仲間意識が、GhostAimを単なるプラットフォーム以上の存在に押し上げました。GhostAimは単なるプラットフォームではなく、共有の体験と忘れられない瞬間に満ちた、活気あるコミュニティとなったのです。(略)
この旅に参加し、私たちのプラットフォームに貢献し、共有してくれたすべての瞬間に感謝します。」
まだ残るチート業者
他のウォーゾーン向けのチート提供ではEngineOwningが知られていますが、記事執筆時点でこちらはまだサービスを継続している模様です。Activisionが今後さらに多くのチートツールも排除もできるかどうかが次の注目点になりそうです。
CoDコミュニティのうちの健全なプレイヤーたちは、今回の成果に対して「W(勝利)」の文字でActivisionを称えています。
ここのところ自社の知的財産をめぐって目を引くような動きを見せているActivisionですが、第三者のMODやサーバー、そしてチートツールを次々に排除したところで、今後どのような行動を見せるのでしょうか。引き続き注目していきたいところです。
- タイトル:Call of Duty: Modern Warfare ll(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア Ⅱ)
- 発売日:2022年10月28日
- 対象機種:PS5/PS4, Xbox X|S/Xbox One, PC(Battle.net / Steam)
Source: Reddit, GhostAim Official
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学生さんこんな所で争わないで学業に専念してください