日本時間6月12日に行われた「Xbox Games Showcase」は、ベセスダが開発を手がける期待のオープンワールドRPG『スターフィールド』を中心に、さまざまなゲームの最新情報にフィーチャーした内容となっていました。
一方でゲーマーたちが注目したのは、Xbox事業のCEOフィル・スペンサー氏が着ていた『Hexen(ヘクセン)』のシャツです。『Hexen』は1995年に発売されたファンタジー仕立てのFPSですが、スペンサー氏はこの『Hexen』のリメイクをそれとなく予告しているのでしょうか。
ファンタジーFPS『Hexen』とは?
『Hexen』は、1995年に発売されたファンタジーFPS。前年に発売された『Heretic(ヘレティック)』と、1998年に発売された『Hexen II(ヘクセンII)』を含め、海外では「Serpent Riders Trilogy(サーペントライダーズ・トリロジー)」とも呼ばれています。
プレイヤーは、戦闘スタイルがそれぞれ異なる「ウォーリアー(近距離)」、「メイジ(遠距離)」、「クレリック(中距離)」の3つのクラスから操作キャラクターを選択。完全一本道のストーリードリブンではなく、ハブとサブレベルを行き来しながら武器やアイテムを収集し、新たなハブを目指していくという、ある程度プレイヤーの好きな手順で探索ができるゲームになっています。
FPSの古典的名作『Doom(ドゥーム)』のエンジンを用いた戦闘・探索体験が魅力の『Hexen』は、『Heretic』と合わせて100万本以上を売り上げるなど、当時高い評価を受けていました(PC GAMER ONLINEより)。
意味深すぎる『Hexen』シャツで現れたフィル・スペンサーCEO
そんな『Hexen』を開発したのはRaven Software。現在もActivision Blizzardグループの傘下で、『コール オブ デューティ』シリーズのバトロワ『ウォーゾーン2.0』の開発を手がけている老舗スタジオです。
Activision Blizzardと言えば、Microsoftは2022年からこのグループの買収を進めているところで、傘下スタジオであるRavenも共に買収される予定です。
そんな状況下で、Xbox事業CEOフィル・スペンサー氏は、6月12日に行われた「Xbox Games Showcase」で、なぜかRavenの代表作の1つである『Hexen』のシャツを来て登場していました(YouTube)。
今年の「Xbox Games Showcase」の目玉はベセスダによる大作オープンワールド『スターフィールド』だったのですが、スペンサー氏がこのシャツを着ているのには「きっと意味がある」と、Twitterで目ざといゲーマーたちが注目しているようです。現代技術でリメイクされるのか、それともシリーズの完全新作なのか…。
時代はファンタジーFPS?
ちなみに「ファンタジーFPS」の現代版といえば、ライバル企業Electronic Artsが手がける『アヴェウムの騎士団』が7月21日発売予定。こちらは現代FPSのガンプレイを魔法に置き換えた戦闘が楽しめる、シングルプレイヤー用ゲームです。
昨今のFPSは『コール オブ デューティ』をはじめ、重厚な武器を使ったリアルミリタリーFPSをイメージしがちですが、もしかしたら今後は、剣と魔法の世界を舞台にしたファンタジーFPSの流れが来るのかも?などと妄想することもできそうです。
いずれにせよもし実現するなら、続報を待ちたいところです。『Hexen』はSteam版がワンコインで現在も購入可能。日本語サポートはありませんが、興味のある方は90年代海外ゲーム史を探訪する気分で試してみてはいかがでしょうか。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: YouTube
コメント
コメント一覧 (2件)
DAIKATANAリメイクはマジでありだと思うわ
当時の技術だとAIがクソ過ぎてサイドキック(仲間キャラ)が絶望的なまでにお荷物だったが、
今なら全然行けると思う
・・・でも DAIKATANA は Ion Storm 製だから、
権利持ってるのはマイクロソフトじゃなくてスクエニだけどな
ついでにDAIKATANAもリメイクしないか、フィル