SFホラーシューター『Dead Space(デッドスペース)』や『The Callisto Protocol(カリストプロトコル)』を手がけたグレン・スコフィールド氏が、新作に着手していることを発表した。
次回もやはり、SFホラーとシューター体験を組み合わせたTPSになるのだろうか。気になる具体的な仕事内容は2024年に明らかになる。
『The Callisto Protocol』クリエーターが新作開発中
グレン・スコフィールド氏は、自身のXアカウントで近況を報告。『カリストプロトコル』DLC後の動向が気がかりだったが、オフ期間を終えて現在は多忙にしており、「ゲーム関係で新しくエキサイティングなもの」に着手しているという。気になる詳細は2024年になってから共有されそうだ。
コメント欄ではファンが反応。やはり『カリストプロトコル』の新コンテンツや、『Dead Space2 (デッドスペース2)』のリメイクなど、新たなホラー作品への関与が期待されている。
『The Callisto Protocol』までの経緯
スコフィールド氏はゲーム業界で30年以上のキャリアを有するベテランクリエーターの1人。2008年、当時のEA Redwood Shoresが手がけた名作『Dead Space』でプロデューサーを務め、SFホラーのジャンルに三人称視点シューターのゲーム体験を盛り込んだことで高い評価を受けた。
その後はEAを離れ、Sledgehammer Games(スレッジハンマーゲームズ)創設者の1人に。同スタジオは現在Activision Blizzard(アクティビジョン・ブリザード)の傘下にあり、『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 3/ MWⅢ)』のメイン開発を担当している。
しかし2022年にリリースした、『Dead Space』のテイストを受け継ぐ新作『カリストプロトコル』は振るわなかった。スコフィールド氏は韓国のパブリッシャーKrafton(クラフトン)の元でStriking Distance Studios(ストライキングディスタンススタジオ)を設立し、CEO兼ゲームディレクターを担当。『カリストプロトコル』の開発には3年をかけ、500万本の売上を目標としていた。
日本語版が発売中止となって国内ゲーマーをがっかりさせたが、実際に遊べた海外ユーザーの反応も芳しくなかった。海外のレビュープラットフォームmetacriticでも賛否が激しく入り乱れ、期待された期間内での『カリストプロトコル』の勢いは200万本の売上に留まった(EUROGAMER)。これが元でスコフィールド氏はKraftonを自ら去ることとなり、現在に至る。
そして新作を開発中というわけだが、『デッドスペース』の成功と『カリストプロトコル』の売上不振を踏まえ、どのようなゲームを発表するのだろうか(もしくは、どちらかのシリーズの新コンテンツだろうか)。
いずれにせよ、改めてSFホラーに挑むとしたら、今度こそ日本語版が無事に発売されることを願うばかりだ。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: X
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