モバイルゲーム市場の拡大に伴い、各社から様々なコントローラーが登場する中、SCUFが満を持してiPhone向けコントローラー「SCUF NOMAD」を発表。SCUFの代名詞とも言える背面パドルに加え、同社初となるホールエフェクト式スティックを搭載した意欲作となっている。
SCUF NOMADの3つの魅力
1. エルゴノミクスを追求したカスタマイズ可能な本体
『SCUF NOMAD』の重量は228gだ。他社の人気の高いモバイル向けコントローラーに比べて約90gも重い。その分、本体のグリップを厚くすることでエルゴノミクスを向上させている。 横から見たらモバイル向けコントローラーとは思えない重厚感を醸しだしている。
背面にはSCUFらしい背面パドルを左右に一つずつ搭載している。プレイしているタイトルにあわせて任意の操作を設定することで快適さが向上するだろう。
『SCUF NOMAD』はアプリを用いてパドルの入力内容やサムスティックの感度、トリガーのデッドゾーンなどを変更してプロファイル保存ができるので、自分好みのカスタマイズが出来るのは嬉しい。
2. ドリフトに強いホールエフェクト式スティックまさかの採用
スティックには滑り止め加工もされており、『SCUF NOMAD』を購入すると付け替え用のスティックも付随してくる。 しかし、一番の衝撃的なポイントはスティックがホールエフェクト式という事だ。
従来のアナログスティックはスティックの位置をセンサーで検知していたが、スティックとセンサーが物理的に接触しているせいで、いわゆるドリフト現象が発生してしまう可能性が高い。
一方、最近人気なのがホールエフェクト式を採用しているコントローラーだ。ホールエフェクトは単純に言ってしまうと物理的な接触をせずにスティックの位置を測定しているため、ドリフトや摩耗に強い。 ところがSCUFのオフィシャル製品でホールエフェクトに対応しているコントローラーは今までなかったのだ。 そんなホールエフェクトをまさかモバイル向けコントローラーに搭載してくるとは驚くしかない。
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3. サブスク不要の無料アプリ
アプリは無料でサブスクリプションは必要ない。わざわざ広告でサブスクリプション不要と書いてあるあたり、他社への牽制をしている。筆者が愛用している某社の製品はそれ自体の完成度は高いが、アプリがサブスク制で多くの機能が制限されている。 この点が気に入らず使用することは無くなってしまったので、アプリがサブスク不要というのはとても嬉しい要素だ。
モバイル向けコントローラーの欠点として、スマホにケースを付けていると取り付けられないことが多い。しかし、『SCUF NOMAD』はケースを付けたままでも取り付けられるように設計してあるので利便性が高い。 その代償として接続はBluetooth 5.0のみとなっている。
予約方法・価格
現在『SCUF NOMAD』はSCUF公式ページで予約受付中。 販売価格は99ドル。これだけの要素を詰め込んでいて他社製品と並べる価格に抑えている。 公式サイトには日本語の製品ページはないが、クイックガイドには日本語も用意されているので日本でも発売されそうだ。
対象機種はiOS16以上がインストールされているiPhoneのみ。Androidは非対応。
- 重さ:228g
- 寸法: 202 x 101 x 51 mm
- ポート: USB-C
- スティックレイアウト: 左右対称
- 無線範囲: 最大12m
- 保証: 1 year (12 months)
「SCUF NOMAD」は、背面パドル、ホールエフェクト式スティック、無料アプリという魅力を備えた、まさにSCUFの技術が詰まったiPhone向けコントローラー。モバイルゲームをより快適に、そして本格的に楽しみたいゲーマーはチェックしておこう。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: SCUF
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