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近未来強盗FPS『デン・ オブ・ ウルブズ』プレアルファ映像公開、最新エンジンUnity 6で描かれるダークな近未来

近未来強盗FPS『デン・ オブ・ ウルブズ』プレアルファ映像公開、最新エンジンUnity 6で描かれるダークな近未来を体験
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Unity Technologiesが開発・販売を手がけるUnityエンジンが、最新版「Unity 6」となって2024年10月17日に全世界でリリースされる。

『GTFO』を手がけるスウェーデンのゲームスタジオ10 Chambersも、最新作『Den of Wolves(デン・ オブ・ ウルブズ)』でこのUnity 6を採用。9月19日に行われたUnityによるデモイベントでは早速、Unity 6によって描かれた没入感たっぷりの近未来世界を披露している。

CONTENTS

『デン・ オブ・ ウルブズ』プレアルファ映像公開

Den of Wolves – Tech Demo Showcase | Unite 2024 (Unity Developer Conference)

Unity 6によって描かれる『Den of Wolves』の世界が公開。こちらは開発初期の技術デモ用映像となる。

『Den of Wolves』は10 Chambersが開発中の「強盗FPS」。ホラーシューターに緊迫のステルス要素を盛り込んだ『GTFO』で知られる同スタジオだが、元はOverkill Softwareで、強盗FPSの名作『PAYDAY(ペイデイ)』や『ペイデイ2』に携わったメンバーで構成されている。

『Den of Wolves』は、いわばスタジオにとっての原点回帰となる。本作では2097年の近未来都市「ミッドウェイ」で繰り広げられる、大企業同士の闇の抗争にフォーカス。プレイヤーの目的は、「良い企業を助け、悪い企業を懲らしめる」ことではない。大企業の謀略を私欲のために利用し、自分の犯罪ネットワークを作り上げることだ。

プレアルファ段階であるため具体的なコンテンツはまだ何も発表されていないが、『Den of Wolves』の世界は以下の記事もチェックしてほしい。

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Unity 6の最新技術で描かれる『Den of Wolves』

Unite 2024 Keynote

9月19日に行われたUnityのプレゼンイベント「Unite 2024 Keynote」では、Unity 6が『Den of Wolves』の開発にどう活用されているのかが紹介された(53:55ごろ)。

10 Chambersの共同設立者兼COOであるSvante Vinternatt氏は「私たちは、迅速なイテレーションと、急速なスケーリングを可能にしつつも、品質を犠牲にすることのない、柔軟で効率的なレンダリング技術スタックを必要としていました。そしてUnity 6がそれを実現してくれました」と語る(Unityより)。

『Den of Wolves』は、従来のUnity 2022 LTSエンジンを使って開発が行われていた。しかしパフォーマンスとレンダリング品質の両面のを評価し、開発途中でUnity 6へのアップグレードを決断。Unity 6の特徴の1つとして、開発途中のゲームでもエンジンアップグレードが「驚くほど容易」だったことを挙げている。

技術進化でさらに負荷を減らし、GPUの描画パフォーマンスを維持

映像では、GPU駆動のレンダリングシステム「GPU Resident Drawer」を紹介。Unity 6では、画面を描き出すコマンド「ドローコール」を減らすためのバッチング技術が進化。『Den of Wolves』ではドローコールが約45%削減された。多くの光源とオブジェクトが設置された複雑な空間内でカメラを回しても、高い描画パフォーマンスを維持している。

GPU Occlusion Cullingのデモ

「GPU Occlusion Culling」は、UnityがCPUの代わりにGPUを使用して、オブジェクトが他のオブジェクトの後ろに隠れている場合にレンダリングから除外する機能。多数のオブジェクトが重なり合うようなシーンでのパフォーマンスを高速化できる。

他にもライティングの作業を効率化する「Adaptive Probe Volumes」を紹介。これは、移動するオブジェクトのライティング設定に必要なライトプローブが、その地形の密度に応じて自動的に配置されるというもの。手動でライトプローブを配置したり、設定する労力を大幅に短縮できる。

一連の技術で『Den of Wolves』におけるグラフィックのフィデリティ(忠実度)は大きく向上。パフォーマンスが23%も増進したという。プレイヤーもいずれ実際に、『Den of Wolves』で最新のゲーミング技術を体験できる日が来るだろう。

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Source: YouTube

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