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『オーバーウォッチ2』新ヒーロー「ウーヤン」アビリティ詳細解説:単発で最大100ダメージのメイン攻撃、リソース消費で回復速度倍増

『オーバーウォッチ2』新ヒーロー「ウーヤン」アビリティ詳細解説:単発で最大100ダメージのメイン攻撃、リソース消費で回復速度倍増
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本日2025年8月15日、Blizzard Entertainmentの『Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )』では、次のシーズン18で実装される新規サポートヒーロー「ウーヤン」の先行プレイ(トライアル)期間を実施

現在、全プラットフォームのライバル・プレイを除くゲームモードでウーヤンが使用可能となっている。そこで、細かい数値まで含んだ詳細な性能を見ていこう。

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OW2 新サポートヒーロー「ウーヤン」詳細

ロールサポート
体力250

「ウーヤン」のトライアル期間は、2025年8月18日まで。以下では、トライアル期間中にクイック・プレイとカスタム・ゲーム、練習場で検証したウーヤンの基本性能について紹介しよう。

ウーヤン:所持アビリティ

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玄武之杖(げんぶしじょう):2種類の射撃が可能なメイン攻撃

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ダメージを与える水球を放つ。長押しで弾道を操作し、爆発を強化する
ダメージ(通常)直撃時:直撃ダメージ10+爆発ダメージ20 = 30
爆発ダメージのみ:20~10
ダメージ(強化)直撃時:直撃ダメージ30+爆発ダメージ70 = 100
爆発ダメージのみ:70~30
距離減衰なし
最大装填数20
リロード時間数値上約0.75秒(射撃開始まで約1.15秒)
射撃タイププロジェクタイル
ヘッドショット×

ウーヤンのメイン攻撃は、通常時は「低ダメージ・高レート」、強化時には「高ダメージ・低レート」という、相反する2つの性質を使い分けられる射撃攻撃だ。強化は射撃キーの長押しによって行われ、一定時間(約0.3秒)押し続けることで弾が強化弾へと変化する。強化弾はダメージ増加に加え、射程や爆発範囲の拡大、ノックバック効果付与など複数の恩恵を得られる。

水球は着弾と同時に爆発し、その時点で操作不能となるため、至近距離戦では通常弾の連射運用が基本となる。ただし、爆発判定を持ちながら自爆ダメージが発生しないため、近距離でも躊躇な連射可能だ。

弾の判定は通常の弾丸判定に分類されるため、各種バリアアビリティや“ディフェンス・マトリックス”などの吸収系スキル、ゲンジの“木の葉返し”による反射の対象となる。また、弾の操作を止めると重力の影響で緩やかに落下するが、一定時間が経過すると消滅する仕様のため、真上に撃って落下ヒットを狙うといった戦術は不可能となっている。

養神泉(ようしんせん):2種類の回復が可能なメイン回復

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徐々にライフを自動回復する水流を味方に付与する。長押しでリソースを消費し、より早いスピードで回復する
回復速度(通常)約25/秒
回復速度(リソース消費時)約50/秒(最長3秒)
リソースの自動回復速度(リソース使用から2秒経過後)約12.5%/秒
付与・強化射程距離約20m
持続時間(通常)射線切れから約5秒
持続時間(リソース消費時)射線切れから約1秒

ウーヤンの回復アビリティは、基本性能としてはゼニヤッタの“調和のオーブ”のおよそ半分程度の回復効果を持つ。ただし、専用のリソースを消費することで、一時的に約2倍の回復速度(“アンプ・イット・アップ”発動時の“クロスフェード”並み)で回復を行うことが可能だ。リソースは最後に消費してから約2秒が経過すると自動回復が始まる。

大まかな挙動も“調和のオーブ”と同様で、一度付与すれば味方との射線が通っている限り回復が継続する。付与や強化回復ともに高いエイム力を必要としないため、高機動ヒーローに対しても安定して回復を供給できる点が強みだ。

ただし、先に紹介した“玄武之杖”を操作している間は、付与対象の変更や強化回復の発動ができないため注意が必要。また、現環境ではダメージ・ヒーローのロール・パッシブにより被回復量が30%低下するため、リソース消費時の強化回復であっても過信は禁物。

さらに、リソース関連以外で“調和のオーブ”と大きく異なる点として、付与可能な射程距離の短さが挙げられる(“調和のオーブ”はその2倍の40m)。“玄武之杖”の操作に集中しすぎて味方との距離が離れすぎないよう、立ち位置管理にも気を配りたい。

守衛波浪(しゅえいはろう):広範囲の敵味方に影響を与える攻防一体の波

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味方の受ける回復量を増やし、敵をノックバックする波を前方に放つ
回復量80
ダメージ80ダメージ(約5m未満)~ 40ダメージ(約18m以上)
クールタイム12秒
効果範囲約35m
回復強化持続時間約4秒

ウーヤンのアビリティ「守衛波浪」は、前方に波を発生させ、敵味方で異なる効果をもたらす。判定や攻撃属性のイメージとしては、射程が伸びたラインハルトの“アース・シャター”に近い(バリアなどの遮蔽でのみブロック可能)。

敵に命中した場合はダメージとノックバックを与えるが、いずれも発生源から離れるほど効果が低下する。一方、味方に対しては距離を問わず一律の恩恵を付与でき、自身も対象に含まれる。

検証環境の影響か、カスタム・ゲームや練習場では回復強化の効果が確認できなかった(アナの“バイオティック・グレネード”でも同様の現象が発生)。回復強化の倍率は推定となるが、おそらく“バイオティック・グレネード”と同じ+50%と考えられる。

回復強化の効果時間は4秒で、“養神泉”のリソースを十分に使い切れる長さが確保されている。この場合、マーシーの“ヴァルキリー”発動時を上回る毎秒75回復を最長3秒間継続可能で、“守衛波浪”本体の回復効果と合わせれば300を超える回復量を発揮できる。

さらに明記されていないものの、発動時に“養神泉”のリソースを3割強回復する効果も確認されており、この分だけでも約150の回復(“守衛波浪”分を含む)が保証される計算になる。

飛流歩(ひりゅうほ):細かく動き回れる機動力の要

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水流に乗って素早く移動し、より高くジャンプする
クールタイム7秒
持続時間最長4秒
移動速度増加量約50%

ウーヤンの機動アビリティ“飛流歩”は、ジャンプ力を強化するが、その上昇幅は「通常ジャンプよりやや高い」程度であり、高台への到達には向かない。一方で移動速度の上昇効果も付与されるため、横方向への飛び移りや位置取りの変更には優秀で、1回の発動中に複数回ジャンプすることも可能だ。

さらに、“飛流歩”の効果中は、通常ではわずかに届かない段差(ウーヤンの腰程度の高さ)を自動的に登れるようになる。そのため、見た目では登れそうにない段差でも、発動中であれば突破できるケースがある。クールタイムが少し長い点は気になるが、ウーヤンの機動力を支える重要なアビリティだ。

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通常時でもベンチは越えられるが、“飛流歩”中は少し高い正面の生垣も乗り越え可能に

驚濤破(きょうとうは):相手の猛攻を受け流し、攻撃に転じるアルティメット

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自分か味方1人に水の護りを与える。水は一定時間後に爆発し、対象を大きく回復すると同時に敵をノックダウンする
ダメージ100
追加ライフ量400
回復量(爆発後250
爆発範囲半径約8m
味方選択可能距離約35m
起爆までの時間約3.5秒
ノックダウン時間約1秒

ウーヤンのアルティメット・アビリティは、自身または味方1人を対象に、追加ライフと一定時間後に発生する攻撃判定を付与するもの。発動の流れは「構え(対象選択)→付与モーション(約0.85秒)→追加ライフ付与→付与状態(約3.5秒)→爆発(同時に250回復)」という順序で進行する。

爆発は、付与したヒーローが生存していれば状態を問わず発生し、スタンや凍結といったクラウドコントロールを受けても時間経過でしっかり起爆する。また、敵側からは爆発範囲の予測表示が見えない点も強みとなる。

ダメージ判定は爆発系に分類され、バリア系のアビリティでは防げるが、吸収系や反射系では無効化できない。さらに明記されていないが、付与対象には速度バフも発生するため、立ち位置次第ではバリアの裏や内側へ回り込んで攻撃を通すことも可能だ。

ウーヤン:選択可能パーク

  • 氾濫(マイナー・パーク)
    • 〈飛流歩〉発動時、弾薬が10増え、33%の回復リソースを得る
  • 均衡(マイナー・パーク)
    • 水球でダメージを与えると、2秒間、〈養神泉〉の自動回復量が40%増える
  • 引潮(メジャー・パーク)
    • 〈守衛波浪〉が開始地点へと引き換える。引き波で与えるダメージは通常の50%減少する
  • 降雨(メジャー・パーク)
    • 与えるダメージが60%低く、強化時の爆発範囲が25%小さい水球を3つ同時に操作できる
      • 未着弾の弾が1つでも残っている限り、操作を継続可能。

ウーヤンの評価(トライアル時点)は?

ウーヤンの強み:手を出しやすい性能、やり込みや想像力による成長の余地

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一見すると癖の強いアビリティが多く見えるが、普通の事なら比較的簡単にできるウーヤン

“バイオティック・グレネード”の回復阻害や“イモータリティ・フィールド”のような派手な効果こそ持たないものの、“玄武之杖”は爆発ダメージを備えており、全くダメージを与えられない状況が少ない。

回復面でも、“養神泉”は一度付与すれば継続回復が可能。素の回復速度では不安というプレイヤーでも、パークの選択次第である程度補強が可能という点もうれしいポイントとなっている。さらに、自己回復にも使える範囲回復“驚濤破”や、機動力を底上げする“飛流歩”など、安定して最低限以上の活躍が見込めるアビリティが揃っている点は大きな魅力だ。

アルティメット・アビリティ“驚濤破”は、防御から一気に攻勢へ転じることができ、文字通り試合の流れを変える可能性を秘めている。また、“玄武之杖”には「弾の操作」という要素が組み込まれており、プレイヤーの想像力次第で新たな突破口を見出せることもあるだろう。

ウーヤンの弱点:高いパフォーマンスには判断と操作に練度が必要

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パーク選択でも大きく立ち回り、活躍の方向性が変化

ウーヤンのメイン攻撃と回復は、それぞれ異なる2つの状態で運用できるため、場面に応じた選択と操作が必要だ。瞬間的に正しい判断と操作を行った場合でも、その選択(立ち位置やアビリティ使用の有無)が後々の展開に影響するシーンは多く存在する。射程距離や弾速など感覚的な要素も多いため、安定して最低限の活躍は見込める一方、高いパフォーマンスを発揮するには相応の練度が必要だ。

さらに、ある程度の回復を行うにはアビリティや専用リソースの使用が不可欠であり、長期戦ではジリ貧の展開に陥りやすい。そのため、ゼニヤッタのように攻めでの貢献も求められる場面が少なくない。また、マルチヒットするアビリティを多く持つため、プレイヤーの腕次第でアルティメット・アビリティの回転率に大きな差が生じることもある。

アビリティはいずれも強力だが、クールタイムは長め。複数の効果をあわせもっているいるので「あの時こっちを選んでいれば」といった経験が他ヒーロー以上に付きまとう。しかし、その経験を糧に成長できる伸びしろがウーヤンには十分に残されている。

新ヒーロー「ウーヤン」まとめ

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背景ストーリーに通ずる発想力を活かした立ち回り、攻防一体のアビリティが課題であり魅力

ウーヤンのメイン攻撃は「低ダメージ・高レート」と「高ダメージ・低レート」を使い分けられ、回復も通常回復と強化回復の2種類を状況に応じて選択可能である。アビリティも同様に表裏一体の性質を持ち、広範囲に回復とダメージ&ノックバックを与える“守衛波浪”や、防御から一気に攻勢に転じる“驚濤破”など、瞬間的な判断や操作が勝敗に大きな影響を与える場面が多い。しかし、熟練すればその多彩な選択肢を活かして高いパフォーマンスを発揮できる成長の余地も秘めている。

開発チームへのインタビューによれば、ダイブヒーローとの相性が期待されており、高い機動力を持つヒーローを多く選出するダイブ構成では“玄武之杖”や“驚濤破”が活躍する場面も多いだろう。しかし、“守衛波浪”はラッシュ構成とも相性が良く、“玄武之杖”はポーク構成に組み込んでも面白い性能だ。ダイブ構成に固執せずとも多様な編成に柔軟に組み込める点は、ウーヤンの大きな魅力といえる。

総じて、ウーヤンは表裏一体の戦術的選択を通じてプレイヤーの判断力と操作スキルを活かせるヒーローであり、チーム戦における柔軟な立ち回りと戦略的貢献の両方を楽しめる、非常に魅力的な選択肢となるだろう。

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Source: Overwatch


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