Steamで販売中のホラーFPS『UNLOVED(アンラブド)』のゲームキーが、現在FANATICALにて無料配布中。もともとはPaul Schneider氏が手がけた『Doom II』用のMODだが、クラシックなシューター体験に、探索と育成要素を盛り込んだ完成度の高さで人気を博している。この機会に忘れずに確保しておこう。
探索型ホラーFPS『UNLOVED』のコードが無料配布中
『UNLOVED』の配布は、ゲームキー販売サイトFANATICALで行われている。キーを入手するにはFANATICALアカウントと、ニュースレータへのサブスク、Steamアカウント(5ドル以上の購入記録があるもの)との連携が必要。入手すると、FANATICALで使える5%割引クーポンもついてくる。
なお『UNLOVED』には日本語サポートがないので注意。今回のオファーは日本時間11月6日午前9時まで有効だ。
『UNLOVED』どんなゲーム?
『UNLOVED』はもともと、『Doom II: Hell on Earth(ドゥームツー ヘル オン アース)』コミュニティで高い評価を受けたMOD。ゲームとしてはDoomシリーズと同様、目の前の怪物を倒しながら進むハイペース・シューターだ。しかし内容自体はDoomとは関係なく、現実と悪夢が入り混じったような世界。ソロのほか、最大4人でプレイ可能。
一本のストーリーを追う形式ではなく、各ステージ(階層)がランダムに生成されるのが『UNLOVED』の特徴。ステージ内の一部のエリアは「クレスト」という鍵アイテムで封印されており、敵と戦いつつマップ内を探索。クレストを見つけて新たなエリアを開放していく。すべての目標を達成すると、エレベーターに乗ってステージクリア。
ゲームを始めると、まずはキャラクター作成画面からスタート。キャラクターは複数作成可能で、個別に成績が記録される。キャラクターは外見の色を変更可能。探索で「インク」を獲得することで色の選択肢を増やせる。
- タイトル:キャラクターの肩書き。「Q」を獲得してアンロックする
- 装飾品:ステージクリアで入手できるアイテム。武器のアップグレードなどステータスを強化できる
- レベル:プレイヤーのレベル。より新しく強力な装飾品を入手すると上がっていく
- Q:敵を倒したりステージをクリアすることで獲得。追加のタイトルがアンロックされていく
- カルマ:装飾品のスロットや、新しい装飾品のアンロックができる。目標の達成、「記憶」アイテムの収集、不要な装飾品の分解で獲得できる
『UNLOVED』は、敵を倒し、ステージをクリアし、装飾品を集めて自分の戦闘能力を高めていくという、繰り返しプレイが前提のゲームデザインだ。装飾品の組み合わせによって、スピード重視、火力重視、生存力重視など、自分のプレイスタイルに変化もつけられる。
4つのゲームモード
デフォルトモードの「Ultra Violence(ウルトラバイオレンス)」を合わせて、計4モードが用意されている。マップは「アパート」、「病院」、「地下」、「都市」があり、ゲーム開始時にステージ全体の広さを設定できる。
- 「Classic Horror(クラシック・ホラー)」:アイテムとモンスターが減少。弾薬を探しつつ、より長く生存する
- 「Arcade Style(アーケード・スタイル)」:アイテムとモンスターの数が増加。ハイペースなゲーム性をさらにスピードアップ
- 「HOT Mode(ホットモード)」:自分が動いているときだけ時間が進む。敵のダメージが激増。ソロのみ可能
パーソナル・チャレンジと指輪のアップグレード
ランダムマップで繰り返しプレイしつつ、プレイヤーを育成・強化。ゲームモードを変更してテンポを調整し、より高い難易度に挑戦していく。
さらに他の要素として、開始時に「パーソナル・チャレンジ」も設定できる。これは「ピストルのみ」や「敵の移動速度上昇」などの条件を自らに課す、いわゆる縛りプレイだ。
チャレンジを課してステージをクリアしていくことで、「ルビー」という報酬を獲得できる。ルビーは「指輪」の装飾品をアップグレードするのに使う。
「指輪」は貴重な装飾品で、「デーモン・チェスト」という宝箱から出現、または装飾品のランダム生成機能で出現する。
「デーモン・チェスト」とは、6段階ある難易度のうち、上から3番目の「Time to Die」以上でプレイすることで登場し始める宝箱だ。指輪はこの箱から10%の確率でのみ出現する。最大体力を上昇させたり、各武器のダメージを増加させたりと、20種以上ある指輪は、『UNLOVED』におけるエンドゲーム級の育成要素と言える。
『UNLOVED』Steam版のリリースは2016年で、もともとは2010年に作られたMODだ。グラフィックこそ時代相応だが、音楽やダークな演出、そしてやり込み要素のエッセンスは現代ゲームに劣らない良さがある。まだプレイしたことがないという方は、この機会にFANATICALでコードをもらってみてはいかがだろうか。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Pressrelease
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