『CoD:BO6』リーコンPERKのウォールハック弱体化へ、一部マップで大暴れ中で怪しい小技も発見

CoDシリーズ最新作『Call of Duty: Black Ops 6（コールオブデューティ: ブラックオプス6）』ではXP2倍イベントが開催中。しかしイベントとともに新マップ「ニュークタウン」が登場して以降、とある装備品に関する議論が白熱している。

争点になっているのは、青いPERK「リーコン」のコンバットスペシャル。リスポーン直後に敵の姿が壁越しに見えるという効果だが、コミュニティでの議論を経て、Treyarch（トレイアーク）の開発スタッフはこのコンバットスペシャルの調整を予告した。

『CoD:BO6』リーコンのコンバットスペシャルが弱体化へ

11月4日、FazeのSwaggが「リーコンを弱体化してくれ」とツイートしたところ、TreyarchのスタッフであるMatt Scronce氏から「間もなく到着」と反応が。どうやら弱体化されるようだ。

Incoming.

— Matt Scronce (@MaTtKs) November 3, 2024

開発からの明確な予告に、リーコン否定派は「サンキュー！」と大歓迎。擁護派からは「Swagg、なんてことしてくれたんだ」と嘆きの声が飛んでいる。

そもそもリーコンの何が問題視されたのだろうか。議論を振り返ってみよう。

リーコンの何が問題？ 週末に激論

XP2倍イベントが始まり、「ニュークタウン」が実装された頃から、リーコンPERKのコンバットスペシャルはコミュニティで「ぶっ壊れ」と批判され始めた。

なお「リーコンPERKのコンバットスペシャル」とは、1～3までのPERKスロットを青いPERKで統一することで、以下の効果を発動するというもの。

• リーコン コンバットスペシャル
  • リスポーン後に短時間、壁越しに敵が見える
  • 敵が視界外にいるときにHUDの端が点滅
  • 敵にキルされても死亡時のドクロアイコンが残らない

特に、壁越しに敵が見える点には「問題がある」と指摘されていた。

lol combat recon speciality is insanely broken, just able to wall bang anyone off the spawn pic.twitter.com/lCD7Oz7qL6

— CharlieIntel (@charlieINTEL) November 2, 2024

• 「まさに無料ウォールハックじゃないか」
• 「ハードコアモードだとみんなこれで走り回って迷彩解除してて、疲れるし腹が立つ」
• 「ゴーストやコールドブラッドで対抗できないのも良くない」
• 「壁越しに敵が見えてるときは発砲できないようにしてくれ」
• 「頼むから削除してくれ」

ベータの時点では、まだそれほど議論の的にはなっていなかったと思われる。しかし『BO6』の正式リリース後、中～小型マップとの相性の良さや、ニュークタウンのように壁抜きができる場所の多いマップとの相性の良さが、徐々に問題視されていったようだ。

もちろん、このコンバットスペシャルを「問題ない」とする意見も同様に見られる。

• 「これはニュークタウンの壁のせいだよ。俺は始まった瞬間にマークスマンにワンタップされたんだ」
• 「リーコンがなくてもLMGでできるぞ。ニュークタウンの壁は薄すぎる」
• 「壊れてないよ。たったの2秒しか続かないし」
• 「リスポーンキルを狙うキャンパーを防げるんだから歓迎」
• 「誰でも使えるのに、未だに文句言ってるなんて馬鹿馬鹿しい」

リーコンへの調整については、賛成派と反対派、どちらの意見も一理あるように思える。｢リスポーンから2秒は見られている可能性がある｣ことを考慮すればある程度対策はできそうだが、以下の小技は即修正すべきだろう。

リーコンの強すぎる小技

ところがその後、Marksmanによって非常に怪しい小技が紹介されてしまう。

リーコンのコンバットスペシャルは「リスポーン後に発動」という条件がついているのだが、初期スポーン後でも発動する点の応用技として、未使用状態のロードアウトを切り替えることでこの効果を発動できてしまうのだ。

Recon is balanced Marksman, you're just trash and wanna camp!

ADAPT! 🤡

🙃 pic.twitter.com/B2EUomg8Zl

— Marksman (@Marksman) November 3, 2024

特にリスポーン制限のあるサーチ&デストロイなどのゲームモードでは、この使用法は強力過ぎる。なお稀に起きる不具合などではなく、再現性があることを確認済み。

Marksmanはこの部分について「確実に変更されるだろう」と述べ、コメント欄のユーザーも呆れ気味だ。

• 「いやこれは“問題がある”とかいう話じゃない」
• 「間違いなく本来の目的外の使い方だし、不正行為だし、擁護不可能。削除しないと」
• 「サーチで変なやられ方しまくる理由が分かったかも。これはぶっ壊れだわ」
• 「マップを歩き始めたらロードアウト変更は不可能にするべきだったな」

一連の流れを経て、リーコンへの弱体化が発表された。もちろんインフルエンサーの意見のみが聞き入れられたわけではない。これまでも『コール オブ デューティ』におけるバランス調整は「データとフィードバックにもとづいて行う」と説明されてきた。不正行為の削除は当然として、データでも良くない部分が見られたのだろう。

具体的にどのような調整内容になるのかは不明だが、次のアップデート情報に注目しよう。

あわせて読みたい

『CoD:BO6』11月2日アップデート：対戦開始時の暗転バグ解消やゾンビモードのさまざまなグリッチ削除な... Treyarch（トレイアーク）は『Call of Duty: Black Ops 6（コールオブデューティ: ブラックオプス6）』の最新アップデートをリリース。変更内容を記載したパッチノート...

Source: X