圧倒的な人気でSteamを支配する、ValveのタクティカルFPS『Counter-Strike 2(カウンターストライク2)』。ゲームエンジンの更新にともない2023年9月に『CS:GO』からタイトルアップデートした本作だが、その後の推移も好調のようだ。現地時間2月16日には、『CS2』リリース後では最大となる1,743,533人もの同接数を記録した。
しかしコミュニティの人々は、この記録にいまいちピンと来ていないようだ。
『CS2』プレイヤー数が歴代最高の174.3万人突破

トラッキングサイトのSteam Chartsで、『CS2』こと『Counter-Strike 2』のプレイヤー人口が、リリース後の最高記録を更新したことが確認された。その数は1,743,533人。他の上位タイトルである『Dota 2』、『マーベル・ライバルズ』、『PUBG』などに圧倒的な差をつけている。
厳密に言うとこの人口データは『CS:GO』からつながっており、『CS2』にアップデートされる前の2023年5月の記録である「1,802,853人」がCS時代のピーク人口だ。この時期は『CS2』のリリースが確定してコミュニティのエネルギーが再燃。新規はもちろん、テストプレイへの参加を求めるプレイヤーも集まって一時的な人口増加につながったと見られる。
CS2 人口増の理由は?
CS2 NEWSなど情報系アカウントのリプ欄では、この数字に「ナイス」、「『VALORANT(ヴァロラント)』に勝ったかな」などの喜びの声が。一方では「なんでこうなるんだ。YouTubeの界隈は完全に死んでるのに」、「BOTを使ってケース稼ぎをしてるだけ」など、いちゃもんや不思議がる声も。
2月に大きなコンテンツの追加があったわけではない。『CS2』はライブサービス型のゲームではあるものの、アップデートのほとんどはバグ修正だ。たとえばシーズンごとにキーアートやトレーラーを用意したり、毎月のように新武器を増やしたり、バトルパスを更新したり、といった今風の運営方式ではない。
2月9日に完結した「IEM Katowice 2025」など、競技シーンも影響しているのかもしれないが、プレイヤー増の理由はいまいち判然としない。
アイテム市場は活況!
実際のところ『CS2』は盛り上がっているのだろうか。別のデータもチェックしてみよう。

CSコミュニティにはこのゲームの「景況感」のようなものを示す独自の指標があり、EsportFireが手がける「EsportFire300」インデックス・チャートもその一つ。このチャートによると、2025年もCSのマーケットは堅実に成長しており、プレイヤーの増加を裏付けるものとなっている。
(EsportFire300インデックス:『CS2』で取引されている膨大なアイテムのうち、特に人気のあるアイテム300種を選出。その取引価格を平価した指標。ゲームに人気があればそれだけレアなアイテムの取引価格も上昇し、賑わっていることを示唆する)
『CS2』の魅力が引き続き評価され、実力でプレイヤーを伸ばしているのか。それともBOTやチーターが増えて数字が盛られているだけなのか。どちらの側面も混ざっていると考えるのが無難だが、『CS2』が2025年も注目タイトルの一つであることは間違いなさそうだ。まだプレイしたことがない方は、この機会に『CS2』の戦いに乗り込んでみてはいかがだろうか。
Gaming Device Power Tune for FPS

Source: Steam Charts
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コメント
コメント一覧 (2件)
BOTが多いのはまあ事実だと思う
まあ順当に考えるなら上海メジャーの影響で少しずつ中国人口が増えてるとかかな?
youtubeのコンテンツは英語だろうから中国人は見ないだろうし辻褄合いそう
でもBOTが多いのも確かだろうね