Bungieは4月13日、最新作『Marathon(マラソン)』のアルファ版ゲームプレイ映像を公開した。2025年9月24日にリリースされるこの『Marathon』は、『Halo』や『Destiny』など、数々の人気タイトルを手がけてきたBungieが挑むPvPvE脱出シューター。1990年代に生まれたFPSシリーズ「Marathon」を現代化させた作品だ。
『Marathon』の対応プラットフォームはPC(Steam)、PlayStation 5、Xbox Series X|S向け。クロスセーブとクロスプレイに完全対応している。
『Marathon』ゲームプレイ映像公開
今回公開されたのは、『Marathon』のアルファ版ゲームプレイの模様。神秘的かつ過酷な「タウ・セティIV」の失われたコロニーを舞台にした、チーム制脱出シューターのコアについて説明している。
『Marathon』で、プレイヤーたちは「ランナー」となる。ランナーとは、人間の身体を捨て、バイオシンセティック・シェルを手に入れたサイバネ傭兵だ。住人が跡形もなく姿を消した「タウ・セティIV」では、残された資源をめぐって多くの勢力が対立を繰り広げている。
『Marathon』ゲームプレイの概要動画
ゲームとしては、3人1組でチームを組み、大きなマップに計6チームで展開する形式だ。なお、チーム数については今後のマップによって変動する可能性があるという。
ランナーたちは、ライバルプレイヤーの操るランナーや、無数のNPC監視部隊、さらに異界の脅威とも戦いつつ探索。武器、インプラント、装備品などの貴重な資源を収集していく。
目的を果たしたら、脱出ビーコンという装置にアクセスし、生きて脱出することを目指す。無事に生還すれば探索で入手したアイテムを自分のものにできるが、倒されればすべてを失う。

「タウ・セティIV」はさまざまなPOI(エリア)で区切られている。映像を見た限り、時には雨が降ったりと、天候が変化する要素もあるようだ。
ロードアウト要素をチェック
『Marathon』での探索はハイペースに展開するため、時間内に仕事を終えようとすれば戦闘は避けられない。そのため事前準備が重要で、ランナーは出撃前に自分のロードアウトを念入りにカスタマイズできる。

気になる武器類は、架空兵器がベースのようだ。ピストル、オートライフル、ボルトアクションライフル、ポンプアクションショットガンのようなものが見て取れるが、どれも実在の銃を連想させる挙動をしている。映像では、遠隔武器スロット2つと、近接武器スロット1つが確認できる。インベントリメニュー画面には、武器アタッチメントのカスタマイズ要素も映っている。
他にもグレネード類や、自分の姿を消すスキル、半透明なシールドを展開するなど、アビリティシステムがある。チーム制の脱出シューターということで、役割分担の要素も重要になるのかもしれない。
『Marathon』シネマティックショート動画
今回のゲームプレイ映像にあわせ、『Marathon』の世界を描くシネマティックショート動画も公開されている。
本作の脚本と監督を務めたのは、アルベルト・ミエルゴ氏。スペイン出身の映像作家で、これまでの受賞歴は10項目にもおよぶ。Netflixドラマ「ラブ、デス&ロボット」のエピソード「目撃者」では、エミー賞やアニー賞含む多数の受賞。さらに、短編アニメ作品「The Windshield Wiper」で第94回アカデミー賞の短編アニメーション映画賞に輝くなど、独特の映像美で注目されている人物だ。
今回のシネマティックショート全体も、ミエルゴ氏のアニメーションスタジオpackman.tvが手がけたものだ。バイオシンセティック・シェルの姿になりながらも、人間としての情報を残したランナーたちの活動の模様が描かれている。
ランナーたちの過酷な生き様と、タウ・セティIVの美しい景観との対比が印象深い。『Marathon』の世界に一気に引き込まれるだろう。
『Marathon』は9月24日リリース
『Marathon』は2025年9月24日リリース予定。シーズン制のライブサービスを展開していく。シーズン1から早速、挑戦的なエンドコンテンツ、ランク戦、シーズンストーリー、コミュニティイベントなど、数々のコンテンツが用意されている。
なお公式Discordコミュニティでは4月後半から『Marathon』のクローズドアルファが行われるという。しかし、日本地域がこのアルファの対象に含まれているかは不明で、続報待ち。

今回の映像からは、ゲーム的にいくつか気になった点もあるだろう。EAA!!では『Marathon』のゲームディレクターJoe Ziegler(ジョー・ジーグラー)氏から直接お話をうかがう機会があった。
アビリティシステム、ダブルダウン・システム、ワイプなど、『Marathon』のゲームシステムについてさらに詳しい情報は、以下の記事をチェックして欲しい。

- 『Marathon』ストアページ
Gaming Device Power Tune for FPS

Source: Pressrelease
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コメント
コメント一覧 (2件)
Destiny3?
トレーラーだけだと同じ匂いがする