Expression Gamesが開発、Team17が販売を手がける『Hell Let Loose: Vietnam』は2026年リリース予定。対応プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam、Epic)。
本作は、第二次大戦をベースにした50v50のミリタリーFPS『Hell Let Loose』の派生タイトルだ。1965年のベトナムを舞台に、プレイヤーは米軍と北ベトナム軍に分かれて50v50で対戦する。時代が進んだこともあり、ヘリコプターや哨戒艇、ナパーム爆撃、さらにはトンネルを使ったゲリラ戦など、象徴的なメカニズムが新たに多数導入される。
『Hell Let Loose: Vietnam』発表!2026年リリース
『Hell Let Loose』は第二次大戦をベースにした、大規模な50v50モードで知られるリアルミリタリーFPSだ。2019年に早期アクセスが始まって以来継続的にアップデートされ、その無骨な戦闘体験で好評を博してきた本作が、いよいよ新たな戦場へと移るときが来た。
『Hell Let Loose』に引き続きExpression Gamesが開発を手がける『Hell Let Loose: Vietnam』は2026年リリース予定。その名の通り、時代が進んでベトナム戦争が舞台となる。厳密には中国、ソ連、北朝鮮、韓国などさまざまな勢力が入り乱れていた東南アジアの戦争だが、ゲーム内のチームとしては「ベトナム人民軍」と「アメリカ軍」の2つに分かれる。
なお『Hell Let Loose』がサービス終了するわけではなく、2作品が並行してアップデートされていく予定だ。Unreal Engine 5で開発された新作ではあるものの、「続編」ではなく、あくまでベトナム戦争版の『Hell Let Loose』という位置づけになる(公式サイトQ&Aページより)。
ヘリからトンネル構築まで『Hell Let Loose: Vietnam』新メカニズム

タクティカルな50v50体験をそのままに、『Hell Let Loose: Vietnam』では1960年代の戦争ならではの新しいメカニズムが多数導入される。Steamストアや開発者のインタビュー動画で、気になるその一部に触れられている。

兵種としては、司令官から新たに加わる迫撃砲部隊まで、6兵科19兵種が登場する。キャラコン要素にも「水泳」、「登はん」、「高速ほふく前身」が追加。ストアに記載はないが、M16やAK-47など大戦後の主力小銃もトレーラーから見て取れる。当時の型であるパットンM48A3戦車にも乗れそうだ。

ベトナム戦争といえばヘリ戦争でもある。『Hell Let Loose: Vietnam』では、UH-1をはじめとする当時の象徴的なヘリコプターのパイロットになれる。また、熱帯林の合間を進む河川哨戒艇(PBR)も、新たなビークルとして登場する。
さらに、ナパーム爆撃を要請すれば、敵兵が隠れ潜むジャングルをまとめて焼き払うことができる。さながら映画『地獄の黙示録』を思わせる光景が期待できるだろう。

南べトナム解放民族戦線(いわゆる「ベトコン」)によるゲリラ戦も忘れてはならない。『Hell Let Loose: Vietnam』では、ヘリを使えるのはアメリカ側だけである一方、人民軍側はトンネルを作ることができるという。(正規軍であるベトナム人民軍とベトコンが混ぜこぜになっている感があるが)これで秘密裏に部隊を展開し、アメリカ側を奇襲していく。どの程度のトンネルが作れるのかは不明ながら、会戦ゲームで地下フィールドを開発できるというなら興味深い。
ゲームとしては、5つ以上のエリアの支配をめぐる「Warfare」モードや、攻防に分かれて戦う「Offensive」モードなど6種のゲームモードが用意されている。
『Hell Let Loose: Vietnam』は2026年リリース予定。大人数チームでの対戦ゲームといえば『バトルフィールド6』がFPS界の話題だが、ここで敢えて60年代に戻りたい方は、忘れずにチェックしておこう。リリース前にはオープンベータも計画しているとのこと。
Gaming Device Power Tune for FPS

Source: Steam
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