『CoD:BO7』秘蔵版の予約特典デザイン変更、『BF6』を意識？ゾンビ続報は？

CoDシリーズ最新作『Call of Duty: Black Ops 7（コールオブデューティ: ブラックオプス7）』は11月14日発売予定で、Amazonでの予約受け付けも開始。10月3日よりベータが開催される。

8月20日の全体発表後から3週間が経過したところだが、続報が少ないことがコミュニティで心配されている。果たして開発現場では何が起きているのか。9月9日には、続報ではなく「予約特典アイテムのデザイン変更」が発表され、プレイヤーを困惑させている。

CoD:BO7：「秘蔵版」予約特典がデザイン変更

「昨今のフィードバック」を尊重する形で、『BO7』の「秘蔵版」に収録されている特典のデザインが一部変更されることになった。全体ではどのアイテムが対象になるかは不明だが、最初の例としてオペレーター「T.E.D.D.」への変更が紹介されている。

In the spirit of addressing some recent feedback, we're making a few visual changes to some of the Vault Edition Operators... starting with our favorite post-apocalyptic bus driver.

We think it's pretty face-melting. 🤖 pic.twitter.com/SYnUz51VEf

— Treyarch (@Treyarch) September 8, 2025

以前は温厚なバス運転手アンドロイドの顔をした、「メカ+ゾンビ」なT.E.D.D.（『BO2』のゾンビモードで初出のキャラ）。しかし新たなバージョンでは顔を大きく崩すなど、全体として恐ろしい雰囲気を漂わせている。

リプ欄では「予約状況がそんなに悪いのか」、「（プレイヤーの意見に）過敏になりすぎだけど、クールだね」など、突然のデザイン変更に対する戸惑いの声が見られる。日本のプレイヤーはどちらのデザインが良いと思うだろうか。

なお「秘蔵版」は現在予約受付中で、以下の特典が受け取れる。通常版とのさらなる違いは以下の記事で解説。

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やはり『BF6』意識？

なぜ急にデザインが変更されたのだろうか。具体的な経緯は説明されていないものの、海外FPSコミュニティにおける「『バトルフィールド6』vs『ブラックオプス7』」の議論とつながっていそうだ。

リアル・ミリタリーを意識したスキンを追求することを明らかにした『BF6』に対し、『BO7』では昨年から引き続き、良くも悪くも自由な発想のスキンが登場することが、予約特典など一部のアイテムを通じて明らかになっている。

ミリタリーゲームとしての没入感を求める海外FPSファンは、「フォートナイト化するコール オブ デューティ」への反発をいっそう強めているところだ。

こうした反発の声は開発スタッフの方にも届いているようだ。2024年の現行作である『Call of Duty: Black Ops 6（コールオブデューティ: ブラックオプス6）』から、新作『BO7』へのスキンの引き継ぎが中止されるなどの事態に発展した。詳しくは以下の記事で解説している。

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ゾンビの続報はどうなった？

開発現場は想定外の事態に振り回されている可能性がある。ファンが心待ちにする、『BO7』の続報がなかなか届かないのだ。

8月20日に『BO7』のキャンペーン、マルチ、ゾンビの概要が公開された際、ゾンビのさらなる情報については以下のように記載されていた。

• 数週間後にはゾンビの全貌が明らかに！
  • Black Ops 7ゾンビはとてつもない冒険となるでしょう。そのさらなる情報に関して、長く待つ必要はありません。Black Ops 7ゾンビの公式発表は、ほんの数週間後です！（CoD公式サイトより）

PS Blogではもう少し具体的に、「ゾンビファンの皆さんには、9月上旬にさらなる詳細の公開を予定しているのでご期待ください！」とある。

記事執筆時点で公開イベントから3週間ほどが経過し、そろそろ9月上旬が終わるところだ。しかし未だにゾンビの続報は掲載されていない。これについて、COD: Zombies Newsが気になる話を紹介している。

OFFICIAL: Treyarch cut out the part in the CodPod where they talked about the "week of zombies".

As a reminder, CodPod was filmed live during Gamescom.

In the official reupload, at 9:23, Treyarch says: "we got a teeny tiny little taste of what is coming to zombies and black ops… pic.twitter.com/bj5SjIZ2Ib

— COD: Zombies News (@MargwaNetwork) September 8, 2025

8月20日から24日まで行われた今年の「gamescom」イベントでは、CoDスタッフらによる公式トーク番組「CoDPod」も現地から配信された。編集されたバージョンがYouTubeで公開されているのだが、実は一部の発言がカットされているという。

9:23ごろ。Activisionのステファニー・スノーデン氏は「ゾンビのことも忘れてはいけません。ブラックオプス7のゾンビにはどんなものがやってくるのか、本当に少しのことしか分かっていませんからね」と語っている。そこからマイルズ・ロス氏の「オリジナルのクルーが帰ってきますよ...」へと続く。

ところがInkTVがアップロードした実際のgamescomの配信を確認してみると、このときのスノーデン氏の言葉は「...本当に少しのことしか分かっていませんからね。ゾンビ専用の情報公開はあとほんの数週間後ですし」となっているのが確認できる（9:50ごろ）。

カットされた理由は不明だが、配信から動画の公開までには7日ほどのラグがあった。この間に何かあったのだろうと察せられるが、スキンの変更作業を行っている点を踏まえると整合が取れそうだ。

現地時間9月30日には配信イベント「Call of Duty: NEXT」が開催。そして、日本時間10月3日からはいよいよ『BO7』のベータが始まる。パラマウントによる映画化が決まったことも相まって、今年のコール オブ デューティはシリーズのアイデンティティを問われる展開になりそうだ。

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Source: CoD Official