エレクトロニック・アーツが手がける『Battlefield 6(バトルフィールド6)』は2025年10月11日発売予定。対応プラットフォームはPC(Steam、Epic)、PlayStation 5、Xbox Series X/Sで、現在予約受付中。
今週末のリリースがいよいよ近づいてきた『BF6』。一方、テスト前から海外コミュニティで議論されてきた、「兵科ごとの武器選択の自由」について、ついに公式から明確な結論が出された。リリース時の公式プレイリストや、リリース時の変更点とともに確認しておこう。
『BF6』武器ロック論争の概要と決着

開発側の結論としては、リリース版『バトルフィールド6』では「武器ロックなし(open weapons)」。つまり『BF2042』から引き続き、すべての兵科がすべての武器に自由にアクセスできるのが基本となった。
一方で、BFシリーズの伝統型と言われる「武器ロックあり(closed weapons)」の公式プレイリストも併設される。要するにベータと同じ折衷案をとる形におさまった。
ちなみに「武器ロックなし」と「あり」では、戦闘体験が具体的にどう変化したのか。以下にテストから得られたデータがまとめられているが、おおまかに言うと極端な違いはないことをほのめかしている。
兵科ピック率の偏り
兵科のピック率については、「武器ロックなし」と「武器ロックあり」のプレイレスト間で、1~2%の差しかなかったという。つまり武器のロックをするか、しないかで、使用される兵科が偏ってしまうリスクは微少であることが示唆されている。
KPHの差
1時間あたりキル発生数(KPH)というデータも集計されたが、こちらも武器ロックのアリとナシ、両方のプレイリストで大差はなかったとのこと。
基本の「武器ロックなし」プレイリストの方が、コンクエストでは0.2、ブレークスルーでは0.1多くKPHを計上していた。
対戦時間の差
対戦時間については、「武器ロックあり」のプレイリストの方が、最大45秒長くなっていたという。これは割合にして3.75%の差だ(ブレークスルーとコンクエスト両方のデータ)。
蘇生率
「武器ロックあり」のプレイリストの方が、味方を蘇生する確率がやや高かった。ブレークスルーでは3%、コンクエストでは2%多く蘇生されており、上述の対戦時間の差につながっていると考察されている。
シグネチャー武器の使用率
各兵科にはシグネチャー武器が設定されているが、「武器ロックなし」のプレイリストでは、やはりより多くのプレイヤーがシグネチャー武器以外の武器を試していたという。
ただし斥候兵に関しては、たとえ武器を自由に選択できる環境でも、シグネチャーであるスナイパーライフルがよく使われていた。このスナイパーライフルのピック率自体も、両方のプレイリストで同じだったとのこと。
なお重要な点として、どちらのプレイリストでも特定の武器種が環境を支配することはなく、各武器のピック率はほどよく散らばっていたという。
交戦時間
対戦全体のうち、交戦が行われた時間も「武器ロックなし」と「あり」のプレイリスト間で違いはなかったという。小数点以下では差異があったが、切り上げで無視できる程度。
いろいろあったが結論:「武器ロックなし」の方が人気!
ベータでは、多くのプレイヤーが「武器ロックなし(オープンウェポン)」と「あり」の両方でプレイした結果、基本である「武器ロックなし」のプレイリストの方をより継続してプレイしていたという。
「最後に、オープンベータから得られたもう一つの重要な知見を。ほとんどのプレイヤーが両方のプレイリストを試し、その結果『オープンウェポン』のプレイリストを選び続けていました。これは、『バトルフィールド6』においてはオープンウェポンが正しい方向性であるという、私たちの確信をさらに強めるものです」
この点については、「武器ロックあり」のプレイリストがそもそもメニュー画面の奥まったところにあった点は補足しておきたい。また、そもそもこの議論を知らない人たちが、いちばん目につくところに置かれていた「オープン」の方をより多くプレイするのは自然な流れとも考えられる。
一方で、「武器ロックあり」の方をより好んでプレイしていたプレイヤーも一定数いたことは確認できているという。そこで上述の通り、「武器ロックなし」を基本にしつつ、「武器ロックあり」の方も公式プレイリストとして併設する形になった。
今回の発表に対し、伝統的な「兵科ごとに使える武器種を固定する」形式を基本にして欲しかったプレイヤーたちは、公式Xのリプ欄で不満を表明している。「数パーセントしか違わないなら固定していいのでは?」などの意見はもっともだ。
究極的には開発側の思惑が優先されたのだろう。日本のプレイヤーの方々は、今回の発表をどう受けとっただろうか。


FPS POWER TUNE


Source: BF6 Official
コメント
コメント一覧 (19件)
結局4も突撃兵以外だいたいカービンだったし、6はカービンだったのがARになるってだけの話だよ。
特に今作の突撃兵はたくさんいても戦車に無力、補給回復もできないからエイム強い人以外やる価値ないよ
あとは援護兵で芋砂問題は結局問題なかったし
4の時代、銃としてG36Cが好き故にどの兵科でもカービン使ってた自分としては、兵科に縛られず使いたい武器持てる方がありがたいかな。
競技性がーとかリアリティーがーとかもわからんでもないけど、使える武器を制限しない方がゲーム体験としては良くない?
少しは変わったと思ったけど全然変わってねえな
制限ありが目立たない場所にあった時点で公平じゃないわ
オープンウェポンは2042で慣れたからいいけど武器がオープンだからって援護兵でC4持てなかったりグレに兵科制限かかってたりするのはモヤモヤする
制限なしだとメイン武器2種持てる凸兵ばかりになる気がするんだけど。全部同時に持てるわけではないが、ハシゴ使えるビーコン置けるでどう考えても使ってて気持ちいいのは凸兵だよ。
武器2種使い切るころにはキルされてるだろうから弾薬箱もなくても困らんね。
4時代、銃としてG36Cが好きだったからどの兵科でもカービンばっか使ってた自分からすると、使いたい武器が兵科による制限がかかるのはストレス感じてしまうからフリーのがありがたい。
戦略がーとかリアリティーがーっていう声もわからんでもないけど、やっぱりゲーム体験としては自分が使いたいものを使える方が楽しめるんじゃないかな。
こんな前提条件が不公平でくだらん比較やって
意見きいてる風のスタンスやるの最高にDICEって感じ
そんなにオープンでやりたいなら最初からオープンだけでやりゃいいのに
無駄に人分散するだけじゃん
まあどちらか一方に絞るんじゃなくプレイヤーが好きな方やればいいっていう結論になりそうだし大して杞憂する必要も無いと思うわ。どっちのモードでやるか個人の判断で選べるのにグダグダ言ってるのはもう放っといていいと思う。