Treyarch「BO3は、Treyarch史上最高のPCゲームになる」 PC版が欲しくなるロングインタビュー全文

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ほとんどの『Call of Duty』スタジオは、まずは主要コンソール(多くはXbox)を中心に開発し、その後PCへ移植するというスタイルがとられていたが、『Call of Duty: Black Ops 3(コール オブ デューティ ブラックオプス 3)』ではPlayStation 4、Xbox One、PC版が同時に開発されている。 TreyarchのPC版リードデザイナー・Cesar Stastny氏は次のように述べ、これまでと異なった手法をとった理由を語っている。 「Black Ops 3は、当初からPCと次世代機版が同時に開発されている。」「我々は我々のスタジオ史上最高のPCのゲームを制作するため、専用のチームを用意したんだ。」

デディケイテッドサーバー

スタジオはCoDコミュニティの要望に正確に応えることによって、「PC史上最高のCoD」を制作するために尽力しているようだ。 「一部のファンはデディケイテッドサーバー(通常よりも快適な専用サーバーで、コストが高い)を望んでいる。」「だから、すべてのランクドマッチをプレイできる専用サーバーを発表したんだ。高品質なホストがいるかどうかを確認するのは重要だからね。」 bo3--ss

分割画面

PC版へは今年の非常に早い時期に、PC版初となるマルチプレイヤーでのスプリットスクリーン(分割画面)のサポートを発表している。 Cesar Stastny氏は「あらゆるタイトルに分割画面を求める人たちがいる。」とし、次のように説明した。「言ってしまえば、1台のマシンで2台のゲームクライアントを動かすことになるため、分割画面はこれまで採用しなかった。CPUの制約が生まれ、必要スペックが上がってしまうのが常に懸念材料だった。」 しかしながらTreyarchは、より「スケーラブル(拡張性のある)」なエンジンにより、PCで分割画面を動作させる方法を見つけ出したようだ。 「このクールな分割機能は、上下や左右、または2つのモニターにまたがって分割することも可能だ。プレイヤーは、キャンペーンやマルチプレイヤー、ゾンビでも分割画面でプレイできる。」「多くの人たちが楽しみにしてくれているはずだ。」

グラフィックオプション

ゲーム機とPCとの大きな違いは、圧倒的に豊富なパフォーマンスのオプションだ。それに対応するためにTreyarchが自信を持って送り出すのが、豊富なメニューと調整用のスライダーだ。 「微調整ダイヤルのように、自身のマシンとゲームプレイスタイルにフィットした設定に合わせわれる、パフォーマンス vs クオリティのオプションを豊富に用意したい。」 「多くのPCゲーマーは、自分のマシンで描画できる限界まで美しい見た目にしたいのは知っている。一方で、クオリティーを下げてでもフレームレートを上げたいPCゲーマーもいる。彼らがそんな設定を自由にできるようにしたいんだ。」

フレームレート

フレームレートをいつでも視認できるように、Black Ops 3には独自のFPSカウンターも用意されている。もし必要ならフレームレートを制限することも可能となっていて、マルチプレイでは200FPSが上限となっている。制限無しのモードでは、マシンが描画できる最高のFPSでプレイが可能だ。

FOV(フィールドオブビュー)

また、グラフィックメニューでは視野角(FOV)を設定する項目もしっかりと用意されている。いまだに多くの開発会社が実装しないこともあるオプションだが、Treyarchはきちんとカバーしている。

チート対策

さらにTreyarchは、一般的なプレイヤーがCall of Dutyへ求める、適切な「アンチ・チートシステム」にも取り組んでいる。 「Black Ops 3でのアンチ・チートはValveと統合され、本当に重要なアップグレードになる。これは、我々の今までのゲームで最高のプロテクトを提供することとなる。また、セキュリティチームも強化している。チーターはBANされ、クリーンなプレイヤーはグッドゲームを楽しめるように念を押している。」 Cesar氏はフェアプレイのファンでもあり、熱意を持って取り組んでいるようだ。 「技術レベルでのイタチごっこはとても面白いよ。めちゃくちゃ忙しいけどね。」「技術的にはハッキングや分解・分析は本当にクールだと思う。我々は技術者としてそれを学ぶこともある。しかし、残念ながらチートはゲームを台無しにするし、それを許すことはできない。」 「ビデオゲーム開発者としての私の目的は、人々が楽しむゲームを作り、人々が楽しみ、そのプレイを支援することだ。そんなわけで真面目に本当に真剣に取り組んでいる。」 BO3

VR対応

大いに期待を持てるPC版『CoD:BO3』だが、彼らが避けているものが1つだけある。バーチャルリアリティ、VRだ。 Oculus RiftやViveのコンシューマーエディションの発売が迫っているが、Treyarchはまだ値踏みをしているようだ。 「BO3のVR対応の予定はない。BO3のように走り回るゲームについてまわるいくつかの問題に対する解決策を探している。」「まだ誰もこの問題を解決していないだろう。いつか問題が解決されれば、新しい世界が広がるはずだ。その時がきたらもちろん参加し、行き先を見守る。」 3D酔いを始めいくつかの問題を指していると思われるが、解決策が見つかれば対応も考えられそうだ。もしかしたら未来のパッチで・・と思わせてくれる発言となっている。

lagometer

Treyarchはファンの要望すべてに応えよるかのように、よく知られていないいくつかのPC要素さえゲームに追加している。その1つが接続状況のグラフlag-o-meterだ。 「わたしにBlack Ops 2には無かった接続状況のグラフ(CoD:BOやQuake系などでもみられる、インターネット接続に関するネットワークのラグ・遅延をクライアントに表示するグラフ)の要求するのをやめないやつがいるんだ。」 「少なくとも月に1回は聞いてくる。そんな彼にお望みのものを与えてやろうってね。そう、これはまだ誰にも言ってないはずで、ここで初披露さ!」
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早期開示

Treyarchは、一般的にはリリースの直前まで発表されないことが多いPC版の最小要件を、かなり早い時期の2015年4月に発表し、ファンの信頼を得るために全てを開示すると語っている。 「我々がどれほどPC版Black Ops 3にどれくらいの力を注ぎ込んでいるか知って欲しいんだ。素晴らしいゲーミング体験を得られると確信して欲しい。」「ゲームをプレイしたいけどマシンが無い、そんな人にも十分な準備時間を持てるようにしたいんだ。」 「ベータに参加する機会もみなに与えたかった。事前購入で参加することができ、みんなが事前購入を出来るほどの確信をもって欲しかったんだ。」 『CoD:BO3』の発売日はPS4, Xbox One, PCが2015年11月6日で、PS3とXbox 360は現時点では未定。

Source: PCGamesN

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コメント

コメント一覧 (30件)

  • ゾンビはwawみたいにカスタムマップつくれたり、mod導入するかどうか話し合ってみるかもしれないって言ってたな

  • で、で、でたーーー!!
    こいつらお得意の史上最高wwww
    不安になってきた……

    • ただTAのCODはすべったことがBO2の最初にあったぐらい?だからなぁ・・・
      ゴーストが出てから「やっぱりBO2はバランスが良かったのか・・・?」(錯乱)状態なのかもしれんが

    • VACはSteam側のシステムじゃなかったか?どのシリーズにもVACはあるだろ

  • おぉ!力を入れてくれているの嬉しいし期待したいですね。グラフィック下げてパフォーマンスよくしなきゃ....

  • BO2はあまり好きではなかったが、Treyarchの姿勢には好感がもてる
    PC版の人口が増えることを期待している

  • BO2は最初FOV80までしか変更できなかったけど今回は大丈夫そうだな

  • PS4などで視野角変更できないのはなんで?
    技術的な問題?

      • BO1はPS3でもセーブデータ弄ればFOVは変更出来たからスペックはそんなに関係ないと思うよ

      • いや、FOV値を上げればマシンに負担がかかってCS機のスペックだと不安定になるからじゃないか

      • PS4,XboxONEの性能の何%発揮してるか知りたいですよね。
        まぁスペック不足でもっさりするぐらいならFOV変更できなくてもいいけど

  • パーティ以外ミュートを設定からできるようになった(部屋に入る度設定する必要がない)し、
    痒いところに手が届くのはありがたい

      • ゴーストはFoV80まで設定できるが?

      • 後から要望が入って変えられるようになっただけじゃん
        有志のFoVチェンジャーを認めたかと思ったら後々禁止にして公式で後から出したりしてさ
        PC版でやる意味考えてほしいよね

  • mod入れられたり、デディ鯖入れたりbo並みに盛り上がるといいですね。

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