RAZER、高性能ゲーミングノートPC「Blade 15」を8月3日に国内発売

RAZER、15.6インチ高性能ゲーミングノートPC「Blade 15」を国内発売
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Razerは、CPUに第8世代 Intel® Core™ i7-8750H(6コア) を搭載した15.6インチゲーミングノートPC 「Razer Blade(レイザー ブレイド)」の国内販売を2018年8月3日(金)に開始することを発表しました。希望小売価格は209,800 円~(税抜)。あわせて、Unity Technologyの小林信行氏によるインプレッションも掲載されています。以下プレスリリースより抜粋。

RAZER、15.6 インチ 高性能ゲーミングノート PC「Blade 15」を国内発売

リフレッシュレート 144Hz のモニター採用、ベイパーチェンバーによる高効率冷却システムを実装、高性能、高耐久をコンパクトなアルミ製ユニボディに

同製品は、Razer のシステム製品 国内正規流通代理店 株式会社デジカ(本社:東京都武蔵野市、代表:モモセ・ジャック・レオン)を通じて、以下の店舗で行われる予定です。

  • 日本向け公式オンラインストア RazerStore.com
  • ツクモ ( 東京秋葉原RazerStore x Tsukumo、名古屋 1 号店、なんば店、福岡店、DEPO ツクモ札幌駅前店)
  • ドスパラ(秋葉原本店、 名古屋・大須店、大阪・なんば店、札幌店)
  • ビックカメラグループ
The Razer Blade | Ultra Fast. Ultra Small. Ultra Powerful.

Razer Blade 15 は、CPU に第8 世代 Intel Core i7 - 8750H (6 コア、最大動作クロック4.1GHz)を搭載した高性能ゲーミングノートPC です。グラフィックスには、NVIDIA GTX 1070 (VRAM 8GB) Max-Q Design / NVIDIA GTX 1060 (VRAM 6GB)Max-Q Design を採用しています。

モニターは、15.6 インチサイズのFHD(1920 x 1080) 解像度でノングレアタイプのIPS パネルを採用し、最大で144Hz の高速リフレッシュレート* を実現しています。(* 一部モデルを除く)物理メモリーは標準で16GB で、最大32GB までアップグレードする事も可能です。ストレージには高速なM.2 接続のSSD を採用しています。

Razer Blade 15 の筐体は、CNC 加工によるアルミ一体型ボディを採用し、高性能・高耐久でありながら、同サイズのゲーミングノートとして世界最小の体積を実現しています。(製品発表時、Razer 調べ)また、この小型化を高性能のまま実現するために、従来はパイプ式であった冷却パーツを、液体の流動を排熱に使用するベイパーチェンバーに変更し、従来比で約30% も高い効率の冷却性能を達成しました。

Razer Blade 15 では、14 インチの従来モデルとほぼ変わらない本体サイズでありながら、モニターのベゼル部分を4.9mm まで薄くすることで、広くて美しい15.6 インチのモニターの搭載を実現しました。また、外部モニター用として、HDMI の他にmDP ポートを搭載しました。

Razer Blade 15 のキーボードは、Razer Chroma に対応したバックライト、アンチゴースト機能を搭載しています。タッチパッド部分にはガラス素材が新たに採用され、4 本指での動作にまで対応した高精度なジェスチャー操作も可能です。

通信機能としては、Wi-Fi はもちろん、最新のBluetooth®5 に対応しています。

RAZER、高性能ゲーミングノートPC「Blade 15」を8月3日に国内発売

RAZER、高性能ゲーミングノートPC「Blade 15」を8月3日に国内発売

RAZER、高性能ゲーミングノートPC「Blade 15」を8月3日に国内発売

Razer Blade 15 ベータテスター Unity Technology 小林信行氏によるインプレッションレポート

Razer Blade 2018 モデル

8th Gen Intel Core i7-8750H Processor /6 Core/12 Threads, up to 4.1GHz
NVIDIA GeForce GTX 1070 Max-Q Design / 8GB VRAM /VR Ready
16GB RAM / 512 SSD
230 W Power Adaptor

一言で言うと、

「スペック、デザイン、ポータビリティと、全てがAAA クラスの誰もが待ち望んでいた夢のマシン。これは本当に凄い。ゲーム開発での利用なら、SSD 1GB 1TB のモデルが狙い目」

敢えて言うなら、

「SSD が2GB 2TB のモデルも欲しかった」

外観

ボックスを開けた途端、高級感が漂うソリッドデザインが目を惹く。前のRazer Blade 2017 モデルも高級感のあるデザインだったが、曲面が比較的あるエレガントなデザインだったのに対し、今回の2018 モデルは実にストイックかつスパルタンなイメージで好感が持てる。ある意味、現在販売されているノートパソコンの中で、唯一MacBook Pro と同等かそれ以上の美しいデザイン。重さは2 キロだが、実際に持ってみるとそのソリッドな印象から軽く思えるぐらい。

特にそのこだわりは、裏側の処理をみるとよくわかる。ファンに接続しているエアインテーク以外は不用なパネルを省いたシンプルデザインで、ネジが全てトルクスネジという、MacBook Pro などと同様の仕様になっている。これは常にマシンを持ち歩きするエバンジェリストにとっては、高い信頼に繋がっている。(実は、Razer Blade 2017 は、Unity Technologies の海外エバンジェリストも愛用するマシン。このマシンの登場のため、MacBook Pro の使用比率が減ったぐらい高い評価を得ている。)

注目したいのは、モニタと本体を繋ぐヒンジ部分のエアフロー。これも考え方はMacBook Pro と同様だが、それらより積極的に開放されていて、ここからGeForce GTX 1070 の熱気が逃れるようになっている。おかげでGPU がフルパワーで回っていても、本体のキーボードやトラックパット部は熱くならず、非常に快適に使える。しかも開放部が増えたためか、全体にフルパワー時のファン音が、2017 モデルよりも下がったようである。

使用感

キーボードはUS キーを選んだが、これはゲーム開発者やエンジニアにとっては、ほぼ理想のキーボードかもしれない。各キーのストロークも十分で、打っていて疲れない。キータッチに関しては、明らかにMacBook Pro よりも上。また2018 モデルからはトラックパッドが大きくなったので、これもまた使いやすくなった。

電源

2017 モデルと大きく変わったのは、電源部の仕様。比較的コンパクトだった165W 仕様から、230W 仕様へと変更になった。GTX1070 をフルパワーで回すためには仕方のない部分。ただ電源アダプターも一回り大きくなった程度に収めてあるので、本体のポータビリティを阻害する要素にはなっていないのが嬉しいところ。

ディスプレイ

今回最も目立つ変更部分がディスプレイ。15.6 インチ、フルHD、144Hz の高リフレッシュレートの液晶は、Unity やMayaを使うのにはベスト。アイコンを中心とするUI 用フォントの表示サイズも、これ以上小さかったら見えないし、これ以上大きかったらデカすぎるという、絶妙のサイズで表示される。しかも発色が大変綺麗。これは開発だけでなく、ゲームプレイをする人にも喜ばれるディスプレイだろう。

Unityプロジェクトを使った印象

ユニティちゃんトゥーンシェーダー v.2.0.4にポストエフェクトをモリモリに使った、CRS Projectなどいくつかのプロジェクトを使って、2017モデルと比較してみた。総合的な体感速度としては、2017モデルの1.5倍ぐらいの印象だろうか?

元々2017モデルもよくできているモデルなので、目立って変わるということはないが、2018モデルではCPUやGPUのスペックが底上げされたぶん、それが安定度につながっている感がある。ノートを使っているというよりも、デスクトップマシンを使っている安心感のあるモデルだ。

特にそれはピーク性能で目立っており、2017モデルでは負荷がかかって一瞬フレームレートが下がるようなシーンでも、2018モデルは平気でこなす。これはVRなどの開発プロジェクトでも大変心強いことだ。ピーク性能に余裕があるほうが、最適化の結果が即、コンテンツの快適さにつながるからだ。

ちなみによくベンチマークに使っている、Candy Rock Star Projectのユニティちゃんトゥーンシェーダー v.2.0.4 / DX11 / Tessellationプロジェクトだと、

  • Razer Blade 2017モデル / NVIDIA GTX 1060:68~74 fps
  • Razer Blade 2018モデル / NVIDIA GTX 1070:158~ 200fps

最適化のやり方にもよるが、同じ Unityプロジェクトで100fps近い差が出ることもある。
すでに書いていることだが、GPUをガンガン回している時でも、ファンノイズが2017モデルよりも遙かに静かなのもよい。特にUnityやMayaなどの重めツールを使っていない事務作業の時には、ほとんど無音といってもいいぐらいに静かなパソコンである。

外部インタフェース

外部インタフェースは、USB-3が3つに、Thunderbolt3/USB-Cが1つ、HDMIが1つに、ディスプレイポートが1つ、最後にヘッドフォン端子が1つ。まったく十分である。

感想

Razer Blade 2017モデルも素晴らしいモデルであったが、2018モデルはそれを上回るモデルであることは間違いない。今まで、Razer Blade Proがちょい羨ましいなと思いつつ、Proではちょっと持ち運ぶのは無理だなと諦めていた人にはベストチョイスだと思う。

個人的にも、Unityを走らせるマシンとして、これ以上のものはない。リファレンスとなりうるマシンだと思う。ぶっちゃけ、もうAppleには優れたビデオチップを積んでいるノートパソコンを期待できないし、今回OpenGLが廃止されて全部METALになってしまったということもあり、今後、DirectXが十分に動き、かつOpenGLがガンガン動く高性能グラフィックワークステーションはRazer Bladeしかないような気がしている。

あと改めてUSキーは素晴らしいので、是非日本発売のラインナップに入れて欲しい。

Razer注釈
・本レポートは、あくまで小林氏個人によるものです。
・ Razer Blade 15は、ゲーミングノートPCとして開発されたもので、開発者・プログラマーに特定したものではありませんが、その高性能によりゲームだけでなく様々な用途にご使用いただけます。
・小林氏が試用しているものはRazer Blade 15のUSキーレイアウト版ですが、現状、日本国内では日本語キーレイアウト版のみの販売になります。
・上記ベンチマーク上のFPSとは、Unityのエディタ上に表示されるFPS値であり、ディスプレイ上では144fps (事実上 120 fps)になります。

Source: Pressrelease

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 144hzモニターがゲーミングノートでも標準化してきたな。

  • 144hzモニターがゲーミングノートでも標準化してきたな。

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