リリースから間もなく1カ月が経とうとしているライアットゲームズの超能力×タクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』。作中ではハンドガンからスナイパーライフルまで、それぞれ特徴のある17種の武器が使えますが、海外コミュニティでも2種類のライフルの違いが議論の的になっています。
それは「ヴァンダルとファントム、本当に強いライフルはどちらか?」。今回はこのテーマで2つの武器を比較していきます。
ファントム派vsヴァンダル派
すべての武器を一通り試してみたプレイヤーなら誰しも、使用感の似ている2種類のライフル「ヴァンダル」と「ファントム」をどう使い分けたらいいのかという点に疑問を抱いたことでしょう。
まず、購入フェーズではどちらも2,900クレジットなので、コストパフォーマンスの面では優劣をつけられないことが分かります。また、壁の貫通能力も両武器同じです。
TTKの比較では決着つかず
Redditのヴァロラントサブレでも2つのライフルの違いが気になるプレイヤーは多いようで、両武器の比較にはたくさんのコメントが寄せられていました。
TTK(敵をキルするまでにかかる時間)を距離とアーマーごとに比較すると、以下のことが分かります(胴体を撃った場合のみ)。
- シールドなし(100ダメージ)の場合
- 30メートルまではファントムの方が速くキルできる(約0.18秒)
- 30から50メートルの距離ではヴァンダルの方が速くキルできる(約0.22秒)
- ライトシールド(125ダメージ)の場合
- 30メートルまではファントムの方が速くキルできる(約0.27秒)
- 30から50メートルの距離ではヴァンダルの方が速くキルできる(約0.32秒)
- ヘビーシールド(150ダメージ)の場合
- 15メートルまではファントムの方が速くキルできる(約0.27秒)
- 15から50メートルの距離ではヴァンダルの方が速くキルできる(約0.32秒)
距離を近・中・遠3つに分割、敵の体力も3種類に分割し、合計9つの帯域で比較すると、ファントムが優位なのが5帯域、ヴァンダルが優位なのが4帯域なので、TTKではファントムの方がやや優勢ということになります。
もっとも実際の対戦では、どの交戦距離が多く発生するのか、敵はどのアーマーを購入している場合が多いのかなどはケースバイケースです。TTKで選ぶのであれば、綿密に計算して立ち回っている一部のプレイヤー以外にはほとんど好みの問題とも言えます。
発射速度ではファントムが優位
TTK比較では結論が出そうにないので、さらに細かい仕様を見ていきます。
- 発射速度
- ファントム: 11発/秒、ADS中は9.9発/秒
- ヴァンダル: 9.25発/秒、ADS中は8.32発/秒
- マガジンサイズ
- ファントム: 30発
- ヴァンダル: 25発
ADSをせずに1秒間撃ち続けた場合では、ファントムが1発分多く発射できるようです。マガジンサイズもファントムの方が5発多いため、発射速度の面では問題なくファントムの方がヴァンダルを上回っていると言えます。
交戦距離を意識するならヴァンダルの方が便利
ここまで大きな違いのない2つのライフルですが、肝心の与ダメージを比較すると大きな違いが分かります。
- ファントム
- 0から15メートル: 胴39、頭156、足33
- 15から30メートル: 胴35、頭140、足30
- 30メートル以上: 胴31、頭124、足26
- ヴァンダル
- 全距離: 胴39、頭156、足33
ヴァンダルは相手のシールドに関係無く全距離でヘッドショット確定キルを取れるのが注目点です。エイムに自信があるプレイヤーならヴァンダル一択となるでしょう。
また上述したように、遠距離ではどのシールドに対してもヴァンダルの方がTTKで優位を取っているため、遠距離での撃ち合いが頻発する対戦相手やマップでも、ヴァンダルに頼ることになりそうです。
一方で近距離で戦う状況が多いようならファントムの方が使いやすいようです。
リコイルコントロールのしやすさは?
近距離ならファントム、遠距離ならヴァンダム、といった結論が出せそうですが、ここでもう1つ重要なポイントがリコイルコントロールのしやすさです。プロ選手は別として、そもそも敵に弾を連続して当てにくい武器はなるべく避けたいところです。
リコイルコントロールについては多少の主観が入る余地もありますが、操作感としてはヴァンダルの方が最初の数発における縦反動がややコントロールしづらいという印象です。
画像で並べて確認しても、ヴァンダルの方が縦・横ともに反動がやや大きいことが分かります。ヴァロラントのゲーム性から考えると、撃ち合いが始まったとき、最初の数発は確実に胴体に撃ち込みたいところ。そうなると発射速度とリコイルのしやすさに若干の分のあるファントムの方が扱いやすいと思われます。
まとめ
- TTKの優劣は、交戦距離と敵の体力次第
- 近距離と発射速度に頼るならファントム
- 30メートル以上でもヘッドショットを狙うならヴァンダル
- リコイルのしやすさはファントムだが、この点は練習次第
いずれにせよ、『ヴァロラント』で勝利するには武器の選定だけでなく、資金管理や立ち回り、作戦立案能力や、マップ理解度といったさまざまなスキルが要求されます。今回の比較から分かった2つのライフルの相違点を頭に入れ、今後のランクアップに活用してみてください。
無料FPS『VALORANT(ヴァロラント)』の発売日は2020年6月2日で、対象機種はPC(Riot Games)。
Source: DEXERTO
コメント
コメント一覧 (3件)
防衛はヴァンダルで攻めはファントムって感じで使い分けてるかな
防衛は基本置きエイムで遠くから眺めること多いけど攻めは自分から突っ込むわけだし
まぁたかがゴールドの戯言だから上位のプレイヤーになるとまた意見変わると思う
ファントムの方がリココン難しいんだよなぁ...
んな近い距離でリココンしてもいみねーよw