今年のホリデーシーズンにマイクロソフトからリリースが予定されている次世代ゲーム機は「Xbox Series X(Xbox シリーズ X)」。
以前からシリーズXだけではなく、廉価モデルの「Xbox Series S(Xbox シリーズ S)」の2台体制となると噂されていましたが、次世代XBOXコントローラーが流出したことでその信憑性が大きく高まりました。
USB-C対応次世代XBOXワイヤレスコントローラー
これまで次世代ゲーム機「Xbox Series X」の本体画像やスペックなどはマイクロソフトが正式に公開していました。そのなかで「Xbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ 2」への対応なども発表されていましたが、唯一ベールを被ったままだったのが次世代型のXBOXコントローラーでした。 ところが本日、Twitterにて未発表の次世代型XBOXコントローラーを入手したという報告が上がる事態が発生しました。
Xbox series X controller found in the wild!! pic.twitter.com/TEns4z45CB
— Zak S (@zakk_exe) August 9, 2020
海外メディアのTHE VERGEはツイート投稿主のZak氏からコントローラーのパッケージや説明書の写真を入手して公開しています。 そこから判明した内容は以下の通りです。
- USB-C対応
- 単三電池2個
- XBOXワイヤレス対応
- Bluetooth対応
- シェアボタンが追加
基本的なデザインレイアウトはこれまでのXbox One用コントローラーを踏襲しつつ、あらたにシェアボタンを真ん中に追加しています。 コントローラーに大幅な改修を加えられ、「デュアルショック」から「デュアルセンス」に進化したプレイステーション 5向けコントローラーと比べても堅実な進化を遂げているようです。
Xbox Series Sの存在が明らかに
突然の入手報告がなされた次世代型XBOXコントローラーですが、コントローラー以外にも注目する点があります。 それがパッケージに記載されている対応機種のリストです。 そこには以下の通りに記載されています。
- Xbox Series X|S
- Xbox One
- Windows 10
- Android
- iOS
注目したいのがXbox Series Xの隣に添えられている「S」の文字。Xbox Series Xはすでに発表されていましたが、今回のコントローラーのリークによってマイクロソフトの隠し玉の「Xbox Series S」の存在が明らかになりました。これまでもマイクロソフトはハイエンドモデルの「Xbox One X」と廉価モデルの「Xbox One S」をリリースしていましたが、次世代機でもこの戦略は継続していくようです。
Xbox Series Sの性能は?
なお、マイクロソフトが実は次世代機を2モデル用意しているのではという噂は今年の春から出ており、6月にはマイクロソフトの内部資料が流出。 記載されていた情報によると開発キットには”Lockhart”モードという『Xbox Series S』向けと目される特別なものがあることが確認されています。
そのモードから読み取れるXbox Series Sの性能は7.5GBのRAMメモリを搭載し、GPUは4テラフロップ、CPUはXbox Series Xと同じものが採用されているようです。
実性能はアーキテクチャなどの要素により正確な数字は変動しますが、判明している数字だけから推測すると性能的には旧世代機の『Xbox One X』よりも劣るようです(Xbox One Xは12GB RAM、6テラフロップ)。 ただし、『Xbox Series X』はその性能から高価格になると予想されており、よりお手軽な価格で購入できる廉価モデルは魅力的かもしれません。また、マイクロソフトは次世代機に注力するために旧世代機の一部の生産を中止しています。 その穴を埋めるのがXbox Series Sなのかもしれません。
PS5も2モデル
ライバルの「プレイステーション 5」もディスクドライブ搭載版と非搭載版の2モデルを発表していましたが、こちらは性能差はありません。一方、マイクロソフトは性能が違う2モデルを用意してきました。
果たしてXbox Series SがXbox Series Xと同じ日に発売されるのかは不明ですが、来年の今頃はお店に4つも新しいハードが並んで賑やかなことになっているのかもしれません。
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