Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』ではイヤー6シーズン2「オペレーション・ノーススター」のアップデート情報が公開されました。日本時間5月24日深夜には「プレシーズン デザイナーノート」も公開され、Ash(アッシュ)の弱体化など、新シーズンの追加調整について解説されています。
Y6S2のオペレーター調整(追加分)
イヤー6シーズン2(Y6S2)「オペレーション・ノーススター」では、新防衛オペレーターThunderbird(サンダーバード)が登場する他、既存のオペレーターたちにも多数の調整が加えられています。
Mira(ミラ)やMaestro(マエストロ)、Melusi(メルシ)やSmoke(スモーク)への変更については、新シーズン発表の「開発パネル」映像で具体的な新仕様が公開されました。その後、日本時間5月24日深夜に公開された「プレシーズン デザイナーノート」では、配信では詳細が不明だったアップデートや、追加のアップデート内容を確認することができます。
弱体化:Ashのブリーチング弾が2発に、R4-Cもリコイル増加
- ブリーチング弾の数が3から2に減少
- リワークされたR4-Cのリコイルは、より制御が困難に:
- 垂直方向の反動が増加
- 水平方向への拡散は、より持続するようになり、右方向へより強くなる
- 長いバースト射撃時のリコイルが8発目から始まる(従来は12発目)
- ブリーチング弾は電気の影響を受けなくなった
Ash(アッシュ)はかつて防弾ガジェットが猛威を振るった環境でブリーチング弾が3発に増えましたが(5.4.0パッチ)、その後に爆発範囲が小さくなる弱体化を受けました(5.4.3パッチ)。そして今回の6.2.0パッチでは、ブリーチング弾の数が元に戻り、かつメインウェポンのR4-Cもリコイル増加と、明確な弱体化を受けるようです。
開発側の意図してはAshが「柔軟性と実用性に優れて」いるためにプレゼンス(ピック率)でも突出している点を抑え、またガジェット破壊用のサブウェポンGONNE-6の価値を相対的に上げていきたいようです。
とはいえY6S2では防弾ガジェット全般(特にバンシー)が弱体化される予定で、昨シーズンではFlores(フローレス)も追加されたことから、攻撃側全体の作戦への影響は限定的と思われます。
強化:Finkaのアドレナリンサージに調整
- Finka の能力は、仲間のベースヘルスをフルまで充填することです。余分にブーストされたヘルスはオーバーヒールとして計上されます
仕様の細かさと用途のニッチさもあり、競技シーンでは(一部のチームを除いて)あまり使われていないFinka(フィンカ)を強化。防衛側にThunderbirdが加入するため、ヒーラーとしての仕様を統一するようです。
デザイナーノートを読んだ限りでは「アドレナリンサージによってブーストした分のHPは、これまで経時で減少していたものが、(オーバーヒール分以外は)減少しなくなる」ものと思われます。一方、過去の開発パネルでは「サージで自己蘇生ができるようにする」というアップデート予定が言及されていましたが、今回はその点は反映されなかったようです。
強化:Zeroのアーガスがリチャージ式に
- Twitchのドローンと同じリソース管理システムをアーガスカメラに追加
- クールダウン:15秒
- 初回/最大ショット数:1
固有ガジェットに「アーガスランチャー / アーガスカメラ」を持つZero(ゼロ)は、「マップ内の任意の場所にカメラを最大4つも設置できる」、かつ「防衛側にはIQ(アイキュー)のようにカメラを探知できるオペレーターがいない」ということで前評判は高かったのですが、現在はニッチピックとしての立場に甘んじています。
理由としては「フラググレネードが没収された」、「アーガスカメラは設置音がも大きく、形状的にも目立つため破壊されやすい」、「レーザーも1発しか撃てない」、「ランクマに使えそうな研究がまだ少ない」などさまざまなものが挙げられますが、Y6S2ではそのうちレーザーの弾数制限が解除され、15秒のチャージ式ではあるもののラウンド中何発でも発射できるようになります。
テストサーバーで実験中の「死後のドローンやガジェットの操作」がライブサーバーに実装されれば、倒された後も4つのカメラで支援しつつ、さらにレーザーも撃てるようになるため、今後評価が一転するオペレーターかもしれません。
武器のバランス調整
弱体化:VigilのK1Aがリコイル増加
- 垂直方向の反動を若干強化
- 右側でよりコンスタントに強くなった水平方向の拡散範囲
- 長いバースト射撃時のリコイルは6発目から開始(従来は12発目から)
ドローンに対して自らの存在を消すことができ、またLion(ライオン)への数少ないアンチピックである遊撃オペレーターVigil(ヴィジル)ですが、メインサブマシンガンのK1Aにリコイル増加という弱体化が入るようです。
同時に実施されるSMG-12の強化と引き換えにK1Aの性能が落とされた形ですが、果たしてVigilを愛用するプレイヤーが納得のいくバランスになっているのかが気になるところです。
※追記:記事が「リコイル減少」となっていましたが正しくは「リコイル増加」です。
強化:Bearing-9のリコイル減少
- リコイルの改善で制御がより容易に:
- よりコンスタントに、中央に近くなった水平方向の拡散範囲
圧倒的な連射速度と引き換えにリコイルコントロールが難しい武器種・マシンピストルの中で、特にリコイルに難があったBearing-9が強化されます。デザイナーノートでは実際に「ラウンドあたりのキル数が減少している」とのことで、現環境の競技シーンでもHibana(ヒバナ)がハンドガンを使っている場面がかつてよりも多く見られていました。
Bearing-9は新オペレーターThunderbirdも所持しています。Thunderbirdは既にそのロードアウトから強オペであると評判が高いのですが、このBearing-9の使いやすさ次第でそれが決定的なものとなるでしょう。
強化:SMG-12のリコイル改善
- リコイルの改善で制御がより容易に:
- 最初のショットにおける反動の減少
- 垂直方向の反動の減少
- 左に行くほど予測しやすく、よりコンスタントに強くなった水平方向の拡散範囲
- 長いバースト射撃時のリコイルは12発目から開始(従来は6発目)
SMG-12は、デザイナーノートでも「過去の実績を見ても使いこなすのはかなり難しい」とされている高反動のマシンピストルです。これを持っているオペレーターの中でもDokkaebi(トッケビ)は特に、メインウェポンがDMRとダブルバレルスラグショットガンという構成であり、固有ガジェットは強力ながらガンファイトでの使いにくさは最新のピック率にも反映されています。
VigilのK1Aは上述の通り弱体化されるので、最も恩恵を受けるのはメインウェポンに変化がないWarden(ウォーデン)のようです。果たして実際のリコイル感や、各オペレーターの使用感はどう変化するのでしょうか。
一連の変更点は、日本時間5月25日からスタートするテストサーバーでぜひ試してみてください。
Source: R6S Official
コメント
コメント一覧 (2件)
フィンカは通常の回復扱いになったってことかな、相当使いやすくなりそう
ヴィジルの内容タイトルがリコイル減少になってますよ