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CoD:MWII キャンペーン概要:ストーリー / ミッション / IWのビジョン / AI兵士や"水"の革新的新技術を多数導入

CoD:MWII キャンペーン概要:ストーリー / ミッション / IWのビジョン / AI兵士や"水"の革新的新技術を多数導入
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ActivisionおよびInfinity WardによるCoDシリーズ最新作『Call of Duty : Modern Warfare 2 (コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2/ MWⅡ)』は、6月9日のトレーラーでその全貌が公開されました。

EAA!!もInfinity Ward開発スタッフによるプレゼンテーションから得られた、『CoD:MWII』のテーマや新技術の情報を紹介していきます。

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『CoD:MWⅡ』キャンペーンモード概要

まずは開発を手がけるInfinity Wardスタジオのヘッド、Pat Kelly氏から、新作『CoD:MWⅡ』の持つビジョンについて説明していただきました。

『CoD:MWⅡ』のビジョン

  • 『CoD:MWⅡ』のストーリーはフィクションでありながら、実際の出来事からインスピレーションを受けて製作されている
  • 英雄的な物語だが、登場するのはスーパーヒーローではなく、あくまでも生きた人間たち
  • 最新のグラフィック技術、AIテクノロジーを駆使し、リアルで活き活きとした世界を描く
  • キャンペーンやマルチなど、どのモードが好きな人でも集まって楽しめるゲームづくり

『CoD:MWⅡ』のドグマ

また、『CoD:MWⅡ』の開発にあたっては、他にも重視しているドグマ(教義)があるそうです。

  • 誰もが楽しめるか
  • 操作するのに説明が必要ないか
  • 進化とイノベーションはシンプルか。複雑にし過ぎていないか
  • リアルでクール、しかし大袈裟に煽り立てるものになっていないか
  • 「史上最高のもの」が作れているか

Kelly氏は開発にあたって、「以前からのCoDプレイヤーなら説明不要で理解できるものでも、新規のプレイヤーを混乱させないうに、シンプルな操作にこだわる」ことや、「前作(2019年版『CoD:MW』)のDLCなどとは思われないように、銃器の取り回し方や、レンダリング、音響など、細部まで納得いくまで作り直してきた」ことを強調。タイトルは『Ⅱ』でありながらも、誰にとっても新鮮なCoD体験になっているそうです。

『CoD:MWⅡ』キャンペーンのストーリー「いつもの仲間と新たな敵」

ストーリーディレクターのJeff Negus氏とヘッドライターのBrian Bloom氏は、『CoD:MWⅡ』のシングルプレイヤーキャンペーンについて解説してくれました。

『CoD:MWⅡ』キャンペーンのストーリー概要

  • テーマ:You are the company you keep(自分は自分がつるむ仲間)
  • 命題:自分が破壊しようとしているものを倒すためには、自分も同じようになる必要があるのか
  • あらすじ:「アメリカ側の空爆によって敵国の将軍が殺害されたとき、報復が約束された。タスクフォーク141とメキシコ特殊部隊がそれを止めない限り…」

ストーリーでは、前作『CoD:MW』でも描かれたプライスギャズの関係を軸に、ゴーストソープらタスクフォース141のメンバーが再登場し、新たな脅威に立ち向かいます。タスクフォース141の設立に貢献したCIAのラズウェル支局長も再登場。前作では裏方仕事が中心でしたが、『CoD:MWⅡ』では銃を手に現場にも顔を出すそうです。

新キャラクターも多数登場し、そのうちの一人としてスポットライトを当てられているのがメキシコ特殊部隊のバルガス大佐です。人物像の詳細は語られませんでしたが、キャンペーン全体を通しても極めて重要なキャラクターのようです。

Infinity Wardはこのバルガスのキャラクターデザインをするにあたって、世界中のコンサルタントを通じてメキシコの軍人・軍事関係者にコンタクトを取り、彼らが推薦する「理想の司令官」をリサーチ。満場一致で名前が挙がったとある人物にどうにかインタビューを行い、その人の考え方やモチベーションの拠り所をバルガスの設定に落とし込んでいったそうです。なお元ネタになった人物が誰なのかを明かすと、Infinity Wardの人々は消されてしまうとか...。

キャンペーン・ミッションの一部を紹介

  • ミッション:NIGHTWAR(ナイトウォー)
    • ラズウェルからの情報を元に、現地で勢力を拡げつつある組織アル・ハサンの司令官の排除、または捕獲に向かうミッション。ゴーストやソープら特殊部隊員たちは夜の闇にまぎれてヘリで降下し、目標地点に向かおうとするものの、その後ヘリが撃墜されてしまい、生存者を救助すべくヘリ墜落地点の確保に向かうことになる。
  • ミッション:WET WORK(ウェットワーク)
    • プライスとギャズが、アムステルダムの港湾で武器密輸組織のアジトを急襲する。『CoD:MWⅡ』の新メカニズムである「水泳」にフィーチャーしたミッションで、泳ぎながら投げナイフを使って敵を攻撃したり、深く潜って姿を隠し、水中からステルスキルを狙うなど、新たなモーションを体験できる。
  • ミッション:TOWER(タワー)
    • ヘリコプターを使って高層ビルの屋上へ降下。ラペリングを駆使し、ビルの壁面を縦横無尽に移動しながら屋内にいる敵を始末していく。プレイヤーは、どの階にいる敵をどのように排除していくか、任務遂行の順序を考える必要があるミッションとなっている。
  • ミッション:CONVOY(コンボイ)
    • ビークルにフィーチャーした、車両を使って目標を追跡するミッション(『CoD:MWⅡ』のビークルについてはマルチプレイヤーモードの記事で解説しています)。
  • ミッション:SHIPAF
    • 貨物船を伝って石油採掘リグに潜入し、ミサイルの解除を目指すミッション。

迫真の敵AI...ただしリアルすぎないように配慮

今回紹介された各ミッションでは、グラフィックの進化に合わせて、敵兵の動きや演出もより生々しく、人間味が感じられるものになっており、本当に「殺すか殺されるかの戦いをしている」という迫真の戦場が体験できます。

プレゼンテーションでは、映像の中では、敵はあくまでゲームらしく、一定のダメージを受けるとばったりと倒れてそのまま動かなくなり、至近距離でショットガンを撃ってもゴア表現はなし。過去の噂にあった「キャンペーンの敵は撃たれると死ぬまで悲鳴をあげてのたうち回る」や、「四肢欠損などのゴア表現」といった過激な演出は見られませんでした。リアルでありながら、あくまでもゲームとして誰もが楽しめるような節度を保っているようです。

もちろん暴力描写のON/OFF切り替え機能もあるのかもしれませんが、前述したように敵AIのアクションやリアクションは生々しいものなので、どこまで表現を突き詰めるかには慎重な判断が必要となりそうです。

「水」のクオリティが大幅に向上

「ああ、新作CoDは水が綺麗なのね。それで?」と、あまり興味を持てないCoDファンも多いでしょうが、配信画面越しでも笑ってしまうほど凝った作りになっていたので、ぜひ体感してほしいと感じた。

ゲームディレクターのJack O'hara氏の解説によると、『CoD:MWⅡ』では「水」のあり方が再定義され、キャラクターの水泳機能の導入に合わせて、すべてのモードで水場を戦闘に活用できるようになるそうです。

この「水」には、綺麗な水から濁った汚い水まで、さまざまな種類があります。日中の綺麗な水の中では、差し込む太陽の光が美しく感じられる代わりに、敵からも自分の姿がよく見えてしまいます。逆に濁った水の中では、自分の視界がやや遮られる代わりに、敵からも逃げやすくなります。

キャラクターやオブジェクトとの相関によって本物らしく波打つ水は、サーバーとクライエントの両方で描写されているそうです。波全体はサーバーサイドでシミュレーションし、その後クライエントのPC側で、キャラクターの動きに合わせた波の動きを細かく調整していくという仕組みです。

水のグラフィックは、美しいだけでなくゲームプレイにも影響を与え、水中からの発砲では弾速が落ちます。また、ボート水陸両用車両など、「水」の動きをさらに豊かにするビークルも新たに登場します。

全体的に夜間でのミッションが多いという印象でしたが、これもリアル志向の結果なのかもしれません。

炎の描写もクオリティアップ。まだ画像はないが、銃の描写もお楽しみに!

進化したAI兵士たち

『CoD:MWII』でのNPC兵士たちを動かすAIは、『CoD:MWII』の世界に生命を吹き込むのに欠かせないものとなっているようです。

AIはキャンペーン、マルチ、どのゲームモードでも同等のクオリティを発揮し、自分自身を守るように立ち回ります。前作『CoD:MW』ではAI兵士の動きに本物の兵士らしくない部分が多数指摘されたとのことで、『CoD:MWⅡ』では、たとえば道の角やオブジェクトの裏側など、人間が隠れられるスペースを認識し、素早く丁寧にクリアリングを行ないながら前進するなど、本職の軍事アドバイザーから指導を受けながらクオリティを上げていったそうです。

そして、AIはプレイヤーを尊重して立ち回っています。仲間同士の場合はプレイヤーに協力し、ボディランゲージを使ってコミュニケーションを試みたり、戦闘以外の場面では人間らしい生活感を表現することもできるそうです。また、兵士だけでなく民間人用のAIもあり、突然の戦闘から逃げ惑うなど、ストーリーの臨場感を引き立てるのに寄与します。

この新たなAIは全てのゲームモードで活用していく予定で、開発側は「プレイヤー1人に対してAI 300体」といった環境さえも目指しているとのこと。このAI兵士は、『CoD:MWⅡ』に合わせてリリースされる『ウォーゾーン2.0』にも投入されます。

CoD 新時代「CoD 2.0」

今回のプレゼンテーションからは新時代「CoD 2.0」を名乗るに相応しい、新たな試みの数々が盛り込まれていることがうかがえました。『CoD:MWⅡ』に合わせてリリースされる『ウォーゾーン2.0』についても、その詳細が気になるところです。

まだ詳細は明かされていませんが、『CoD:MWⅡ』ではさらに進化したスペシャルオプスモードもあり、過去作と同様、リリース後も充実のシーズンコンテンツが追加され、コミュニティイベントも開催されます。

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Source: PressRelease

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • MWⅡではゾンビが実装されないのですね(泣)
    正直マルチなんて人の揚げ足を取るような、はっきり言って汚い戦法ばっかりで、ヘタクソな自分は何度PS4のコントローラを叩き壊したか💢

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